S1ダブルマスター到達試製ギミックパ
ジェスタンザンと邪悪な回避リレー(仮)
まずは今回のパーティを構築するに至った経緯から。
セキタンザンの特性『じょうききかん』は水タイプと炎タイプの技を受けるとSが6段階上昇するというかなり個性的な特性である。
波乗りドラパルトなどと組み合わせて弱点保険を発動させて
こいつ自身をエースにするという構築は剣盾の頃に存在したが
自分はせっかくの新環境なので新仕様『テラスタル』を活かしたいと思い
セキタンザンはサポートに回ってもらい別の使い方をすることにした。
二匹目のポケモンに求めるのは技『スキルスワップ』だ。
今作は昔よりスキルスワップ習得者が減っているので誰をエース運用するか迷いに迷ったが、一匹だけポテンシャルを秘めていることに気がついた。
フラージェスだ。
フラージェスは78-65-68-112-154-75というかなり尖った数値をしているので無振りでもめちゃくちゃ特殊方面に硬く『ドレインキッス』『アシストパワー』など積みエースとして優秀な技を覚えることが可能なのだ!
そして味方がアイテムを失ったときに自らのアイテムを手渡すという
フラージェスの特性『きょうせい』が今回のギミックに適性がある。
これがジェスタンザンギミックだ!
基本的な並びはこう。
1ターン目
フラージェスが鋼テラスタルをしつつセキタンザンにスキルスワップ。
セキタンザンは味方のフラージェスにニトロチャージ。
なんて美しいコンボなのだろう。
これでランクマッチに潜れば連勝間違いなし!!!
…と、思ったのだがこのフラージェス 防御方面は全く上昇しないのである
二人がかりで殴られてしまうと思ったより脆いため
いまいち暴れ切らないというケースが有った
この花を守護らねば。
そこで三匹目に選んだのが
まず前提としてはがねタイプになったフラージェスの弱点は
ほのおタイプとじめんタイプとかくとうタイプである。
セキタンザンが大爆発で退場したのを前提にすると以下の並びになる
この並びを見た時
二匹に通りがいい「じしん」を打ちたくなるのではないか?
あるいはフラージェス方向に高火力の炎技や格闘技を打ちたくなるのでは?
この二匹もとても美しい並びである。
以上の三体を基本選出として
を入れた
試行錯誤の末たどり着いたのがこのようなパーティであった。
(記事内には記されていないが本当に色々なパーティを試し、迷走してドンメル入り構築を作ったこともある。)
スーパー級の半分ほどまでは8割ほどの勝率で駆け上がることができたが
しばらくすると天敵が流行りだし連敗してしまった。
いたずらごころを利用した先制挑発や追い風。
なによりもどうしようもなかったのが『くろいきり』の存在だった。
いくら積んでもこいつにすべて破壊されてしまうのだ。
迷走してサイコフィールドを貼ってみても場に効果のある黒い霧には意味がなかった。
そもそも今のパーティのままでは「いたずらごころ」持ちが重い。
しかしギミックパを辞めることは癪に障るので
あえてこいつをカモる構築を組むことに。
黒い霧が重いのならば黒い霧を封印してしまおう。
そこで黒い霧封印ができるポケモンを探して見つかったのが以下の三匹
ああ!裏選出のほうが強くなってしまった!
ジェスタンザンギミックのはずがベトベトンが軸になってしまったのだ
基本選出は以下の二匹。
やることはめちゃくちゃ単純
これだけだ。
グレンアルマで択を無理やり通しベトベトンで小さくなるを三回積む。
ジェスタンザン運用で気づいていたがこの型のグレンアルマはとても味方を守る性能が高いので隣に積みポケモンを配置すると強い。
最強の積み技とはなにか。
それこそがちいさくなる
これはあくまで持論だが、再現性の高い運ゲーは運ゲーではない。
ベトベトンを守り切るための択を通し最大限お膳立てをして回避率を最大限上昇させれば相手の技は本来の確率の33%しか当たらないのである。
こいつやオーロンゲ等いたずらごころ持ちが初手に出てきた場合
ベトベトンに悪テラスタルをさせることで更に高確率で小さくなるを三回積むことができるのだ!
俺は悪くない、ヤミカラスが悪い。
小さくなるを三回つんだらあとは適当に毒々を連打する置物になろう。
そして一般フラミンゴを出して特性きょうえんで回避率上昇をコピー!
こいつの戦い方は回避率を盾に身代わりを残しながらローキックで相手の素早さを操作して常に上から身代わりが貼れるようにする。
もしも音技を持っているポケモンがいたら地獄づきを撃って音技を撃てないようにしよう!
基本的に相手の技は当たらないので、毎ターン毒々を連打するベトベトンとカラミンゴの並びで相手を崩壊させよう!たのしいね!
以上の三匹を基本選出にして裏は
なぜこの二匹なのか。
その理由は『スキルスワップ』にある。
このゲームの仕様として『スキルスワップ』等で特性が変更された場合
『いかく』等、場に出たときにのみ発動する特性も
そのタイミングで再び処理されるという仕様がある。
(スキルスワップオドシシとか昔使ってたので覚えてた)
つまりこれがどういうことかというと
と言った具合に、『きょうえん』にスキルスワップを打つとその場できょうえんが発動するという悪魔みたいな回避リレーが行われるのである!
それ、自己暗示でよくない?とお思いのそこの方。
今の環境には
これら天然三銃士がはびこっているので、回避率上昇に強いこの三匹からてんねんを取り上げたりだとか 威嚇持ちから威嚇を取り上げたりロトムから浮遊を消したりだとかでかなり使い勝手が良かった。
中には
なんて言うケースもあったので今作でスキルスワップがかなりお気に入りの技になった。
…というわけで裏選出がかなり強力な並びになってしまったので
表選出と裏選出が入れ替わってしまった。
しかしながら、表の並びであるスキルスワップを覚えたフラージェスや味方を守ることに特化したグレンアルマを裏選出でも無駄なく使えたのは
なかなか芸術点が高いのではないかなと思っている。セキタンザンは….うーん。
食べ残し取り合っちゃったから持たせたけど隠密マントより大きな根っこ渡したほうが良さそう。
S1の感想・総括
テラスタルのお陰でギミックに幅が出たのは滅茶苦茶楽しかったしこれからもテラスタルというシステムのおかげでメタが回っていくのかと思うととてもわくわくするシーズンだった。
個人的な後悔としては、この構築にたどり着いたのがかなり遅かったので、とりあえずマスターに到達して一度満足してしまってあまり回さなかったのはもったいなかったなぁとは思った。
パーティを改良してからかなりの勝率を叩き出してたので余計に。
また、初めての構築記事なので拙い文章であったことを謝罪しておこう。
一応レンタルパーティを公開しているが、努力値振り等素人まるだしな部分もあるので興味がある方は各自自由に調整してぜひ戦ってみてほしい。
以上。