タクシー運転手として感じた「GIVE(与える)」することで返ってくること。
タクシーをエンタメにしています、
ヨナシロです。
本日は、タクシー運転手として感じたGIVE(与える)ことのエピソードです。
よく、「与える人こそ上手くいく、成功する」みたいな表現で
『GIVE&TAKE』なんて言葉があったり、
最近ではそれだけじゃなく『GIVE&GIVE』、「与えて、また与える」という一見何も戻ってこない行動が、結果的にプラスになるという表現まである。
そんなことを前に本で読んだが、確かにそうだな~と感じる体験をタクシー運転手として何度もしている。
本を見て影響を受けてやっているというより、
メンドクサイという理由から結果的にGIVEのようなことをしているところから、そんなことが起きる。
例えば、
《料金が810円で1,000円を出されたら、190円のお釣りじゃなくて200円で返す》とか。
《1,050円の時に2,000円を出されると、950円を返すくらいなら50円は頂かず1,000円にする》とか。
こうする理由は「お釣りの小銭を減らさずに済む」から。
後々準備するくらいなら、あまり減らさないやり方の方が楽だな~と思うようになってそうするようになった。
それに関係しているとは思わないが、なぜか結果的にその元を取れるくらいのチップを頂けている。
また、たまにやるのが、
「高速代はこちらが持ちますので高速を利用しませんか?」という交渉で、
お客様の目的地が高速とほぼ平行していて、高速を利用しても距離が変わらない場合は
時間メーターを止めて素早く到着できる高速を利用した方が安い場合がある。
(高速道路の混雑状況と一般道の混雑状況を見た上での判断)
金額的に説明すると、例えば
目的地までのおよそ5キロの距離で、高速道路と並行して走る場合、
高速に乗っても乗らなくても距離は変わらない(料金は2,000円程)
しかし、一般道で行くと時間メーターの分が加算されるため、信号待ちをすることで多少増えることがある。2・300円上乗せされる。
これを、高速を利用すると、時間メーターも止めることができ、信号で待つこともなくスーッと目的地まで到着することが出来る。
高速代は僕が持ち、信号待ちによって上がる時間メーターはあがらない。
一般道で行くより2・300円安く済ますことが出来て時間も早い。
ということをやったりする。
これも、時間的に楽なのと同時に
一回のお客様の金額が2・300円上乗せされるより、
300円程の高速代はこちらで持って早くお送りし、
「次のお客様を乗せたほうが売上を上げるのに効率的に良い」
という理由からそうしている。
GIVEのつもりは無くても、僕はこっちの方が早いし楽な上
結果的にお客様も安く、早く到着することになる。
そうやってお送りした時、このやり方に感謝してくれたお客様が
高速代も払い、チップまでくれて結局大きくプラスになった時があった。
その時に、「あ、GIVEをすることで後々返ってくる」というのはこういうことなのかな~と思った。
このnoteで書いていることに関しては、
「お釣りを出すのがメンドクサイ」
「信号ない方が楽」
という僕が楽をしようとする勝手な理由と、
「料金が安くなる」
「早く到着できる」
というお客様が受け取るメリットが上手く噛み合っているからなっているが、
普段から僕のメリットに関係なくGIVE出来る人間でありたいな~と思う今日この頃です。
おわり
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