パチンコ簡単計算(005~008)

[005]
3、大当り1回分の獲得球数 

 ホールによってドル箱の大きさや形は異なります。【例題1-2】にあるように1箱分の球数を覚えていれば問題ありませんが、いつもそういうわけにはいきません。 
 店員さんに尋ねても、さすがに1箱に何球入るかまでは把握していないでしょう。 
 本当は1箱満タンになった時点でジェットカウンターに流して球数をチェック&メモ帳に記入するのがベストなのですが、なかなかそうもいきません。 
 そこで、大当り1回分につき、だいたいどれくらい球が増えるのか概算できるようにしておきましょう。 
 細かい説明は算出方法に記載していますが、簡単に言うと「アタッカー賞球-2」「カウント数」「ラウンド数」をかけ算すれば平均の収支球数が算出されます。 
 「3&4&6&14」で「9C15R」ならば、 
   12*9*15=1,620 
より、およそ1,620球増える計算になります。 
 また、近年は電チュー賞球が3の機種も増えてきていますが、よほど上手く打たないと、普通は確変or時短中に球が減ります。だいたい回転数と同じくらいの球数が減るものだと思って差し支えないでしょう。 
 「3&10&13」で「8C16R」の機種が、確変中に40回転で当たったとすると、 
   11*8*16=1,408 
から40を引いて、 
   1,408-40=1,368 
より、約1,368球増えたということになります。




[006]
【例題3-1】 
 以下の機種の、大当り1回分の獲得球数を算出せよ。 
(1)3&4&10&13、9C15R……CRF春のワルツMF-T 
(2)3&5&10&15、10C15R……CRエイリアンVSプレデターFPF 
(3)3&3&10&14、8C15R……CRぱちんこ冬のソナタ2 
(4)3&4&10&15、7C5Rと7C15R……CRハイパー海物語INカリブSAE 

【例題3-2】 
CR新世紀エヴァンゲリオン使徒、再びSFWは「3&3&10&13」「9C15R」である。確率変動に突入し、55回転で大当りを引いた。このとき、およそ何球増えるか。 



【解答3-1】 
(1)11*9*15= 1,485球 
(2)13*10*15=1,950球 
(3)12*8*15= 1,440球 
(4)13*7*5=  455球 
   13*7*15= 1,365球 

【解答3-2】 
   11*9*15=1,485 
から、55を引けばいいので、 
   1,485-55=1,430 
より、およそ1,430球増える。




[007]
4、○回転中に大当り 

 ここでは、時短引戻しの確率や、通常時○回転以内に当たる確率を解説します。 
 例えば、1/315.5の機種を考えます。これは当たる確率なので、ハズれる確率は314.5/315.5になります。電卓で計算すると『0.9968304』と出ます。 
 2回連続でハズれる場合は、この値を2回かけ算すればよく、5回連続でハズれる場合は、この値を5回かけ算すればよいです。 
 やり方は、電卓の“×”を2回押します。そうすると、電卓の液晶に“K”という文字が出現します。これは“=”を押すと例えば『0.9968304』をどんどんかけ算していくという意味です。 
 つまり、“=”を1回押すと2回連続でハズれる確率が、“=”を4回押すと5回連続でハズれる確率が電卓上に表示されます。 
 100回時短中に連続でハズれる確率は“=”を99回押せば表示されますが、99回も押すのは面倒です。これはある工夫をするともう少し楽に出せます。 
 10回連続でハズれる確率を表示させた後、つまり“=”を9回押して『0.968752』が表示された後、“×”を2回押します。これで今度は、『0.968752』をかけ算していくという意味に変わります。 
 ここで“=”を1回押せば20回連続でハズれる確率が表示されます。9回押せば100回連続でハズれる確率が表示されます。『0.7279907』が100回連続でハズれる確率です。 
 さて、○回転以内に当たる確率を求める場合、上で出てきた値に“-1”をすればいいです。『0.7279907』に“-1”をした値『-0.2720093』の数字の部分が、100回転以内に当たる確率です。“×100”をすればパーセンテージが表示されます。 
 つまり、この機種の時短引戻し確率は約27.2%です。 
 また、同様の方法で通常時に○回転以内で当たる確率も求めることができます。 
 そして、ここからが非常に重要なのですが、通常時に低確率の分母の回転数以内で当たる確率は、どんな確率の機種であれ、約63~64%と出てきます。 
 これはつまり、1ヶ月毎日パチンコをするとして、その内約11日くらいは初当りが低確率の分母よりも遅いということを意味します。




[008]
【例題4-1】 
 以下の機種の時短引戻し確率を求めよ。ただし、2R時短当選も引戻しに含めるものとする。 
(1)1/356.2、時短100回……CRF創聖のアクエリオンSF-TV 
(2)1/287.8、時短100回……CRガッツ石松の最驚伝説HR-T 
(3)1/256、時短50回……CR新世紀エヴァンゲリオン奇跡の価値はMF 
(4)1/99.25、時短10回……CRぱちんこ黒ひげ危機一発2S80TF1 

【例題4-2】 
 以下の機種で、分母の数の回転数以内で当たる確率を求めよ。ただし、分母が小数の場合は切り上げて考えるものとする。 
(1)1/398.9……CR42.195キロX 
(2)1/310.60……CR宇宙戦艦ヤマトFPL 
(3)1/205.3……CR信長の野望N-K 
(4)1/97.7……CR春夏秋冬GL 
(5)1/58.1……CR五右衛門SR 

【例題4-3】 
 1/399.25のCR花の慶次S-Vで、1000回転ハマる確率と2000回転ハマる確率をそれぞれ求めよ。 



【解答4-1】 
(1)約24.5% 
(2)約29.4% 
(3)約17.8% 
(4)約 9.6% 

【解答4-2】 
(1)約63.27% 
(2)約63.32% 
(3)約63.43% 
(4)約63.51% 
(5)約64.10% 
※以上より、どんな機種でも分母回転数以内で当たる確率は約63~64%ということが分かる。 

【例題4-3】 
1000回転 約8.14% 
2000回転 約0.663%

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