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#64 【暴露】常連さんを抱えるべきかの損益分岐点

みなさん、こんにちは。流し(ながし)です。
現役で都内のタクシードライバーをしており、
そのかたわらタクシードライバーの転職エージェント活動をしています。

前回の「#63 【実体験】常連さんを持つデメリット5選」では常連さんを自分で抱えているデメリットを書きました。

今回も私の私見になりますが、目の前のお客様を自分の常連さんにするのか迷った時の損益分岐点での判断基準をもとにジャッジできるように一つの指標をここに書いていきたいと思います。

ただ損益分岐点での視点ですのでそこに感情は含まれません。このお客様が好きだからとか人間関係上のお付き合いみたいなものも実際はあると思いますが今回はその部分は考慮していません。

■最高の常連さんのパターンの大前提

大前提として常連さんにする上でこのパターンだったらほぼ迷いなく常連さんにした方が良いというお客様がいらっしゃいます。それは出庫してすぐにお迎えにいくパターンです。迎えに行く時間を加味しながら営業するなど制約を受けて売上が下がることがあるので、大前提、出庫してすぐのお客様が1番嬉しいとは思っています。

それでは出庫してすぐのお客様と、出庫してすぐでないお客様の損益分岐点をそれぞれ書いていきます。

■出庫してすぐの案件の常連さんの場合

①15分以内でお迎えに行ける迎車地

出庫して15分以内の迎車地ならばスーパーサインも無線も回送にして売上が
ゼロでもまだペイできるかなという感覚です。もちろん単価にもよりますし、常連さんの降車地にもよりますが、私の感覚ではこれ以上時間がかかるとよっぽど良い案件ではないと時間が損だと感じてしまいます。

②単価9000円以上

出庫してスーパーサインも無線も回送にして売上ゼロでお迎えに行く時間と実車から降車まで90分と仮定してます。こうすると時間単価6000円以上になるのでプラスになる考えです。

③降車地がなるべく都心

単価の火力よりも送り先が大事です。なるべく次の実車まで10分以内の場所が嬉しくて、それが郊外ではなく都市だと尚更有難いです。

■出庫してすぐではない案件の常連さんの場合

①アオタン前ならば時間単価6000円以上の案件

②アオタン以降ならば時間単価8000円以上の案件

出庫してすぐではないので当然、お迎えに行くまで時間や、それまで迎えに行くために色々な制約(エリア、時間、頭の向きなど)を受けて営業をすることになっていたロスを加味します。 お迎えの時間+実車中+戻りの時間を含めての時間単価の計算をします。あくまで時間単価が大事という考え方です。

例えば真昼間に8000円の案件だとしても下道でまた営業エリアに戻らなきゃ行けない場合、昼間なので渋滞の恐れもありそこのロスも視野にいれる為、時間単価にするとロスになることもあります。無線が使えるエリアならば無線で戻るのも検討が必要になります。

いかがでしたでしょうか。本日の記事は以上になります。
最後まで記事を読んでくださった方、誠にありがとうございます。

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