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【たわしコラム】悪口は自分が変わらなくていい一番の妙薬
他人をジャッジすると怒られそうな内容だが、たわ母はお世辞にも綺麗とは言い難い。それは体型も容姿も。
対して父親はイケメンの部類と思う。
インキャイケメンを上手く捕まえたたわ母、である。
たわ母は姑にいびられる以外は、家事洗濯終えたら火サス見て横になるみたいな日常だったもんだから、体型もお世辞にも、、である。
テレビに映ったちょっとタイマン張れそうな女優さんやらアイドルやらなんでもいい。とにかく容姿をディスるのだ。
言わずもがな、足元にも及ばない美女は勿論スルーだ!!
(ジュディマリのYUKIちゃんをブスカワ!と言ったのは今でも許せない)
「うわーー見て、めっちゃブス。」
これを一人暮らしして離れるまでの20年近く、横で見てきた。
なんなら父親も同じ感じでテレビ界隈の方々をディスる。
たわ母の影響?
私はSOPHIAという当時でいうビジュアル系のバンドが好きだった。
でも、表立ってSOPHIAが好きと言えなかった。
なぜなら、父親がディスるからだ。
初めてMステにSOPHIAが登場した時だ。
おそらくだが父親に関しては、愛しの娘の好きな男が、化粧した女性っぽい男。というのも気に食わなかったのだろう。
父親に「なんだこの化粧して気持ち悪い奴らは」と早々に洗礼を浴びた。
馬鹿にされるのが許せなかった。
化粧していようが、バンドマンだろうが何だろうが、私の大好きな人や他人のことをとやかく言う親に心底嫌気がさしていた。
それ以後は録画してみるようにした。
まるで見てはいけないものを見てるみたい。
受け入れられない=見ていて無性に腹がたつ
腹がつと言えば!自由!自由と言えば!好き勝手!!好き勝手と言えば髪染めて音楽やって〜〜〜
完全に「嫉妬」である。
話は少しだけ逸れるが、私が高校三年生の春休みに大学も決まったので、今まで我慢してきたヘアカラーとピアス両方挑戦したのだ。
今思えばそれは、ヘアカラーとピアスの挑戦というよりも、父母への挑戦状だったっと思う。
厳しい家庭内での、長男長女の特攻隊のような行動があってこそ、次以降の世代に平和がもたらされるのは、ぜひ次男次女に思い知ってもらいたい。
(次女は何も言われず好き勝手放題だったから)
茶髪になった私を見て、膝から崩れ落ちた父親を今でも鮮明に思い出せる。
そんな親を見てきたからか、私と弟はサラブレッドだったと思う。
同じくテレビを見ては、通りすがりの人を見ては。とにかく穿った目で親と一緒に批判を繰り返していた。
こう言うことを言うのは普通(?)だし、当たり前に皆んな言ってると思っていた。(怖い…)
自信がないけど、自分を変えるのは大変だ。
太っている人が痩せてイケてる体型になるには努力がいる。
でも努力はしたくない。
誰かをディスる。貶める事によって自分はその人よりマシだ。そうやって自己肯定感を保っているだけなのだ。
努力無しの、お手軽自己肯定感UP法。
しかし本当に悲しいのは、人を下げて自分を上げたところで一瞬しか満たされない。だから言い続ける。
根っこの自分を肯定しない限り。
そんなうちの両親を、あれれ?…と気がついたのは、旦那さんのお母さんに出会ってからだ。とても道のりは長かった。
たわ母は、最初は友好的に近づくのだが、いつ何時ディスる準備ができている人だ。
自分に自信がないから、常にヤンのかコラ!状態なのである。
人生ハードモードすぎる。
・あのお母さん天然〜〜(私は地獄なのにー!平和そうでムカつく〜)
・○○〜って言われた!私のこと馬鹿にしてる?!(何にも馬鹿にしていまん)
あげたらキリがないが、こんな感じである。
自分を好きにならないと!!!
百万回使い古された言葉ではあるが、母親に贈りたい。
自分を肯定できていれば、他人を下げる必要なんてない。
だから、マウントしてくる人が目の前に現れたら心の中で
「へいへいへい!ピッチャービビってるぅ!!」
と、私と一緒に唱えましょ。
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