#81 【アンケート結果】みなさんの自腹高速代は1乗務いくらですか?
みなさん、こんにちは。流し(ながし)です。
現役で都内のタクシードライバーをしており、
そのかたわらタクシードライバーの転職エージェント活動をしています。
今回は「みなさんの自腹高速代は1乗務いくらですか?」という質問をX(旧Twitter)でさせて頂きましたのでその結果と自分なりの考えを書いていきたいと思います。
まずはアンケート結果を貼りたいと思います。
210の票を頂きました。
結果は上記のようになりました。
(※隔日勤務、昼日勤、ナイト問わず)
そもそも結果の考察の前に、自腹高速って何ですか?とタクシーを経験されていない方は思われるかもしれませんので簡単に解説したいと思います。
基本的にお客様がご乗車している間、いわゆる実車中はもちろんお客様が
ご乗車してお客様が希望する降車地に向かうので高速代はお客様が負担する形となります。
しかし問題はここからでして、お客様が降りられた後です。この瞬間からお客様がいなくなるのでもちろん空車になります。お客様が降りられた場所が次に営業がすぐできるエリアでしたら良いのですが、23区で営業している都内タクシードライバーだと仮定して、例えばお客様が調布で降りられた場合、23区のタクシードライバーは調布でそのまま営業することはできませんので(※調布から23区武蔵野市、三鷹市への案件でしたら問題ないです)基本的にはまた営業ができてお客様が多い都内の繁華街に戻ることが鉄則となります。その際に下道で都内の繁華街に戻ると、戻るだけで大幅の時間を使ってしまうので高速を使って戻ってくることが多いのです。その時の高速代はだれが払うのかというのが今回の論点になります。
結論、多くの会社さんでは上記のような場合含めて実車中でない場合は、ある区間までは会社負担ですとか、ある区間までなら200円で大丈夫ですとか、区間によって会社の負担額を決めている場合が多いです。会社によってどこまでの区間を会社がいくら負担してくれるのかは違ってきますので、タクシー会社さんを選ぶ際にも確認した方がよい事項になります。
せっかくですので上記に面接時に確認すべき必要事項18選について記載している記事も貼っておきますので、これからタクシー会社さんへの転職を考えられている方はご活用ください。
またこの確認すべき必要事項18選につきまして情報の集め方がいくつかありますので次回の記事で解説したいと思います。
だいぶ話は逸れましたが、この自分で高速代をみなさん1乗務につきどれくらい負担していますか?というのを質問させて頂きました。
結論74%の方が1000円以下という結果になりました。
また25%の方が自腹高速は使わないという人がいらっしゃるという結果にもなりましたし、2000円以上の方が9%もいらっしゃいました。それぞれのパターンについて簡単に見解を述べたいと思います。
まずは25%の方がいらした自腹高速を使わないという方々。実際に私もたまに自分は自腹高速使わないんだという方を聞きます。遠くにお客様をお送りしても下道で都心で戻ってくるという方です。たしかに自腹高速も、ちりも積もれば山となり月単位や年単位にすると大きな額になります。そういった損失を抑えたい心理が働いているのだと思います。
一方で25%の方がいらした自腹高速が2000円以上の方々。月に30000円以上自腹高速を使っている人も私は耳にしたことがあります。羽田空港のつけ待ちや銀座のつけ待ちでロング案件をメインに数字を作られているドライバーさんに多いような気がします。ひたすら羽田や銀座でつけ待ちをして遠くにお客様をお送りしたらまた高速を使ってすぐに戻ってくるのです。たしかに月に30000円クラスになると出費としては大きいですがその分売上でペイできてしまうという考え方なのだと思います。
私は羽田や銀座のつけ待ちはしていないので月に30000円とまではいきませんが遠くにお客様をお送りしたらためらわず自腹高速を切って都心に速攻で戻ってきます。遠くと言ってもこれはエリアによっても違いまして下道で無線が鳴るエリアを通って都心に帰れそうな場合は下道を使って戻ってきます。その判断もその時間と曜日と天気によって判断が変わってきます。結果、私の場合は隔日勤務で1日あたりの自腹高速代は1000円前後になることが多いです。
いかがでしたでしょうか。本日の記事は以上になります。
最後まで記事を読んでくださった方誠にありがとうございます。
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