_値切る輩_

たった一分でタクシーの密室へとご招待「#タクシードライバーは見た」三選

タクシーをエンタメにしています。
ヨナシロです。

本日は、平日昼頃に更新中の一分で読めるタクシー話シリーズ
「#タクシードライバーは見た」
を紹介いたします。

#タクシードライバーは見たとは、、、
ちょっとクスッとできる話や、タクシーから見た世の中の話、
は?というどうでもいい話など、
タクシー運転手として乗務しているときに僕が見た(聞いた)話を
1分で読めるくらいで記録しています。
もちろん、個人名が特定されるような情報は出しません。

タクシーという密室、
そこではさまざまな出来事が繰り広げられる。

「お乗せしたおばあさんに優しくしたら、資産を譲り受けることになった」
という漫画のような話や、
「夫の暴力から逃げてきて行き場がない人妻を泊めてあげた」
というドラマのような話。
(どちらも僕の体験談ではありません)
男女のアレコレや裏社会のような話。

普通の世の中で見ない出来事が数々起こる。

そんなタクシーの密室へあなたをご招待します。


「値切る輩」

停車する寸前、運転席の私を見て
女「若い運転手来たけど」
と、口が動いているのが見えた。
扉を開け、聞こえてきた男の声は
男「俺成功したことあるから、イケるイケる、任せて」

タクシー運転手が下に見られる、なんてことは無くはない話。
大して気にはしないが、明らかにバカにしてるように感じる時もある。
この時もそれを感じた。

僕はきちんとした人間じゃないので、バカにしていると感じたり
おかしいと思う主張をされたら態度に出してしまう。
サービス業としては失格だと思うけど、この職種は身を守る程度のことはしないと身を危険にすることもある。

もちろん、キレる‼とかじゃなくて“毅然とした態度で振舞う”ということですけどね。




「支払いをせずに降りようとする男」

タクシー運転手をしていると、身に付く勘みたいなものがあって
「(こいつちょっとあぶねぇなー)」
と思うと当たったりする。
勘というより、酔っ払いなのだが、
目がイキまくってる人の場合は大抵それ。
その日お乗せしたのは、酔っ払いの男。
目はそこまでイってなかったが、乗る寸前に危なさを感じた。

本当に危ない場合は運転手は乗車を拒否することも出来るようになっている。
これも身を守るというか車内が汚れるのを守るため。

それが分かっていて、タクシーを止めるのは元気な人で、
その後ろの見えないところに、本当に乗せたい泥酔者を待たせているときがある。
1人では立っていられず、2人がかりで介抱するような泥酔者を。

このときは「大丈夫かな~?」と思った。



「仲の良い老夫婦」

銀座で70代くらいの夫婦が乗ってきた
銀座の街を見ながら、あそこが変わった、変わってないと
思い出話に花を咲かす。
そんな中、座り位置から見えるか見えないかでちょっと揉め
ちょっと怒り気味の口調になった亭主に
妻「なんかさっきより冷たいわね。
ゴジラ観に行く前はあんなに優しかったのに」

夫「いや、そんなことは...」
先ほどゴジラの映画を観たらしい。

タクシーでは、モヤモヤっとする出来事もあればホッコリする出来事もある。

「穏やかな老夫婦」がいちばんタクシーでは嬉しいお客様かもしれない。
カップルやビジネスマンのグループが乗ってきても一切言葉を発しないときがあるが、とても静かで、こちらまで気まずくなってくる。
その一方で穏やかな老夫婦のお二人はうるさくもなく静かでもなく、
適度に、そして微笑ましい会話をする。


以上、本日紹介の「#タクシードライバーは見た」三選でした。

いかがでしたでしょうか?
タクシーでは、様々なドラマが繰り広げられています。
お伝え出来る範囲で今後も記事にしていきます。

平日のお昼頃更新中です。
今後ともよろしくお願いいたします。



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