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ListView.builderとListView.separatedの活用法と効果的なメモリー管理

Flutterでは、スクロール可能なリストを作成するためにListViewが利用されます。その中で、ListView.builderとListView.separatedは見た目は似ていますが、違いがあります。


ListView.builder

ListView.builderは、リストアイテムを動的に生成する際に使用されます。アイテムの数が非常に多い場合や、データソースが動的に変化する場合に効果的です。例えば、APIから受け取ったデータを基にリストを作成する際に便利です。


必読| ListView:効率的なメモリ管理

FlutterのListView.builderは、アイテムを動的に生成する強力なツールで、特に大規模なデータセットを処理したり、無限スクロールなどの場合に非常に有効です。このウィジェットは、アイテムが画面に表示されるまでアイテムをビルドしないため、メモリ使用量とパフォーマンスに非常に効果的です。

動的アイテムの生成

ListView.builderは、アイテムが画面に表示されるまでアイテムをビルドしません。これは初期のロード時にすべてのアイテムを生成する必要がないため、アプリの起動速度を向上させます。

itemCountを100で設定し、printを入れて実験してみましょう。

上記のように画面が生成され、printは以下の通りです。

itemCountを100に設定しましたが、printは100個が出力されませんでした。

ユーザがスクロールを下げたときにprintが出力されることが確認できます。

効率的なメモリ管理

ListView.builderは、画面に新しいアイテムが表示されるたびに必要なだけのアイテムを動的に生成します。これにより、メモリを効率的に使用し、アプリのパフォーマンスを最適化できます。

応用例

  • 大規模なデータセットの効率的なロード:大量のデータを処理する際にユーザーエクスペリエンスを向上させます。

  • 無限スクロール:ユーザーがスクロールするたびに新しいデータを動的にロードできます。

ListView.builderはFlutterで効率的で優れたパフォーマンスを提供し、特にデータが大きいか、動的にロードする必要がある場合にお勧めの方法の一つです。

これらの利点を考慮してListViewを活用すれば、効果的なアプリのパフォーマンスとメモリ使用を最適化できます。


ListView.separated

ListView.separatedは、アイテムを作成する方法はbuilderと同じですが、アイテムごとに区切り(セパレータ)を追加することができます。これはリストの各項目の間に線やスペースを追加したい場合に役立ちます。

締めくくり

ListView.builderとListView.separatedの特徴と違いを調べ、リストを作成してみました。 これにより、それぞれの状況に合わせて使用でき、効率的にメモリを管理することができます。

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