タクシー運転手のしくじり話「任せてください」
タクシーをエンタメにしています、
ヨナシロです。
本日は、タクシー運転手として仕事をしている際にやってしまった
しくじり話を投稿いたします。
それではどうぞ、
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渋谷付近でお客様をお乗せした。
行き先は「住友不動産の渋谷ガーデン」
この場所だ
渋谷駅から、246(玉川通り)とよく言われる大きな通りを三軒茶屋方面に行くと見えてくる。
正直、東京のタクシー運転手として3年もやっていれば
分からないほうが珍しいといえるくらい目立つ建物。
そこへ向かいだすと、渋滞にはまった。
抜け道を提案し回避。
「抜け道使ってくれる運転手さんなんて初めてだよ～」
その言葉が嬉しくなる。
任せてくださいと言わんばかりに自信を持ってお送りする。
雑談の流れで、お客様の目的地である
「住友不動産渋谷ガーデンタワー」
の話になった。
東京には住友不動産系の建物がたくさんある。
「渋谷」という名前がつくオフィスビルだけで３つ。
渋谷ファースト、渋谷ガーデン、渋谷インフォスアネックス。
更に、その住友不動産の渋谷近辺の「タワー」と名称がつく建物で見ると
上記のガーデン、ファーストと並び青葉台タワーがある。
しかも、渋谷ガーデンタワーの目と鼻の先。
これが始めたころはややこしかった。
渋谷駅付近で「住友不動産のオフィスビル」という括りだけで上げるとこうなる。
お客様が乗って来た一番最初に、「渋谷の住友タワー」とだけ言われたため
「ガーデンでしょうか？ファーストでしょうか？」
とお聞きしたところからこの話になった。
「最初の頃はややこしくて間違いそうでホント怖かったですよ～」
「お客様が行く渋谷ガーデンタワーの近くには青葉台タワーというビルもあって、間違える運転手もたまにいるんです」
と。
最初の抜け道回避からお客様はとても信頼してくれて、
住友不動産の話も盛り上がった。
そして、まもなく到着。
住友不動産のややこしさ、渋滞回避の抜け道、
しっかりプロとしてのお仕事をし
お客様からはお褒めの言葉を頂き意気揚々と目的地までお送りした。
「よしっ！完璧！」
心の中でそう唱えながら支払いを済まし、
お客様はとても感謝してくれた。
そのお送りした先が、
青葉台タワー！
お客様の目的地は、
渋谷ガーデンタワー！
この違い。
渋谷ガーデンタワーの目の前を通っておきながら、
なぜか青葉台タワーの方へお送りしてしまった。
渋谷ガーデンと青葉台タワーを間違える運転手もいると言ったその自分がやっちゃった。
青葉台に行かないように、
青葉台の方に行かないように、
青葉台タワーだけは行かないように、
そう自分に唱えているうちに、
青葉台タワーに行くように。
となってしまったのかもしれない。
お送りした後に気がついて、恥ずかしくなった。
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～東京の道図鑑～
春日通り
東京都豊島区池袋から文京区・台東区を経由して、墨田区へとほぼ東西に延びる道路の通称。
池袋、後楽園、御徒町を通り、隅田川にかかる厩橋を渡る。
(Wikipedia情報)
この春日通りの由来は、家光の乳母で、大奥の制度を築いた春日局にあるそうです。文京区湯島に麟祥院というお寺があり、このお寺は春日局の願により作られたお寺で、境内には春日局の墓所もあり、春日局とゆかりが深いことから麟祥院の前を通る254号線は春日通りと呼ばれています。
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