一番反発の少ないガソリン増税の手法は「別の名前を付けること」です
こんにちわこんばんわ。
全ての増税に反対し、全ての減税に賛成する自由人、七篠ひとり(@w4rZ1NTzltBKRwQ)です。
今日はこちらのポストから。
ニューヨーク州の渋滞税については、過去に記事にしていますのでそちらを見ていただくとして
今回は別の視点でこの件を斬ってみようと思います。
突然ですがみなさんは
一番反発の少ないガソリン増税の手法
を知っていますか?
それは
ガソリン増税と呼ばず別の名前を付けること
です。
すでにガソリンには高い税金を掛けていますから、更に増税するとなれば世論の反発を受けることは必至です。
しかし別の名前にするだけで、その反対世論は小さくなってしまうのです。
今回のニューヨークの増税も、「渋滞税」だとか「混雑税」だとか様々な呼び方がされていますが、要はこれは
ガソリン税を別の呼び方にしただけ
です。
課税対象をより細分化し課税額や課税方法を変えてはいますが、広く見ればガソリン税と同様に「自動車の運転」に課税しているだけだからです。
しかし「渋滞税」と名前を付けるだけで、「ガソリン増税」と言われるより増税を容認する傾向は一気に強くなります。
「渋滞」という誰もが望まない不快な存在を「税金」が駆逐してくれると思い込むからです。
その結果、「忌まわしい渋滞が少なくなるのであれば」と、そんな渋滞する道路を作った国や自治体の責任も、またその「渋滞税」が全ての商品価格に転嫁されることにも考えず賛成してしまいます。
そしてこれは他人事ではありません。
こういう事例は日本にも存在しているのです。
その典型例が「地球温暖化対策のための税」でしょう。
平成24年より課税された「地球温暖化対策税」ですが、ガソリンに掛かる税金が増えたのですからこれは立派な「ガソリン増税」です。
しかし多くの人は年間2600億円もの課税が行われている関わらずその存在に気付いてすらいません。
また「地球温暖化対策税」を知っている人であっても、それは「環境税」という認識であって、ガソリン増税とは別の捉え方をしている人がほとんどです。
そして「地球温暖化対策税」も「渋滞税」と同じように、その「名前」によって「仕方が無いこと」「やるべきこと」と感じさせ、増税に妥協させる雰囲気を作っています。
しかしこの税でどれほどの地球温暖化が抑止できたのかは、試算も発表されないために誰一人として知りません。
なぜならそれは「増税の口実」であって、地球温暖化対策を目的とはしていないからです。
これは「炭素税」も同じことが言えるでしょう。
お金に色は付いていませんから、徴税されればどんな口実だろうが名前だろうが同じです。
もちろんガソリン税に限らず、今後はプラスチック、貯蓄、貧困、病気、格差、戦争など考えつくあらゆるものを「悪者」に仕立て上げ、増税の口実にしてくることでしょう。
だからこそ税金においては「渋滞」や「環境」「健康」などを論点にしてはいけません。
すべき議論は
増税に賛成か反対か
だけです。
我々国民側が増税に賛成したところで何ひとつ良いことはありません。
いちいち細かい議論には乗らず
全ての増税に反対
で対抗しましょう。
ということで今日はここまで。
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