「減税で北斗の拳の世界になる」←いいえ、逆です
こんにちわこんばんわ。
全ての増税に反対し、全ての減税に賛成する自由人、七篠ひとり(@w4rZ1NTzltBKRwQ)です。
今日はこちらのツイートから。
といっても今日の話は、ツイートの内容には特に関係ありません。
その記事の最後に書いた
という件について、その後になにも触れていなかったことを思い出したので、今日はそれを書こうと思います。
減税や規制緩和の話をするとよく出くわすのが
「自由主義とは北斗の拳のような弱肉強食の無政府状態の世界だ」
という的外れの批判です。
結論から言いましょう。
北斗の拳の世界は「増税と規制強化」の世界です。
そうなんです。
全く逆なんです。
減税や規制緩和で北斗の拳の世界になるのではなく、あの世界は増税と規制強化の結果なんです。
なぜそう言えるのか。
それは実際に北斗の拳を見ればわかります。
ということで、東映の公式YouTubeチャンネルで公開されている北斗の拳を見てみましょう。
(※外部サイトからは再生出来ないので↓をタップして直接YouTubeに飛んでください)
こちらはラオウ亡き後の世界を描いた天帝編です。
冒頭から「平安は貧富の差を生んだ」として地面に跪きひれ伏す庶民と、その前を車で優雅に移動する富裕層らしき人物が登場します。
これを見ると「ほら、やっぱり弱肉強食の無政府状態じゃないか」と思いがちですが違います。
この国民をムチで叩いて車を引かせいる怖い人達は、富裕層ではなく
ジャコウ総督が支配する「帝都」と呼ばれる政府の人達
です。
物語の中で、帝都は「ジュドル」と呼ばれる通貨を発行し、経済を牛耳り、法律を作り、逆らう者には懸賞金をかけ、処刑し、庶民を強制的に労働力として搾取しています。
つまり北斗の件の世界では、国民に対し課税権と立法権と行政権を行使する政府が存在しており、無政府状態ではないのです。
こちらの法律で禁止されている「集会」を行った庶民が処刑されるシーンでも、帝都に属する天帝軍のデカい男が「俺たちが法律なんだよ。それを守っていればみんな幸福になるんだよ」と言っているように、規制が無いのではなく、まさしく国民の自由が権力者によって奪われ、理不尽に迫害される姿が描かれているのです。
このように北斗の拳の世界は、政府も税金も規制もないからこのような蛮行が行われているのではなく、
労働力という名の物理的な搾取も含める課税と理不尽な規制によって、自由や安全や財産が奪われているという世界
なのです。
だから「減税や規制緩和で北斗の拳の世界になる」というのは全くの間違いで、実際は
北斗の拳の世界は増税と規制強化による政府権力が肥大化した世界
ということになります。
もちろん漫画の話なので極端に描写されていることは百も承知ですし、今回の話もあくまでもネタです。
間違っても「増税と規制強化を許せば北斗の拳の世界になる!」とか「日本政府こそ帝都だ!」なんて幼稚なことを言うつもりはありません。
ですので同じ様に「減税や規制緩和をすれば全員モヒカンバギーだ!」という考えも短絡的な幼稚な話だと思って頂ければ幸いです。
あ、北斗の拳と言えば前に書いた
オープニング曲の「愛をとりもどせ!!」は税金のせいで最初は童謡だったけど歌謡曲になった
という記事もどうぞ。
ということで、北斗の拳の世界にならないよう(笑)に減税運動をやっています。
詳しくはこちらから
では、今日の記事はここまで!
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それでは、ナイス減税!
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