間違えやすい日本語2

【一般常識問題2】
《間違えやすい日本語2》
次の「意味を間違えやすい日本語」について、(1)~(4)の言葉のうち意味が正しい方を選べ。

(1)気の置けない人
あ、親しい間柄の人
い、親しくない間柄の人
(2)情けは人の為ならず
あ、他人に甘い情けをかけると、本人のためにならない
い、人に情けをかけると、巡り巡って自分に返ってくる
(3)檄を飛ばす
あ、激励する
い、自分の主張を強く訴える
(4)おざなり
あ、いい加減にして何もせず放置する
い、その場逃れにいい加減な言動をする






【一般常識解答2】
あいいい
1.親しい間柄の人
2.人に情けをかけると、巡り巡って自分に返ってくる
3.自分の主張を強く訴える
4.その場逃れにいい加減な言動をする



【一般常識解説2】
「気を置く」は、相手を余計に意識してしまう、相手に遠慮してしまう、という表現です。したがって、「気の置けない人」は、気を遣わなくてもいい相手を意味します。

「情けは人の為ならず」は、人にかけた情けはいつか自分に戻ってくるので、他人には情けをかけて親切にするべきである、という表現です。情けをかけるのは人のためではなく自分のためだ、という意味です。

「檄」とは、一般大衆に自分の主張や考えを強く訴える文章のことで、「激励」の激とは違う漢字であり意味が異なります。したがって、「檄を飛ばす」には、激励するなどの意味はなく、自分の主張を強く訴えるということを意味します。

いい加減に対応するという言葉には、「おざなり」と「なおざり」があります。「おざなり」はその場逃れにいい加減な言動をすること、「なおざり」はいい加減にして何もせず放置することを意味します。どちらもいい加減ですが、するかしないかに大きな違いがあります。する方がおざなり、しない方がなおざりです。例えば、「政府は国民の意見をおざなりにしている=国民の意見を適当に聞いている」「政府は国民の意見をなおざりにしている=国民の意見を無視している」を意味します。

いいなと思ったら応援しよう!