チャンピオンズカップ予想
1) レースの把握とC系が活躍するには…
ダート戦ということでなかなかC系のイメージがつきづらいかもしれませんが、ダートのなかでの摩擦をイメージしながら、まとめたいと思います。
さて、舞台は中京ダート1800ということで、C系がいきるための加点ポイントは、タフな良馬場、多頭数、G 1の舞台の3点でしょうか。逆にC系がかすむ要素、一応減点としましょうか。その要素としては、スローペースの1点くらいでしょうか。ということでレースとしてはダートのC系が特化して面白いレースかもしれませんね。
2)各馬のタイプ
3) C系の抽出と見解
メイクアリープ CS
まずこの馬はしっかりした精神力がベースにあって、その上に闘争心が乗っていて、なかなか崩れづらいしっかりしたタイプです。一方で、休み明けの寝ぼけや疲労やストレスにはしっかり反応して無理をしないところなんかも真面目キャラですね。今回は内枠を引いて、持ち前の精神力を活かしたいところではありますが、前走のみやこ Sで休み明け叩きからのC系の激走をみせてエネルギー放出をしているので前走ほどは狙いづらい印象ですね。まあ、ここを乗り越えてくるなら今後相当期待できる器だと思いますが。前回のイクイノックスの時にも書きましたが、この手のタイプは、受けに回ったり、攻めたりとあると思いますが、そこを支える器が大事なんですよね。量と呼びますが。なので、いいタイプに見えても臨戦過程では落とし穴があるという訳で、イクイノックスはそんなものを凌駕する器があったということですかね。
メイショウハリオ CL
いい集中力を持った馬です。ただ、その分、オフのときの落差もありますね。戦績の通り、研ぎ澄まされたときは量に任せて気持ちでグイグイ走る感じですね。馬体重である程度測るといいかもしれません。メンバーで比較しても量の豊富さは上位でここに気持ちが入ると相当威力があります。さて、今回は前走うまく寝ぼけて、いわゆる叩いての臨戦で馬体重さえおかしくなければ、集中状態の1番楽しみなターンじゃないでしょうか。C系至上主義としては注目おきたい。
テーオーケインズ Sc
この馬はもともといい闘争心と精神力を持ったSCでしたが、加齢とともに投げやりな Sの部分が大きくなったのと、相対的に精神力、我慢強さのような部分がなくなり、だんだんとSLぽいほうにシフトしていくと思いますが、まだ現状はCの要素があります。全盛期のものはありませんがいかに。さて臨戦としては前哨戦を走ってリズムをあげようとしています。一方でこのタイプは身体能力や疲労と気持ちの乖離が大きく、休み明け心身リフレッシュにぶつけた方が気持ちよく走れると思いました。おそらく、休み明け相手弱いダウンて強みがいきるフェーズで今回の格上げではどこまで粘れるかなという感じです。ラストランとのことで、それを凌駕する精神力が残っているなら私も脱帽ですが…
グロリアムンディ SC
SCとしていますが、少し闘争心の割合が多そうですね。なのでやや強い闘争心をベースに下支えする精神力があるイメージです。なので気持ちがものすごく強いので、そのフェーズのときは、ある種の強い精神力のようなものを発揮してくれます。量もそれなりにあって、前走休み明けでクラウンプライドに大差をつけられたように見えるかもしれませんが、休み明けで気持ちが乗ってなかっただけですかね。エネルギーも無駄遣いしていないですし、内でしっかり溜めて、気持ちを前面に出したら強烈なエネルギーを放出しますよ。これもC系至上主義として注目です。
アーテルアストレアCL
いやこの馬、典型的な叩きながら集中するような勝ち方してますよね。なのでC系的な要素があるので抽出しました。しかし、前走ですよね。それなりに頑張ってエネルギーを放出しましたからここは少し休憩のターンではないでしょうか。
クラウンプライド SC
いい闘争心に精神力もしっかりしていていわゆるチャンピオンのタイプですよね。身体能力もそこそこ高いのである程度、それで凌駕する場面もありましたが、常にレースを投げない姿勢は良いです。がしかし、少し闘争心が強い分だけ、気持ちが乗っているときはエネルギーの放出ができますが、そうでないときは気持ちでやり過ごす感じですかね。帝王賞、韓国とそれなりに走ってきて、今回ですが、毎度能動的なレースが続いており、気持ちを出した、エネルギーを放出した分が気になりますね。おまけに今回は、レモンポップはじめ闘争心強い軍団がいるのでこの馬としては久しぶりに受けにまわるレースなんじゃないかと思います。となると、あれですよね、その器がこの馬にあるのか?って話ですが、前走からのギャップで絶妙な判断になりそうで、個人的には絶好の臨戦とは思いませんね。この馬としての進化が問われるのかもしれません。
ハギノアレグリアス Sc
テーオーケインズとタイプは同じですが、この馬は過程が異なります。テーオーは加齢とともにCが落ち込みましたが、この馬はもともとこんなもんです。闘争心をベースにちょっと精神力があるみたいな。なのでここぞのひと押しに欠ける印象でG1の格上げでというより、ダウン戦でオラつくイメージですよね。ここも、別に大敗のイメージはないんですが、ここで突き抜けてくるイメージが湧かず、結局そういうタイプなんだろうなという見立てです。
セラフィックコール SC
さて、連勝中の若駒がきました。この馬も圧倒的な身体能力を武器にそこそこ派手なレースが続いてますね。しかも、全て受けに回ってのレースでこの馬の器の大きさ、量の豊富さを感じる次第です。タイプの通り、闘争心と精神力がしっかりあるタイプなので、グイグイやっくるのでしょうが、いかに若いとはいえどこの臨戦では、それなりにダメージがあるのかなという印象ですね。その上、1番人気を背負い、格上げを受けに回るレースをするわけで、さらには外枠と、この馬にとっての試練が多すぎませんかね?これを乗り越えてくるならば、相当なものでダート界の新星でしょうね。今回は静観です。
レモンポップ SC
いい闘争心に精神力がしっかりある、これまたチャンピオンタイプがきましたね。今回多いな(笑)
さて、ご存知の通り、この馬もどちらかというと闘争心が強いタイプで常に能動的にねじ伏せに行くタイプでその強さの威力もすごいですね。気になるのは1600以上を走ったことがないので、1800のしかも大外枠で他馬を飲み込めるかという点かなと思います。個人的には、フェブラリーが強かったので相当な量があるんじゃないかとは思っていますがいかに。
4) C系至上主義の予想
◉メイショウハリオ
臨戦、C系タイプ、この一択でしょう
○ グロリアムンディ
逆襲のターンです。強い気持ちをぶつけることができればおのずと結果はついてくる。
あとは、クラウンプライドとレモンポップの器がどこまでかとテーオーケインズは意地を見せるかに注目ですかね。この3頭はおつまみにでも加えてください。
セラフィックコールが量で圧倒したときには素直に拍手しておきます。
以上