タクシー運転手がたまに出会う、本当の「ありがとう」を伝えてくれる方。
タクシー運転手は蔑まれる扱いをすることも少なくはない。
僕はそのような体験をしたことはないが、聞いたことがある。
乗ってきて早々ストレスをぶつけるために罵倒されたり、
違反しろ、俺の言うこと聞けと、
人として扱われないことも中にはあるという。
僕のイメージ的に東京の都心部であれば、優しい方も多く、降りる際もお世話様、ありがとう、と言って降りていく方もいる。
とはいえ、特別なことは何もないことが殆どで、タクシー運転手といえど変わったエピソードに毎日出会う訳でもない。
でも、ごくたまに、普通のことではあるがとても嬉しいと同時に悲しくもなることがある。
それが、ご高齢の方や、ケガや障害を含め身体が不自由な方をお送りしたとき。
普通の人より歩くことが困難な方にとって、タクシーは大切な移動手段。
いつもと変わらず、普通にお乗せするだけで、こちらが手助けをしたと勘違いをするくらい、喜んでくれたり、感謝してくれたりする。
「とても助かったよ~、ありがとう!」
満面の笑みで伝えてくれる。
こんな言葉、普通に生きていれば何かしら問題が起きてそれを助けない限り聞けることは無い。
少しでもお役に立てたのならとても嬉しいことではあるが、これと同時に、
その方の背景が浮かんでくる。
それがタクシーであれば、近い距離に嫌な態度を取られることもあるのかもしれない。
これは子連れの母も同じような体験をしたことがあるかも。
近いから、メンドクサイからというだけで、タクシー運転手は避けたりもすることがあるが、勿体ない。
満面の笑みで、本当に感謝している気持ちを伝えてもらえる嬉しさは
中々味わえないし、特別なスキルや知識も必要としなくても得ることが出来る。
そう考えながらも、感謝してもらえることはとても嬉しいが、僕が喜ばれることをした訳ではなく、嫌な思いをしている数が多い可能性もある。
その嫌な思いを減らせるように、タクシー運転手も、利用者も喜べる仕組みを創りたい。
降りるとき「少ないけど、これでコーヒーでも飲んで」とくれた100円はどの100円よりも嬉しく、価値のあるものだと僕は思った。
そんな価値をお互いに与えられるようにする。
ーーー
~東京の道図鑑~
明治通り(環状5号とも)
東京都港区南麻布二丁目から、渋谷区、新宿区、豊島区、北区、荒川区、台東区、墨田区を経由して江東区夢の島に至る総延長約33.3kmの道路の通称。
関東大震災の復興のための都市計画に基づき、東京初の環状道路となる「環状5号線」として整備された。
渋谷駅、渋谷駅警察署前の歩道橋は「マンモス歩道橋」と呼ばれる。
この名の由来は不詳だが、恐らく沿道にある明治神宮からと思われる。
(Wikipedia)
引用 Googleマップ
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