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STAEDTLER micromatic 777 15

こんにちは、櫟です。
先日初期型のマイクロマチックを手に入れたので、特徴や後期型との違いなどを紹介していきたいと思います。

基本情報


製造国:西ドイツ
発売年:1983-84年頃
型番:777 15

重量:19g
全長:13.7cm
芯径:0.5mmのみ

カラーバリエーション
・ブラック
・シルバー
・ゴールド

相場:4-7万程度(2024年9月時点)


このペンの最大の特徴としてフルオートマチック機構が挙げられます。

ガビガビのGIF

ノック部がないので、芯タンクに芯が充填された状態でペン先を紙面に当て、上下させると芯が繰り出される方式が採用されています。
筆記の際には、紙面から先端を離すと毎回チャックが開放されて、ガイドパイプが紙面に押し付けられるとチャックが閉じる仕組みになっているみたいです。

またグリップは金属製になっており、例えるならクルトガダイブのグリップが全て金属になって突起どうしの間隔が狭まった感じです。
意外と持ちやすく、機構が全てグリップ内部に収まっているため低重心です。

キャップにはW.Germanyの刻印

前期と後期の違い

初期型
後期型

違いは主に2つありまして、1つが先端プッシュ機構ともう1つが口金・グリップの形状と表面加工です。

後期には先端プッシュ機構がついています。

予想ですが、発売当時ガイドパイプを紙面に当てて筆記する事自体が人々に受け入れられず先端プッシュ機構を搭載したのだと思います。

また口金に関して、初期は曲線が多く表面が艶消しされているのに対して後期は角張っていて表面に艶があります。

グリップに関しても初期型はほぼ等間隔に突起が並んでいますが、後期型は先端にかけて間隔が短くなっています。

使用感

アルファマよりも若干グリップが太い

使用感としては可もなく不可もなくという印象。

芯は良い具合に繰り出されるが、オレンズネロやアルファマチック等と比べると紙面との摩擦をよく感じます。正直実用するために買うのはオススメしません。

またガイドパイプが押し付けられる際の後退具合に個体差があります。購入する際は確認することをオススメします。

最後に


画像を提供してくださったNoir様には感謝です🙇‍♀️
ご覧いただきありがとうございました。

以下出典・説明書

初期型の説明書(1984年9月)
後期型の説明書(1985年7月)

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