FP1級技能士
もう年末調整の書類が届いてるようですね。早いものです。
今年は書類の様式が変更されてますし、控除の要件が色々変わってますので注意が必要です。また、先日私の記事でも紹介しましたが電子化して会社への提出手続きが可能となっています。
さて私事ですが、1級ファイナンシャルプランニング技能士になりました!
ファイナンシャルプランナー(FP)としても今後活躍出来たらと思っています。
ファイナンシャルプランニング技能士の試験内容は
ライフプランニングと資金計画、社会保険、金融、税務、不動産、相続
大きく分けると6分野。
3級、2級、1級とあり、1級が一番難関です。私は2級までは10年以上前に取得したので、今回FPの勉強をするというのは約10年ぶりです。また、新卒の銀行員として就職した時から目標の一つでもありました。1級のみ学科試験、実技試験と2回あり、2つとも合格して初めて「1級ファイナンシャルプランニング技能士」となります。
学科試験の合格率は上位10%程度だったので特に勉強しました。この学科試験を合格したうえで実技試験を受けられます。この9月に行われた実技試験の合格率は97%超でほとんどの受験生が合格できたようです。私もこの実技試験で合格しました。
受験される方はおそらく税理士関係、金融機関、不動産関係で働いている方が多いのだと思います。学科は割と欠席率も高く、その上で出席者のみで合格率が10%~15%程度なのでまずまず難関資格と言えるのだと思います。
問題を解いていると各分野から広く、時には細かく、また最近の法改正項目などからも出題されてなかなか悩まされます。専用のテキストはありますがそれ以外からも出題され、過去問とは異なる傾向の問題も出題されます。
私は各分野の税務分野はある程度知識があったのですが、改めて勉強すると新しい事を覚える機会もあるし、また忘れていた項目などを覚え直すこともできるし日々の勉強も大切だということを感じました。例えば不動産取得税や登録免許税や都市計画税なども出題範囲なので新しく知識を得ることができます。
不動産分野の法律、金融資産運用や社会保険、生命保険・損害保険の分野は新しく学ぶことも多くあり、大変勉強になったと思います。
税理士は顧客から税務や会計以外のことを聞かれることも多いので色々な知識を持っていることは大切なことだと思います。
私はこれからの税理士は「税務・会計以外のことは分かりませんし応えられません!」ではなかなか信用を得ることはできないものと思っています。勿論、税理士なので税務に関してはスペシャリストであるべきだと思っていますが、色々な経験をし、色々な知識を蓄えたうえでジェネラリスト(多様な専門性を活かして総合的判断する人)が好まれるものと思っていますし、私もそこを目指しています。
なので「相続専門の税理士」「起業専門の税理士」という事は謳わず「税理士・FP 加古 渉」として今後も活動していきます。
真のお金のプロを目指し、仕事だけでなく勉強も次の目標に進んでいきたいと思っています。
よろしくお願いします。