「フォースプレイスの具体例」週刊フォースプレイス#6
タクシーはフォースプレイスになる。
現代人の居場所として、タクシーが意外と必要な存在になると思っています。
タクシーといえば「時間を買う」とも表現され、その時間でお仕事をしたり
電話をしたり、束の間の休息にしたり。
利用者によって様々な使い方がされます。
今後は「居場所を買う」という表現も利用者によってはあるのではないかと思っています。
今回の記事はフォースプレイスについて語っていくシリーズの第六回で「フォースプレイスの具体例」のお話です。
「タクシーを移動手段から、エンタメに変えていく」
日本タクシーエンターテインメント協会
発起人 ヨナシロ
です。
週刊フォースプレイス、、、
タクシーはフォースプレイスになると思っているヨナシロがフォースプレイスについて色々書いていく連載です。
これまでの記事
「落ち着ける場所を探すあなたへ」週刊フォースプレイス#1
https://note.com/taxi_driver1/n/nb762f5159d4a
「繋がらない繋がりという安心」週刊フォースプレイス#２
https://note.com/taxi_driver1/n/n904cbf32db53
「フォースプレイスは令和元年」週刊フォースプレイス#３
https://note.com/taxi_driver1/n/n1ca7e55a6c15
「タクシーの“顕在的な居場所”“潜在的な居場所”」週刊フォースプレイス#4
https://note.com/taxi_driver1/n/n7ccfc10d7144
『「役に立つ」から「意味がある」へ』週刊フォースプレイス#5
https://note.com/taxi_driver1/n/nc5db2693bf9c
この週刊フォースプレイスでは「タクシーがフォースプレイスになる理由、必要とされる理由」を書いています。
なぜフォースプレイスになれるのか、その社会的背景がどんな状況なのか。
色々書いてはいますが、そんなのどうだって良いと思っています。
結局は感情の方が大事。実際の体験が大事。
潜在的に居場所となっているとも書いていますが、じゃあその潜在的な部分はどこにあるのか。
今回はその具体例を２つ紹介します。
noteに投稿されたタクシーの体験談です。
ずぶぬれのあたたかさ
雨の中客席案内のバイトで疲れ切ったしーりんさんは思わずタクシーに手を上げてしまいます。
仕事で疲れた帰り、会社から駅まで、駅から家まで、いつも歩いているはずの距離がなんだか辿り着けないんじゃないかと思うほど遠く感じ、
億劫になるときってたまに、本当にたまーにですがあると思います。
誰かに話聞いて欲しいのか、ただ静かに人と触れ合わずに家に辿り着きたいのか。
その理由は様々です。
好きな喫茶店で落ち着かせるのか、いつもは避けるちょっとジャンクな飲食店で腹を満たすのか、お酒を飲むのか、はたまた友人と連絡を取るのか。
きっと何かしらの手段を取ると思いますが、その中にタクシーでのんびり帰るというのもあると思います。
その時にタクシーに求められているのは、素早い移動手段というより
落ち着ける空間です。
それがフォースプレイスです。
9/12 タクシーの中での会話
Tsukushi/広告代理店は、残業続きの時にタクシーで感じたことが日常にちょっぴり影響を与えたことがあったそうです。
ふとした時、物思いにふけて何かを感じることってあります。
特に深夜はそう。
ラジオから流れる大して面白くもない話が気になるかもしれないし、流れてくる聞いたこともない音楽かもしれない。
車窓に流れる風景や、運転手との会話の場合もある。
気分によって様々だと思います。
深夜のタクシーは少し異空間です。
タクシーを題材にした楽曲も存在していて、吉田拓郎さん、中島みゆきさんも歌っています。
そこにはタクシーの異彩さが現れていると思います。
いつもなら何ともないはずのことが少し心地良かったりすると思います。
そんな異空間も、移動手段としてのタクシーとは違う意味を持っています。
歩ける状況じゃないから、電車がないから。
最初の動機の意味では移動手段かもしれません。
しかし、上記の二つのお話はそれだけではない理由があるから書かれたのだと思います。
投稿されたnoteを具体例として挙げてみました。
自動運転が当たり前になるにつれ希少な存在になっていくと思います。
移動手段ではなく居場所としてのタクシー、それがフォースプレイスです。
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日本タクシーエンターテインメント協会HP(仮)
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