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戻れない場所を思ってる「退会したユーザー」違う世界線
ある交流サイトに久しぶりにログインした。
退会してしまった人たちの日記は消えても、僕が書いた日記には、その人たちの名前のないコメントが残っている。
名前はなくても、その書き方や内容で誰とかはわかるものだ。
あの場所には以前のように頻繁にはログインしないだろう。
これが最後になるかもしれない。
きっと永遠なんて言葉は
勝手気ままに描きなぐった未来を語るためにあるんじゃないね
通り過ぎてしまった過去たち もう戻れない瞬間に ひそかに感じてたもの
比較的最近の名前のないメッセージを開いてみた。
一つだけ確かなこと
あの場所で名前のないメッセージには、
返事を書いても、もう届かないということ
違う世界線では、届いたのかもしれない。