NHKマイルを予想する前にメモ📝

天皇賞春を予想するときに、コースからレースをシミュレーションしながら、馬のタイプ別に好走しそうな馬を割り出す感じがしっくりきたので、今週も同じようなパターンでやってみようと思います。

NHKマイル過去の好走馬分析

【2020年】

前半3ハロン34.1、後半3ハロン34.5
1000m58秒
レシステンシアが逃げて、そこそこ締まった流れに。

レース特徴

先行勢が押し切るかたち。強風の影響もあったか、ややパワーのいるかたちになり、後方勢には分が悪い展開。桜花賞の反動のハンデはあるも、先行に圧倒的な量のレシステンシアがおり、これを交わすには、ある程度の量と先行力が必要だった。

1着ラウダシオンSL

闘争心主体で、1200、1400を中心に使われていて、Sの活性は十分。またG3のファルコンSで2着と量も一定量の証明があった。あとは不良、重の馬場で好走しており体力、パワーがあって、良馬場開催ながら強風の中のパワーのいる中をしっかり突っ込んできた。

2着レシステンシアSC

阪神JFをレコードで逃げ切る怪物で闘争心主体は言わずもがな、G1の実績もあり、量も十分であった。一方で春は3戦目と疲労もあり、相手関係次第ではやられる危険性もありながら、結果的に相手が弱く3着以下は量でねじ伏せられたか。

3着ギルテッドミラーM

1400、1600、1800のさまざまな距離を走りながら、それなりにしっかり好走しており、真面目さ、そして量の豊富さを感じる。前々走の1400のレースでうまくSが活性化した感じで、その後のアーリントンもハイペースでSの活性維持で、本番もうまくリズムにのれた感じ。あ、アーリントン2着で量の証明はある。

4着タイセイビジョンSlc

朝日杯2着や京王杯圧勝で量の証明は十分で、1200、1400を使われておりスピード慣れもできており、Sの活性も十分だった。最後は運がなかったか首差で負けたが、前走のアーリントンが余計だったか。集中力系じゃないところでの馬体重減少で、反動があったかな。

人気馬の凡走
13着サトノインプレッサLM(3番人気)

中距離を中心に使われていて、量はあるものの、Sが活性化されていない感じ。スローの上がり勝負が多く、スピードレースに対応出来なかった。

【2019年】

前半3ハロン33.9、後半3ハロン34.6
1000m57.8秒
イベリス 、クリノガウディーが逃げてペースは流れる。

レース特徴

近年ではかなりペースが流れ、中団以降の差し馬が存在感を出す展開に。前が崩れて一気に飲み込む量が求められて、前走不完全燃焼組の3頭が強烈に突っ込んできた。逆に前走頑張った馬は沈んでいった。

1着アドマイヤマーズSC

マイルや中距離を中心に使われており、さらには重賞勝ちをおさめており、量は十分。また基本的に先行脚質があらわすように、闘争心が主体でさらには一度叩いてパフォーマンスを上げる集中力もある。皐月賞で軽く凡走した後のマイルという得意カテゴリーにやってきて、ここぞと言わんばかりに好走した。

2着ケイデンスコールSLc

マイルや1800を使われており、さらには重賞勝ちもあり量は十分。スローの上がりで相手をおさえこむのがかたちだった。しかも後々の結果論になるのだが、この馬は左回りで威力を発揮するのと叩いてリズムを乗せるタイプだった。

3着カテドラルSL

中距離を中心に使われており、量はしっかりありそうなところ。また逃げレースの経験もあり闘争心はありそうで、アーリントンでしっかり差しに回って勢いに乗ってきてた感じ。反動も気になるところだが、それを乗り越えてきた。リズムは大事。

人気馬の凡走
5着グランアレグリアSC(1番人気)

先行レースが多く、闘争心は十分で、重賞実績もあり量も十分だった。一方でこの馬は、使い詰めると反動というかパフォーマンスが落ちるところがあり、その点は考慮が必要だった。今でこそだいぶLも乗ってきた感じはするが。

【2018年】

前半3ハロン34.4、後半3ハロン34.8
1000m58.0秒
テトラドラクマが逃げるも、ダノンスマッシュ、ミスターメロディの後のスプリンターがかかりながら、前にいって、ペースはそこそこ流れた。

レース特徴

中団後方からの差しがズバリ決まった感じで、前目で押し切るには量がさほどないメンバー構成で差し馬に出番が回ってきた感じ。差し馬も、しっかり量があって勢いがあるのと、前走不完全燃焼組がやはり突っ込んできている。


1着ケイアイノーテックSM

1600だけを使われており、重賞もそこそこの戦績をおさめて量は十分。まとまっている感じの馬が、前走絞って激走して、反動も気になるとこだが、馬体を増やさずにきて、集中してきていたのかなというところ。前走の勢いに乗ってくるのは注意したほうが良いか。大外からすべて差し切った。

2着ギベオンSM

中距離を中心に使われており、量はそこそこに。ただ初めてのマイルということもあり、Sはさほど活性化されていないが、もともと先行するレースがあるように本質的にSを保有していたか。うまくペースに反応し、中団から前が潰れた中をしれっと差してきた感じ。

3着レッドヴェイロンSM

中距離を使われており、上がりも速く量はありそう。逃げの経験もあり、S質もそれなりに活性化したなかで、最後しっかり差しに回ってきた。

【過去3年まとめ】

①メンバー構成にもよるが、前半3ハロンが速く、S質が求められる。もしくは、逃げ、先行を経験し、Sが活性化されている

②東京コースらしく、量で前目押し切り、量で差し切れる馬は強く、重賞実績や量で差す競馬をしていると良い。

③タイプとしては、SC、SL、SMなど闘争心主体の馬がよいか。

④要警戒:前走先行しながら差されて凡走した馬
ラウダシオン、レシステンシア、アドマイヤマーズ

⑤要警戒:前走差し切れなかった差し馬
ケイデンスコール、カテドラル、ケイアイノーテック、ギベオン、レッドヴェイロン

⑥前走好走して反動が出そうなタイプは要注意
グランアレグリア、タイセイビジョンなど

【2021年】

注目馬

レイモンドバローズ

先行、逃げを経験してS質はありそう。もともと1800を経験してマイルに来ているのもよく、アーリントン3着と量もしっかりありそうで、休み明け馬体を増やして軽く凡走している感じもよく、ここでもう一段階上がありそう。

①②③⑤に該当

リッケンバッカー

1800とマイルを使われており、中距離経験がありながら、差し、先行といろいろな脚質を経験していてよい。前走ペースが上がった格上げにもしっかり反応できて、2着も、最後差し切れなかった感じ。また馬場が重く、東京の軽い馬場で一変しそう。2着で出しきれなかったのでもう一段上をみたい。

①②③⑤に該当

ピクシーナイト

逃げて凡走した後で、差しにまわる位置取りショックをしかけられたら。重賞勝ちと量もありそうで、軽く馬体を戻して、東京コースで気持ちよく走れたら。

①②③④に該当

シュネルマイスター

2000の重賞で実績があり量は十分でかつ、先行するレースからもS質もあると思う。前走先行しながら軽く凡走したので、短縮を差しに回ってしっかり差してこれたら。

①②③④に該当






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?