PS4の格安神ゲー 『アンチャーテッド4 海賊王の秘宝』 クリアレビュー （PS5）
『財宝か？欲しけりゃくれてやる。探せ！この世の全てをそこに置いてきた！』
お宝というのは、いつの時代も男たちの魂を震わせてきた。
どうも、お久しぶりの更新になります、あらぶじんです。
今回レビューするゲームは、2000円で購入することの出来るの神ゲー『アンチャーテッド 海賊王の秘宝』。
アンチャーテッドシリーズといえば「プレイする映画」と言われるほどクオリティが高く、実写映画化も決定している超ビックタイトルだ。
開発は『クラッシュバンディクー』や名作『The Last of Us』を手がけるノーティードッグ、この時点で約束された神ゲーと言っても良いだろう。
そんなアンチャーテッドのシリーズ4作目にあたる本作を、過去作未クリアの私がレビューしようと思う。
未クリア、という部分に疑問を感じた人もいるだろう。
私は初代アンチャーテッドを開始30分で投げ出した男だ、リマスター版ではあったが、今の時代にPS3のゲームを遊ぶのは少しきつく、断念してしまった。
そのため、過去作既プレイ未クリアの男によるレビューとなる。
もし間違った解釈をしているところや、突っ込みどころがあればコメントをお願いします。
それでは、早速レビューに入るとしよう。
⚠︎PS5でプレイしています。
ストーリー
舞台は前作『アンチャーテッド -砂漠に眠るアトランティス-』から3年後。
主人公「ネイサン・ドレイク（ネイト）」は共に冒険を歩んできた女性「エレナ」と結ばれ、幸せな生活を送っていた。
結婚を機に危険なトレジャーハンター稼業を引退していたネイトだったが、ある日、死別したと思われていた兄「サム」が来訪し、冒険への協力を依頼される。
サムが持ちかけたのは、18世紀に存在した海賊王「ヘンリー・エイブリー」の秘宝が眠るとされる海賊たちの国“リバタリア”への冒険だった。苦悩の末、ネイトはエレナとの平和な生活を抜け出し、サムとの冒険に乗り出すことを決める。
世界中で秘宝に繋がる手がかりを探すうちに、やがて2人は“リバタリア”があるとされるマダガスカルの地へと導かれてゆくが…。
海賊王の秘宝を巡る、ネイト最後の冒険がはじまる。
Amazon商品ページより引用
ネタバレを避けるため短めに話させてもらう。
ストーリーはよく出来ており、エンディングが流れた時にはつい拍手を送ってしまった。
「そうそう！そうだよ！こう言うのだよ俺が求めていたものは！」
インドアな自分が、宝探しでこんなにもワクワクドキドキできるのか！と少し驚いたが、思い返せば子供の頃はみんな冒険に憧れていたのではないだろうか。
子供の頃に抱いていた冒険心、探究心、遊び心、それらを無くした大人にはなりたくないと思わせてくれた、まさにプレイする映画だった。
単体の作品としてよく出来ており、過去作を遊んでいなくても十分に楽しむことができたが、遊んでおいた方が胸が熱くなるポイントは多いだろう。
グラフィック
記事に貼られている画像を見てもらえれば分かるように、このゲームのグラフィックはPS4のゲームの中でも最高峰と言って良いだろう。
風に揺れる草木や太陽の光が乱反射する海、人々が行き交う商店街に、隠された洞窟に差し込む一筋の光。
全てが現実よりも美しく、その場の空気、香りまでもが伝わってくる。
”プレイする映画"と呼ばれるのはこの美しいグラフィックが理由の一つだろう。
しかし、このゲームが素晴らしいのは、美しいグラフィックだけではない。
グラフィックに頼り切ることなく細かなところまで作り込んでいるところだ。
例えば、商店街に並ぶ店では、実際にコックがフライパンで調理している姿を見ることができる。
横に置かれいる材料や、ちょっとした小物までしっかりと作り込まれており、実際にここで人々が生活している姿を想像することができる。
他にも、海に潜れば服や髪の毛は数分間乾かないし、車が水たまりに突っ込めば飛び散る泥水で車体がひどく汚れる。
現実では至極当たり前のことだが、ゲームでも当たり前なのか、と言われると話は違う。
真のグラフィックの良いゲームとはこのようなゲームを言うのだろう。
このリアリティの追求こそがノーティドッグが支持され続ける理由かもしれない。
フィールド
フィールドはオープンワールドではないものの、十分すぎるほど広大でバリエーションも豊富だ。
賑わう商店街、草木が生茂る孤島、金持ちの集まる豪邸、静まりかえった視野の住宅街などなど、ここにあげていたらキリがない。
グラフィックの内容と少し被ってくるが、やはり驚くのは細かな部分までこだわった作り込みだ。
下の商店街の画像を見て欲しい、左ではバナナを売る男性、右には雑談をする男女や並べられた商品を眺める女性。
ただ置かれているだけのNPCにすぎない彼女らの日常生活を想像することができるだろう。
他にも、廃れた街に行けば、大量の壊れたテーブルと無造作に置かれたビール瓶、サビまみれの刀が転がる鍛冶屋を見つけることができる。
数百年前、ここでは多くの人々が生活を共にしていたのだろう、と栄えていた時代を想像することができる。
こうした生活感の演出により、ゲーム内の世界がよりリアルになっている。
このゲームの没入感の高さは、このような細かな作り込みによるものだろう。
パルクール
フィールドにはパルクールが多数設置されている。
町中で言えば、ロープを引っ掛けて屋根の上までのぼり、屋根から屋根へと大ジャンプで飛び移る、だったり。
無人島に行けば、崩れる崖を腕力のみで登り、木の枝にロープをかけてターザンのように離れた場所へ大ジャンプ、なんてことも出来る。
基本的にパルクールは一本道となっている、テレビ番組 SASUKE のようなステージがフィールドに散りばめられているといえば想像しやすいだろう。
本作は、自由度は高くないかもしれないが、制作チームによって用意された道筋を辿っていく楽しさを味合わせてくれる。
オープンワールドで何をすれば良いのかわからない時の不安感とイライラを想像してみて欲しい、本作にはそんなものは一切なく、緻密に設計されたフィールドを制作チームの思惑通りに進むことの気持ちよさを体験することができるだろう。
アクション
このゲームがプレイする映画と呼ばれる理由の一つとして先ほどグラフィックを紹介したが、一番大きな理由は多彩なアクションとその見せ方にあると思う。
上に貼られている画像のように、戦闘中にロープを使って断崖絶壁を移動するなどのアクションは迫力満点だ。
上の画像を見て欲しい、これは敵の戦車から逃亡するシーンだ。
このシーンでプレイヤーが出来るのは銃を撃つことのみ。
にも関わらず、このシーンはこのゲームの中でも一番没入感があると言って良いだろう。
ギリギリまで迫る敵の戦車をバイクで華麗に避けつつ銃を撃ちまくる迫力は. プレイする映画 そのものである。
いや、迫力や没入感で言えば映画など超えていると私は感じた。
例えるならばディズニーランドのスターツアーズのような、映画館の4DXのような、あたかも自分がその世界にいるかのような体験だ。
是非本編を遊んで映画を超える体験をしてみて欲しい。
謎解き
お宝探しに謎解きは付き物だろう。
プレイヤーはお宝を求めて訪れる地で、多くの謎を解くことになる。
面倒だなぁと思うかもしれないが、これがまた良くできている。
一見すると難しい謎解きに感じるが、至る所にヒントが散りばめられており、私のような謎解きが苦手な人間でも楽しく遊ぶことができた。
謎が解けた瞬間の達成感はこのゲームのモチベーションにも繋がるし、非常に良い要素だと思った。
戦闘
先ほどからちょくちょく話題の出ていた戦闘。
戦闘スタイルは銃をバンバン撃ちあう方法と、ステルスキルをうまく使用して隠密に攻略していく、この二つのスタイルがある。
敵を倒すことで、その敵が使用していた武器を奪うことができる。
銃弾も落としてくれるため、弾数を気にすることなくバンバンと打ち合うことが可能となっており、ストレスなく遊ぶことができた。
中にはグレネードランチャーやスナイパーライフルを持っている敵もおり、そいつらから奪った武器で敵を一掃するのはかなり爽快だ。
ステルスキルはかなり簡単で、誤って敵の前に出てしまっても、瞬時に四角ボタンを押せばステルスキルをすることができる。
しかし、全ての敵をステルスでやり切るのは相当な技術が必要なため、ある程度の数を倒したら銃をぶっ放すような戦闘が主になるだろう。
ほどよく難易度も高めで操作性も良く、非常に良い戦闘システムだなと感じた。
ローディング
驚くかも知れないが、このゲームにはゲーム開始時をのぞいて、ロード画面が存在しない。
つまり、プレイヤーは一度ゲームを始めたらロード画面の退屈な体験することなくゲームを遊び続けることができる。
言うまでもなく快適だし、ゲームへの没入感も自ずと上がる。
PS5のゲームですら数秒のロード画面が存在しているのに、このゲームは5年も前からロード無しという究極のゲーム体験をプレイヤーに届けていた。
正直この快適さを知ってしまったら、少しのロードすら煩わしく思ってしまうだろう。
まとめ
アンチャーテッド4は、細かな部分まで作り込まれたフィールドに、PS4最高峰とも言われるグラフィックが合わさることで、現実よりも美しい世界を作り出した。
一本道ゲームの良さが詰まっており、制作チームが用意した通りに進行する快適さと楽しさを味わうことができる。
ロード画面が存在しないため、作品への没入感が上がるとともに、あまりの快適さに他のゲームのロードを煩わしく感じてしまうだろう。
アクションシーンの迫力や少年心をくすぐるストーリー展開は素晴らしく、まさに プレイする映画 と呼ばれるにふさわしい作品だった。
このゲームが2000円という安価で遊ぶことができるのはとんでもないことだ、PS4を持っているならば絶対に遊ぶべきタイトルだろう。
というわけで今回は アンチャーテッド海賊王の秘宝 をPS5でプレイした感想をだらだらと書いてみた。
緊急事態宣言も延長され、まだまだ外出のできない期間が続きそうだ。
ステイホーム中、本作で世界中を大冒険してみてはいかがだろうか。
久々のレビューだったので、変な部分があったら申し訳ない！
もう少し高頻度でNoteを更新できるように頑張るので、ちょっと待ってて！
それではまた次の記事でお会いしよう、SeeYou！
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