好きこそ物の

僕はお笑いを始めるまで
2年間だけサラリーマンをしていたのですが、

本当に仕事ができなくて、いつもいつも周りに迷惑をかけていました。

ただ、一つだけ、確信をもって言えることがありまして、

やる気がないとかではありませんでした。

不器用なりに頑張らなくちゃ、
自分の人生の大半を占める仕事を、つまらないものにしてしまったら、自分の人生を否定してしまう気がして、

辛くても、苦しくても、絶対に楽しむんだ、という気持ちを、いつももって仕事に臨んでいました。

だけど、そう思えばおもうほど、
うまくいかない、怒られる、思い通りにならない、自問自答しても、どんなに毎日考えても、答えが出なくて、
意識と現実のギャップに悩まされて、

だけどそれは、自分の実力不足せいだ、頑張らないと‥。

そうおもうたび、苦しくて、辛くて、
毎日自分のことを嫌いになりそうでした。

そして、仕事から逃げ出したとき、
たまたまM-1グランプリをみて、

人を笑わす、ということに人生を賭けている芸人さんたちが、羨ましくて、

一度、何か熱中できるものを見つけたい、その一心でNSCに入学しました。


これは、社会人の時から思っていたのですが、

「好きこそ物の上手なれ」

という言葉が、僕は真理だと思っています。


どんなに毎日、仕事と向き合って、意識を高めたとこで、
仕事を本気で楽しんでいる人には、絶対に勝てない。

毎日、意識を高めて筋トレをしても、継続にはエネルギーが必要だけど、
好きで筋トレをしている人には、そもそもエネルギーで勝てない。


趣味も仕事も、本当にそうで、
仕事が好きで、目をキラキラさせながら、仕事について話している人は、本当に魅力的で、

好きでやっている人には、どうしても、意識では勝てないと思います。

好きなことは、試行錯誤ですらも、楽しめるんです。


まだまだ実力不足ですし、偉そうなこと言えた立場ではないけれど、
僕は、お笑いが好きです。

見るのも、やるのも、とても好きです。
お笑い芸人と喋ったり、飲みに行くのも大好きです。
ネタ作り、苦しい時もあるけどれど、
いいネタができた時の高揚感は、絶対にドラッグなんかよりも頭にドーパミンが溢れます!(知らないけど)


もし、どこかの世界線で、お笑いをしてない僕がいて、いまだに仕事で苦しんでる自分がいたとしたら、怖いなあ、と、思います。

あの時お笑いを始める決意をした自分を、心の底から祝福したいです。


もしこれを見ているどなたかがいて、
毎日に苦しんでいるとしたら、

人生はそんなに苦しい物ではないです。

必ず、熱中できる何かがあります。

それを信じて、探し続けてみてください。
偉そうですみません。

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