「ステタ」を止めろ!
こんにちわこんばんわ。
全ての増税に反対し、全ての減税に賛成する自由人、七篠ひとり(@w4rZ1NTzltBKRwQ)です。
今日はこちらニュースから
続きは会員限定記事ですので内容を要約しますと
・ステマとは対価を受け取りながら、広告だと明示せずに宣伝する行為
・ステマに対する法規制は今は無い。
・月内にも有識者による検討会議で法規制の具体策の協議に入る。
・早ければ2023年中に適用する見通し
といった感じで、要するに
今後はステマを消費者を誤解させる行為として景品表示法の「不当表示」に追加して規制する
ということですね。
確かにステマは消費者の合理的な選択の邪魔をします。
でも前回の「不当表示はやめましょう」記事でも書いたように、政府は不当表示だステマだと民間企業にえらそうに介入をする前にもっとやることがあります。
政府がやるべきこと。
それは「ステタ」を止めること。
「ステタ」つまり「ステルスタックス (stealth tax)」 を今すぐ止めるべきです。
日本ではステルスタックス (stealth tax) は一般的ではないですが、実はイギリスなどではよく使われる言葉です。
ステルスタックスとは
国民が税として認識しない方法で課される税
のことで、「商品価格の中に埋もれて隠れている税金」などのことを指します。
例えば酒税。
ビールの価格のうち、酒税がいくらか把握している人は何人いるでしょうか?
おそらく誰も答えられないでしょう。
実は4割は税金です。
でもほとんどの人はビール代の4割が税金だなんて思ってもいないはずです。
なので国会でも麻生さんに
「ビールは内税だからみんな騙されて飲んでるんだよ。外税だったら飲まんよあんなもの」
なんて言われる始末。
この言い草、ホントに国民は舐められたものですね。
また、トリガーやるやらないで騒がれたガソリンもステルスタックスです。
ガソリンには、揮発油税と地方揮発油税と暫定税率、石油石炭税、地球温暖化対策税と消費税がかかりますが、地球温暖化対策税なんていつからいくら課税されているのかなんて誰も知らないはずです。
なぜなら地球温暖化対策税は石油石炭税のなかに紛れているからです。
ちなみに導入後、何度か増税されているのですが、いつ、いくら増税されたかなんて国会議員ですら答えられないのではないでしょうか。
それから消費税もそうです。
消費税について政府は企業が税抜き価格表示することを許しません。
消費税率はほとんどの人が理解しているでしょうが、税込み価格表示だと納税意識や痛税感、税負担感は当然薄らいでしまいます。
こんなもの立派なステルスタックスです。
事実、現在インフレであらゆる物が値上げラッシュです。
インフレもインフレ税という立派なステルスタックスなのですが、消費税だって商品価格が上がればその分税額は増えていきます。
税抜き100円の物は消費税10%込みで110円ですが、それが120円に値上げされれば税込み価格は132円になり、消費税額は12円になってしまいます。
ステルスタックスならぬステルス増税です。
でもそんなことほとんどの人が気付いていません。
なぜなら税込み表示だから。
商品価格しか上がってないと思い込んでいるのです。
他にも10月から増税される雇用保険や労使折半のため半分しか払わなくていいと思いこんでる社会保険料など挙げだしたらキリがないほど、日本はステルスタックスだらけです。
っていうか、固定資産税や自動車税などのステルスタックスじゃない税金を挙げた方が早い気がしてきますよね。
それくらい日本の税制は複雑怪奇なステルスタックスだらけ。
ですのでステマに文句言ってる暇があったら
政府は「ステルスタックス」 を今すぐ止めなさい!
ということで今日の記事はここまで!
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