タクシー料金・お金が足りない女性 警察沙汰に?
無線配車(タクシー会社に直接お客様より配車依頼)で20代女性と思われるお客様をお乗せした。
乗り込んだ女性は、今時の若い女性(20代後半?)と言う雰囲気で、乗車するとスマホの動画通話で友人(女性)とずっと会話を開始。
スピーカー会話なので、その会話の内容も全部運転手の私に聞こえてくる。
どうやら会話相手の友人に会いに行くため、タクシーを利用したようだ。
しかし、目的地まで行きたいが所持金が2000円しかないと言うお申し出。
メーターが2000円になったら途中で降りたいと言うご希望になった。
稀にだが、目的地到着よりも金額優先で乗車されるお客様はおられる。
この2000円の話も、スマホのスピーカー会話にて通話相手にも聞こえているようで「たった2000円しか渡されてない」など愚痴を言っていた。(誰から渡されたのかまでは不明)
こうして、なんだがテレビ番組にある路線バスの旅のように「いくらまで」と言うようなシュチュエーションになった訳だが、1800円になったところで「今、1800円ですがまだ大丈夫ですか?」と確認。
目的地まではあと1km以上あるが、決めるのはお客様である。
金額指定していても、結局は目的地まで行くことに変更するお客様もおられるし・・・。
この時点でこの後席のお客様は財布の中身を確認しだした。
しかし「1000円しか持たされていないよ~」と、スピーカー会話でも相手に聞こえるように言い出した。
会話相手に「どうしよう」とも話しているのが聞こえるので、私はすぐにハザードを出して路肩に停車し距離が増えないようにした。
お客様が改めて財布の中身を確認すと、約1500円はあると言うが、300円足りないと焦っておられる。
女性はPayPayなどの残高も確認したが足りないようで「クレジットカードもって来ればよかった」とも言っている。
こちらとしては、普段からクレカも予備として携帯して頂きたいところだある。
こうして、全額の運賃支払いができないと言う事が確定し、差額は後日、タクシー会社に払いに行きたいと申し出された。
このお客様は、直接会社に電話して配車依頼頂いているので、お名前と電話番号は会社が把握しているだろう。
そして、お客様はお支払いの意思はあるし無線配車(タクシー会社に直接お客様より配車依頼)で20代女性と思われるお客様をお乗せした。
乗り込んだ女性は、今時の若い女性(20代後半?)と言う雰囲気で、乗車するとスマホの動画通話で友人(女性)とずっと会話を開始。スピーカー会話なので、その会話の内容も全部運転手の私に聞こえてくる。どうやら会話相手の友人に会いに行くため、タクシーを利用したようだ。
しかし、目的地まで行きたいが所持金が2000円しかないと言うお申し出。メーターが2000円になったら途中で降りたいと言うご希望になった。
稀にだが、目的地到着よりも金額優先で乗車されるお客様はおられる。
この2000円の話も、スマホのスピーカー会話にて通話相手にも聞こえているようで「たった2000円しか渡されてない」など愚痴を言っていた。(誰から渡されたのかまでは不明)
こうして、なんだがテレビ番組にある路線バスの旅のように「いくらまで」と言うようなシュチュエーションになった訳だが、1800円になったところで「今、1800円ですがまだ大丈夫ですか?」と確認。目的地まではあと1km以上あるが、決めるのはお客様である。
金額指定していても、結局は目的地まで行くことに変更するお客様もおられるし・・・。
この時点でこの後席のお客様は財布の中身を確認しだした。しかし「1000円しか持たされていないよ~」と、スピーカー会話でも相手に聞こえるように言い出した。会話相手に「どうしよう」とも話しているのが聞こえるので、私はすぐにハザードを出して路肩に停車し距離が増えないようにした。
お客様が改めて財布の中身を確認すと、約1500円はあると言うが、300円足りないと焦っておられる。
女性はPayPayなどの残高も確認したが足りないようで「クレジットカードもって来ればよかった」とも言っている。
こちらとしては、普段からクレカも予備として携帯して頂きたいところだある。
こうして、全額の運賃支払いができないと言う事が確定し、差額は後日、タクシー会社に払いに行きたいと申し出された。
このお客様は、直接会社に電話して配車依頼頂いているので、お名前と電話番号は会社が把握しているだろう。
そして、お客様はお支払いの意思はあるし、故意ではないのはこれまでの会話内容からも伝わる。(演技かも知れないが?)
ご乗車頂いた地点は、私の勤務するタクシー会社の事務所から2km程度と近いので、差額を払いたいと言う申し出は信用できそうだと感じた。
しかし、こんなトラブル時に運転手の自分が勝手に判断して「いいですよ」と返答するのはキケンだ。
正直トラブルは処理に時間もかかり困るので、300円くらいならワタクシが自腹することもできるが、それだとあとあとお客様が図に乗って、今度は故意にしでかす可能性も出て来るのでよろしくない。
そのため、お客様に「差額の後日支払い希望を、会社に無線入れて確認させて頂いて良いですか?」と了承を得てから、経緯を会社に報告した。
すると、運行管理者からの返答第1声は「警察に通報するように」とのことで、今度は自分が焦る・・。
車内での無線やり取りは、当然お客様にも聞こえるので、警察に電話して差額お支払いの確認者として「仲介」を警察にお願いする形になると説明。
強気なお客様の場合、差額を払うと言ってるだろう?と駄々をこねると心配だったが、この女性はすぐに納得し、すなおに了承して頂けたので、揉めずに済みホッとしたのは言うまでもない。しかし、すぐにご降車頂ければ、新しい営業(新しいお客様)を探せるのに、こんなことで余計な時間を費やし、警察を呼べは更に30分以上は掛かるだろうし、自分の売上に響くのでほんと迷惑だなと感じる。
そして、無線通話を終えて会社からの指示通り、仕方なく警察に110番通報しようとしたら、友人(別の男性)からPayPay送金してもらうとの話に進展した。
相変わらずスマホでスピーカー会話している相手(友人女性)には、送金してくれる男性が「送金理由を聞いてくるのでウザイ」と言っている・・・。 (自分が悪いんとちゃうか?)
無事にPayPay送金してもらえたとの事で、警察に連絡せずに会社にはPayPayにて全額支払いに予定変更と報告。
タクシーも再出発させ、目的地(2500円)に到着できた。
こうして無事にQR決済も完了。
「ありがとう」とのお言葉い頂いたが、申し訳なかったと言う謝罪はなかったように思う。(まぁ、別に気にしないが)
降車後、会社に問題なかった旨を無線で報告した。
ともあれ手持ち現金は不足しておられたが、スマホを駆使できる若い女性でまだよかったと思う。
終わってみれば何事もなくて本人は良かったと言う話だが、約15分の時間ロスは取り戻せないので、タクシー運転手にとってみれば迷惑な話である。
なお、現実的な話をすると、タクシー料金を払えない場合は、申し訳ないが「無銭飲食」と同じだ。
すなわち「詐欺の疑いで逮捕」されるケースもある。
この記事を書いたあとだが札幌で、タクシー料金770円を払えなかった19歳女性が逮捕されたと言うニュースを見た。
1000円未満と少額でも支払いできなければ警察は逮捕する。
起訴されて裁判で有罪となれば、前科がついてしまう。
今回は、車内で友人からPayPay送金したもらえた訳だが、例えば交通ICカード (Suica、PASMOなど) だと、タクシー運賃に対して残高が100%なくても、足りない差額を現金で払えると言う事も皆様に覚えておいて頂けると幸いだ。
ただし、端末の操作方法がちょっと複雑なので、タクシー運転手によっては「わかりません」「できません」と言う話になるかも知れない。
軽いウッカリミスだと本人は思われているかもしれないが、相手に迷惑をかけるため本当に注意しないと法律上は許されない場合がある。
この話をお読みになられた方は、充分に財布の中身を確認してタクシーをご利用頂きたい。
私もお客様に迷惑をかけることが無いよう最善を尽くして参りたい。