
「若者よ、選挙に行こう」より大切な事
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こんにちわこんばんわ。
全ての増税に反対し、全ての減税に賛成する自由人、七篠ひとり(@w4rZ1NTzltBKRwQ)です。
今日はこちらのポストから。
若者よ…選挙に…選挙に行くのです…
— とあるコンサルタント (@consultnt_a) October 20, 2024
老人の投票率は頭打ちになっていますが、若者の直近の投票率は上がってきています…
この流れをさらに拡大させるのです…
人数で負けているのだからせめて投票率で勝たなくては、若者に有利な施策は通りません…
投票先はともかく選挙に行くのです… pic.twitter.com/uM6R9O8mLA
「若者よ、選挙に行こう」
こうした言葉はよく聞きますよね。
ちなみに2021年10月に行われた衆院選での投票率は55.93%、2022年7月の参院選における投票率は52.05%でした。
つまりこの国では約半数の有権者が選挙に行かないわけです。
この数字を指さし「けしからん」という人は多いですが、では逆に質問させてください。
この選挙に行かない半数全員が「じゃあ選挙に行って日本共産党に投票する」と言ってもあなたはそれを容認できますか?
これを受け入れられるのはきっと共産党支持者だけでしょう。
じゃあ投票先が全て自民党だったら?
これにも反自民の人達なら抵抗感を覚えるでしょう。
でもそれだと「投票先はともかく選挙に行くのです」という主張とは矛盾します。
こうしたことからもわかるように、実はよくある「選挙に行け」というのは「オレの支持政党に入れろ」でしかありません。
「投票率を上げろ」は「支持政党の得票率を上げろ」でしかないのです。
だからこそ大事なのは「なんでもいいから選挙に行け」ではなく、
若い人達が投票してくれるように投票に値する政党に育て上げること
です。
どの政党も選挙になると「当選」と「議席増」という目の前のことだけに囚われ、耳障りの良い言葉を並べて必死に有権者へのアピールを行います。
しかし選挙が終わればそれらは全ては忘れられ、公約は額に入れて飾られるだけになります。
実際に今回の衆院選において投票した、または投票しようと考えているその政党の2021年10月衆院選や2022年7月の参院選での選挙公約を答えられる人は何人いるのでしょうか。
それらの公約がどこまで実現し、また実現しない場合は何が原因だったのかを何人が評価検証したのでしょうか?
政権を取らないと公約実現は無理というなら、衆院選に233人以上の候補者を立てていない政党の公約はただの絵に描いた餅でしかありません。
そうした政党は選挙運動において「我が党の公約は実現しません」と有権者に説明すべきでしょう。
結局は有権者側が政党の公約実現についてあらゆる屁理屈で甘やかす限り、「選挙中だけは良いことを言う」というこの現状が変わることはないでしょう。
そんな政治に「投票しない」ということも私は立派な選択肢だと思います。
ちなみにこれは「選挙なんて行かなくてもいい」というものではありません。
私は選挙に行きますし、行くべきだとも思います。
しかし「なんでもいいから選挙に行け」とか「日本の停滞は選挙に行かない奴のせいだ」という意見には賛同しません。
なぜなら重要なのは「投票」ではなく
選挙に選択肢があるか、また公約に嘘が無いか
という点だからです。
現状はそれが無いのですから、責めるべきは選挙に行かない人ではなく
嘘を並べる政党や政治家
であるべきでしょう。
だからこそ選挙に行かない人が投票してくれるように支持者が支持政党の公約反故を叩き、欺瞞を正し、他党との差別化を図るべきです。
それもせず選挙を公約そっちのけのただの人気投票にするのであれば、投票に行かない人の方が賢明だと言われても仕方がないでしょう。
なぜかこの国では「支持政党を批判してはいけない」という風潮があります。
批判するときは支持を止める時だとする信仰心的なおかしな空気があるのです。
しかしそれは違います。
仲のいい友達同士でしか出来ない喧嘩があるように、支持政党だからこそ厳しく叱咤することは大切な事です。
つまり大事なのは
支持政党を投票に値する政党に支持者が育て上げること
です。
選挙に行かない人を責める暇があったら、自身が投票した政党や議員に対して
若い人達が投票してくれるようにちゃんと公約を守れ!
と怒るべきだと私は思います。
ということで、今日はここまで。
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