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#21 タクシードライバーの人間関係について(前編)

みなさん、こんにちは。流し(ながし)です。
現役で都内のタクシードライバーをしており、
そのかたわらタクシードライバーの転職エージェントの活動をしています。

今回はタクシードライバーの人間関係について自分の体験談を書いていきたいと思います。


■はじめに

私はそもそも人間関係に悩まされて転職を繰り返してきたので、タクシーを始めたらめんどくさい人間関係はあまりないのかなと考え入社しました。タクシーは1人でできる仕事だと勘違いしていたからです。しかし現実は違いました。1人でできる仕事ではありませんでした。前回の記事でも詳しく解説はしていますが、1人でタクシーの仕事中に起こるあらゆることを誰にも言わず抱えることは基本的には困難なのです。

単価が高い仕事ができた、素敵なお客様に巡り合った、お客様から怒られた、お客様がチップをくれた、事故に巻き込まれてしまった。隔日勤務の場合は1乗務20時間くらい乗りますので、なにかしらそこにはドラマがあります。良いドラマならまだしも、悪いドラマもあるのがタクシードライバーという仕事です。誰かに発散し聞いてもらわないとやっていけないことの方が多いのです。

■タクシードライバーの人間関係について

私のタクシードライバーにおける人間関係についてなるべく時系列に沿って書いていきたいと思います。こんなドライバーさんがいるんだという参考にしてもらえたら嬉しいです。

①入社してすぐにLINEグループのお誘いを受ける

入社してすぐのことですが、健康診断に行くことになりました。もちろんタクシーセンターの講習を受ける前の段階です。入社する前は指定の病院で健康診断を受けてきてくださいとのことで、その日ははじめ会社で予定があり、そのまま健康診断に会社から行くことになりました。その時に当時の会社側の計らいで乗務員さんのタクシーで向かうことになりました。その時に乗せて頂いた先輩がすごく気さくな方で、「タクシーは楽しいよ。俺もまだ入社して半年で道を覚えていないけどナビが今はあるからなんとかなるよ。」話しかけて下さり、LINEを交換しLINEグループに招待してくれました。結果、入社してすぐにコミュニティに入ることになったのです。

②同期との出会い

タクシーセンターでの講習1日目のことです。私が席について座って授業が始まるのを待っていると、後ろに座った男性から声をかけられました。どうやら同じ会社だったようです。入社してすぐに内勤さんからは同じくらいの年齢の方がいるから仲良くしてねと声はかけられていました。私も出会えるのを楽しみにしていたので、あ、この方かと思いました。話を聞くと私より1週間後に入社されたとのこと。年齢も近くすぐに仲良くなり、その日のうちにランチをとり、そこからは一緒にタクシーセンターの講習を4日間受けました。さらに2種免許取得のための教習場に一緒に通い、その後は一緒に社内研修を受け、初乗務のデビュー日まで一緒でした。今はその同期は会社を辞めてしまい違う道を進んでいますが、辞めるまでの2年間ずっと仲良くさせてもらい、本当に心の支えの1人でした。今でも半年に1回くらいステーキを食べに一緒にでかけている仲だったりします。

Mr.Danger 立花本店 様 (一番好きなステーキ屋さんです)

③お誘い頂いたLINEグループで大変お世話になる

①の「入社してすぐにLINEグループのお誘いを受ける」で記載しましたLINEグループに実際に参加させてもらうことになりました。②の「同期との出会い」で記載しました同期も同じLINEグループに入りました。また同期と私のさらに数週間後に入社してきた方も入り10数名くらいのLINEグループとなりました。

2年くらい前に入社された先輩が作ったLINEグループで、銀座に強い先輩や、お客様をたくさん抱えている先輩、流し専門の先輩や、乗り場に詳しい先輩など様々な先輩がおりました。みなさん売上がすごくて一緒にいさせてもらうだけでも大変勉強になりました。

当時はまだコロナ禍で緊急事態宣言のさなかであったので深夜で今(2024年6月現在)では忙しいはずの時間ですら人がいなかったのでみんなLINEグループの通話に集まってきてはたわいもない話をしていたのがすごく懐かしく思います。本当にお客様がいなく1時間誰もお客様をお乗せすることができないということもありました。ですが今から3年前の過去ですがほんとうに懐かしくまた楽しかった思い出となっていますし、先輩方が研修を開いて下さったりしたのもあり非常に勉強になりました。はじめにLINEグループに招待してくれた先輩に感謝です。

④同期と一緒にLINEグループを立ち上げる

会社には無数のLINEグループがあります。先ほどから記載している同期と一緒にLINEグループを作ることになりました。他にもメンバーは2名おり合計4名のLINEグループです。その新しく登場した2名は冒頭の先輩からお誘い頂いたLINEグループの中のメンバーで、同期と私よりも2か月前後前に入社された先輩にあたりました。年齢も近く、話も合い、4人のLINEグループはかなり盛り上がりました。だれかが乗務する度にメンバーが被っていたらLINEのボイスメッセージでやりとりし1日で100件を超えることもありました。
辛いコロナ時代をこのメンバーで乗り切ったといっても過言ではありませんでした。

⑤タクシー人生はじめての師匠ができる

当時6時出庫をしていました。6時のメンバーの中に新人の私のことを気にかけてくださる先輩がいらっしゃり、LINEを交換させてもらうことになりました。本当にLINEが先ほどから多いですよね(笑)。乗務が被るとメッセージをしたり電話をしたりし、仲良くさせて頂きました。その先輩からタクシーのイロハや考え方を学ばしてもらいました。時間単価の考え方や損切についてなどが特に印象が強く、時間単価が上がったのもこの先輩のおかげだったのだと思います。今は出庫時間が違うし曜日も逆なので会わなくなってしまいましたが時折、営業所で会うと話すようなそんな仲になりました。本当に今でも感謝している先輩の1人です。

その時の師匠から教えてもらった売上管理術のメモ帳

いかがでしたでしょうか。本日の記事は以上になります。
最後まで読んでいただきありがとうございます。

次回はタクシードライバーの人間関係について(中編)ということでこの続きを書いていきたいと思います。思ったより長くなりそうです。

是非、X(旧Twitter:https://twitter.com/taxi_nagashi
の方も遊びに来てください。


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