11年振りに会った大好きな人は、やっぱりとっても素敵な人でした。
今から20年前の2003年3月30日。
春の選抜、東北高校vs花咲徳栄。
先発でマウンドに立っていた新2年生のダルビッシュ有。
6回9失点、チームはサヨナラ負けと決して良い結果ではなかったけれど、端正な顔立ちで、長身、クールな表情の彼はひときわ目立っていて、気づくと私は彼に釘付けになっていました。
その日から、私のダルビッシュ有ファンとしての人生がスタートしました。
甲子園、プロ入り、不祥事、結婚、日本一、離婚、WBC、メジャー挑戦、トミージョン手術、再婚、YouTuberデビューなどなど
進化していくダルビッシュ有は最高にかっこよくて、勝手に彼からたくさん勇気とパワーをもらってきました。彼の考えから学ぶことが本当に多くて、一人の人間としてリスペクトが尽きません。
日ハム時代は、毎年2月にキャンプに会いに行っていたので、近距離で生ダルビッシュを拝むことができていたのですが、11年前の2012年にメジャー移籍してからは、なかなかお会いできずにいました。
そんな中、14年ぶりにWBCの選手に選抜！
メディアはメジャーの選手は3月合流だと報道していましたが、私は常にダルビッシュ選手のラジオ配信とかもチェックしまくっているので、彼の発言の節々から、これは2月に宮崎からの合流ありえるぞ！と予想し、あらかじめ宮崎行きのチケットとホテルを確保していました。
※ちなみに、ダルビッシュ選手のラジオ配信について知らない人が大半だと思うので説明すると、stand.fmという音声配信アプリで、不定期にダルさんが配信をしているのです。リアルタイムで聴くとコメントもできるようになっていて、運が良ければダルさんにコメントを読んでもらえます♪（何度か読まれて死にかけました）時々アーカイブも残してくれていて、下記リンクから聴けるのでよかったら！
すると案の定、現在ダルビッシュ選手が所属するパドレスの許可もあり、2月17日の宮崎キャンプ初日からの合流が実現したのです！
これも彼のプロフェッショナルな姿勢と安定した調整能力によってチームから得た信頼の賜物。
彼じゃなければ無理なことでした。
そして、2月14日にダルビッシュ選手が来日。
これまでアメリカと日本で時差があったので、彼と同じ時間で過ごせているだけでも幸せで、本当に生きてるだけで楽しくて、毎晩指折り数えては宮崎に行く日を楽しみにしていました。
日本に来てからも相当スケジュール詰まっていたと思うのですが、時間を見つけてはダルビッシュ選手はラジオ配信をしてくれて、侍メンバーの話とか自分の体の調子についてとか家族の話とか、いつも通りのおだかやかな声でお話してくれていました。
↑ダルさんに会いた過ぎて、こんな気持ち悪いコメントもしちゃったのですが、優しいダルさんは読み上げてくれただけでなく「僕も会えるのを楽しみにしています」とまで言ってくれました。私の中の何かが爆発しました。
そしてXデーである2023年2月26日。
前日に宮崎入りしていた私は、朝5時起きでサンマリンスタジアムへと向かいました。
7時前にはスタジアムに着き、まずグッズ列に並んだものの転売ヤーの皆様の大活躍によりダルビッシュグッズは何も手に入らず。。。
グッズは諦めて、選手の球場入りを待つことに。
長いこと待ってると3台のバスが到着。
窓ガラスが暗くてどこに誰が座ってるかほとんど見えなかったのですが、何故でしょう？秒でダルさんだけが認識できて、どのバスのどの席に座ってるかをハッキリ確認することができました。もう愛ですよね。
ダルさんがバスを降りてスタジアムに入っていた後も、しばらく放心状態。
11年振りに会ったダルさんは、サングラスをして大きなあくびをしながら、こちらを眺めていました。
興奮と寒さで震える体を叩きながら、私もスタジアム内へ。
この日はソフトバンクとの壮行試合となっていて、席はチケット制の指定席となっていました。
私の席はライト側の外野席。
自分の席に座ってグラウンドの方に目を向けたのですが、やっぱりここでもダルさんだけはすぐわかっちゃうんですね。愛です。
ライトのポジションでダルさんがアップを始めていました。
いつも画面で見ていたイヤホンをつけながらアップをする姿。
それを生で見れたのが本当に夢みたいで、嬉しくてたまりませんでした。
ダルさんの表情も見たいなと思い、持参した双眼鏡を覗いたのですが、全然ピントが合わず…。壊れてるのかな？と思って目を離すと、涙で視界がぐっしゃぐしゃになっていて、そこで初めて自分が泣いていることに気づきました。愛です。愛が溢れてました。
我ながら気持ちの悪い女だなと思いましたが、もう周りの目とか気にする余裕も無かったです。
ソフトバンクとの試合中も、ダルさんは試合に出ずベンチにいたりいなかったりって感じだったのですが、ついついダルさんを目で追ってしまいました。
死角だとしても、少しでもダルさんの体の一部が見えると気づいちゃうんですよね。。。自分でも怖いんですけど。
20年間ダルさんのことをずっと見てきたので、歩くシルエットやうなじの癖毛とかでもすぐにダルさんだとわかってしまう気持ち悪い特技が一番生かされた日でした。
試合が終わり、ホテルに戻ろうとするダルさんに大勢のファンがサインを求めていましたが、私は積極的に行けないタイプのこじらせファンですし、それよりも日頃の感謝をダルさんに伝えたいのが最優先だったので、ずっとダルさんのユニフォームを着て遠くから見つめながら、｢いつもありがとう｣と念じ続けていました。念じても伝わらないんですけどね。笑
気持ち悪いと思いますが、それが私の精一杯でした。
ダルさんを乗せたバスを見届けた後は、タクシーで宮崎駅近くの宿に戻りました。久しぶりにダルさんに会った余韻がすごすぎて4軒飲み歩きガールズバーで熱唱までしちゃってベロベロになってしまったのですが、なんとか起きて翌日も朝からスタジアムへと向かいました。
この日は侍ジャパンのキャンプ最終日。練習メニューが公開されているので、私は投手陣が来るサブグラウンドでダルさんを待っていました。ラッキーなことに最前列でスタンバイすることができました。
続々と投手陣が現れ、キャッチボールを始めていく中、ダルさんの登場を今か今かと待っていたら、はい来ました。
ダルビッシュ有の登場です。おはようございます。好きです。大好きです。
前日よりも距離が近すぎて卒倒するかと思いました。
サングラスを外し、シューズ入れの上にそっと置いてました。
写真とったけどピント合いませんでしたが、そういう細かいところまで見れるのがキャンプの見所ですよね。最高。
最前列だったので、ダルさんの生の声も聞こえちゃって、声フェチの私はたまらんかったです…。いつもアプリ越しに聞いてたダルさんの声が、何のメディアも介さず、空気の振動として私の耳に入ってくる心地よさたるや…。ちょっとしたエクスタシー。
ダルさんがスタジアムを出るまでいたかったのですが、飛行機の時間に遅れちゃうのも怖かったので早めに抜けて帰路につきました。
東京に戻ってからも、メディアを介してダルさんのニュースが流れてくることが嬉しくて、WBCの期間は本当に夢心地でした。
チケットが取れなくてダルさんが先発した韓国戦を現地に見に行くことはできませんでしたが、有給も活用しながら全試合リアルタイムで応援できたのはよかったです。
試合について逐一書いてたら一生この記事終わらないので割愛しますが、WBCを通して、改めてダルさんが好きだと思ったし、ダルさんを好きでよかったと強く強く感じました。
「ダルビッシュ丸くなったよね」ってよく言われますが、
ダルさんって本当優しいんですよ。本当に。
彼の口から直接語られていないこともあるので推測が混じっているかもしれないですが、今回のWBCでは、自分は先輩として、メジャーリーガーとして、持ってる知識・スキルを後輩たちにも伝えながらチームを支えるポジションだってことを認識していて、最初からどんな行動をするべきだって考えながら動いていたんだと思うんです。
それをダルさんは「僕も若い選手から色んなことを学ぶのが楽しいです」みたいなことを言っちゃうんです。そんな人なんです。
宮崎キャンプで宇田川くんが孤立しているみたいな報道が出た時も、すぐに宇田川くんをセンターにした集合写真を撮ってファンを安心させてくれたし、
宇田川さんを囲む会に参加させていただきました！
— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) February 20, 2023
宇田川さん、ご馳走様でした！ pic.twitter.com/5xyAjMIPSK
大人数の食事の場でも、うまくトークを回してみんなに話をふったりするそうです。（実際そういうのが得意だとラジオでもおっしゃってました。）
オープンシェアの考えも強いので、惜しみなく色々と教えてくれるし、しかも話がわかりやすくて面白いんですよ…Youtubeとかラジオとかマジで聴いてほしいんですけど。
バス移動の時も、本当はすぐ降りれるように前の方に座りたいし、アメリカではいつもそうしてるけど、今回は監督コーチ陣が前に座ってたから後ろに座っちゃうような人なんです。
メキシコ戦で佐々木朗希選手がホームランを打たれた時も、ずっとベンチから佐々木選手をまっすぐみて手を叩いて鼓舞するような人なんです。
栗林選手がチームを離脱することが決まった時も、率先してみんなで写真を撮ろうって声かけをして、しかも写真を撮った後に「また次のWBCで」って言っちゃうような人なんです。
もうほんと優しくて愛に溢れた人なんです。
優勝が決まってみんなでグラウンドで喜び合っているとき、ダルさんを見つけた栗山監督が「本当ダルのおかげだよ」って言ってハグをしていたり、シャンパンファイトで山本選手が「ダルさん大好きー！」ってシャンパンかけてたりするのを見て、ファンの私も勝手に誇らしくて幸せでした。
感極まって、ただひたすらWBCでのダルさんの素敵な話を羅列してしまったのですが、上記のようなWBC裏話を今なら映画館の巨大スクリーンでご覧いただけます。
6/2（金）から3週間限定で、WBCのドキュメンタリー映画やってます！！！
私もすぐ見に行きまして、ダルさん映る度に泣いてたからアイラインが消えました。
ダルさんだけじゃなく、栗山監督の人間性、大谷くんの常に野球を緊張を楽しんでいる凄さ、佐々木くんの熱さ、源田さんの侍魂などなど、見応えがめちゃくちゃあったので、野球好きな人はぜひ見に行ってほしいな…。
こういうドキュメンタリー映画初めて見たけど、個人的には満足度高かったです。（ダルさんのせいで正常な判断できてない可能性ありますが）
なんだか最後映画の宣伝しちゃったので、わざとらしいPR記事みたいになっちゃいましたが、回し者とかではないです。
ただ、映画を見て、ダルさんに11年振りに会って思ったことを備忘録としても残しておきたいなと思って久しぶりにnoteを書いてみました。
ダルさんに会いに行ってから、ビックリするぐらいパワーに溢れて、仕事もダイエットも良いように進んでいるので、好きの力って侮れないなと思ってます。
ただ感情にコントロールされてるようじゃまだまだなので、ダルさんを見習って自分をコントロールできるようなることが私の今の目標！！！
村上くんも今回のWBCで大谷くんと過ごすことで高い目標を設定できるようになったって言っていましたが、私もずっとリスペクトできるダルさんを応援していることで、次はこうしよう！って思えているので、ある意味私のロールモデルと言ってもいいのかもしれません。
WBCが終わり、ダルさんはアメリカに戻ってまた今度いつ日本に来るかはわからないので、お金貯めて私がアメリカに会いに行くんだ！！！円安に負けない、、、！！！
最後に、
ダルさん、いつもありがとうございます。
これからも応援させてください！！！
Nobody but 有♡
～追記～
宮崎でダルさんが宇田川会で訪れていた完全個室の高級焼肉店。
宇田川さんを囲む会に参加させていただきました！
— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) February 20, 2023
宇田川さん、ご馳走様でした！ pic.twitter.com/5xyAjMIPSK
お分かり頂けただろうか。
そうです。1人で行ってきました。
完全個室の広い部屋でひとり高級焼肉をいただきました。
店員さんに「ダルさんが食べたものと同じものをください」って言いました。
ダルさんのこととなると行動力が異常になります。オタクってすごい。
美味しかったので宮崎に行った時はまた行きたいなと思います。
おしまい。