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新入社員の【心構え】

ある人に
「新卒で社会人になる場合、その「発射角度」によって今後が大きく変化しますよ」
と言われたことが印象的でした。
その時はさほど気にも留めずにおりましたが、この言葉は秀逸です。
発射角度という何となく心に残る表現を使いながらも新卒社会人に対する思いがしっかりと込められているフレーズです。

今となっては新入社員を監督する立場にある私、この発射角度について記事にしたいと思います。

1.学生との明確な違い

学生は教わるところ、社会は貢献するところ。これは明確に違います。
教わるはある程度「受け身」で師に教わることが可能ですが、貢献は教わるだけでは足りず、自らが頭を使い、そして動かなければ貢献というものはできないのです。

2.貢献するということ

会社は人で構成されています。
各個人がそれぞれ与えられたパートで貢献することによって会社は成り立っています。
では、貢献とは何でしょう?
貢献とは与えられたパートにおいて期待される以上の仕事をすることです。
与えられたパートを期待通りの仕事をするのは当然なのです、それ以上のことをしなければいけないのです。
ではなぜそれ以上を求めるのでしょう?
会社は人で構成されているので、順次人が育つことによって会社の中での人の循環が行われています。
レベル1からレベル10までの仕事の難易度があるとします。
レベル1の仕事を与えられた人は早くレベル2にならなければ次の新入社員のレベル1の仕事が無くなってしまいます。
ですので常に向上心を持って期待される以上の仕事をしなければ会社循環のためにはなっていないということです。

3.時給概念を捨てること

よく社会に出る前にバイトを経験すると良いよ
などと言われます。私もバイトは沢山やりました。
バイトの良いところはその時間入れば決まったお金を得ることができるということです。
私が思うのは社会人になった際にはこの「時給概念」というものを捨てなければならないということです。
「こんなに働いて私は頑張った」
といっても会社のため、社会のために貢献ができていなければ意味がないのです。ただただ時間だけ会社にいれば確かに残業代も入ります。それは貢献をしたことにはなりません。
時間給という悪をまずは排除しなければ良い社会人とはなれません。

4.常に考えることを忘れてはいけない

同じ仕事をどれだけ効率的に、短時間でミスなくこなせるか、これをずっと考え続けなければなりません。
確かに与えられた仕事を何にも考えずに同じくやっても同じ給料はもらえるかもしれません、でもそれでは会社に対する貢献度が足りないのです。
貢献するというのは歯車になることではありません、歯車をよりよく回す、その先にあるのは歯車を回す役割を与えたいのです。
ただ同じ歯車を回すだけでは到底貢献はできません。

以上私が思う会社という組織における貢献論を語らせていただきました。
実際にこの立ち位置にならなければ気づくことが出来なかったことも沢山ありました。
最初に申し上げた「発射角度」ですが、時給概念のまま、ただ会社に出勤して期待される程度の仕事しかできない人では仕事のレベルアップの速度も極めて遅いでしょう。
期待される以上の仕事を常にこなし、考えながらやる人はレベルアップの速度も全然違うでしょう。
この心構えが発射角度の一部なのでしょう。
発射角度については能動的に上げることができる部分と環境依存型の部分もあります、今回は能動的部分についてのみ記事にさせていただきます。
おって環境依存型の発射角度についても記事にしたいと思います。

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