親に金がなさすぎて、日常生活自立支援事業にたどりついた話。
親がお金の管理をできない。
どれぐらいできないかというと、父74歳と母70歳で、貯金約80万。
これがなくなったら生活保護。
この80万も私が親の保険の解約をしたり、コロナの給付金(父は自営業)の手続きをしてなんとか作ったお金だ。
稼いで意識的に貯めたお金ではない。
母はほぼ小卒。中学は先生に根回しをして卒業できたけれど、ほとんど行っていない。
読み書き算盤ができない。
メモはひらがなとカタカナが混じっていて、小さいつ、濁音、長音などは正しく書き取れない。
いろいろあって遺言書を書いてもらおうとした時に、A2用紙に拡大した下書きを用意したが、遺の字が書けなくて断念した。
父は大学中退。自営業をしていたけれど、ここ3年の確定申告は私がしている。日々の売上金額を残せと言っても残さないようなポンコツ。
で、もうすぐアル中で入院した父が退院する。
酒が抜けているうちに、公的機関に介入してもらうことにした。
前に相談した時にファイナンシャルプランナー的家計相談を乗ってくれる人がいると聞いたことがあったので、まず区役所に電話をかけた。幾つか経由して日常生活自立支援事業の人とつながった。
話を聞いてやばいと思ったのか、すぐに対応してくれることになった。
やばいポイントは
・父がアル中で入院から帰ってくる
・アルコールを買いに行くから金を出せと父が脅す。
・お金の管理が2人ともできない(母はおそらく発達あり、父は昨年だけで150万何かに使い込んでいるが使途不明)
・そのわりに、自覚症状なし。自由にお金を使いたがる。
・お金はあるだけ使う。
・母が父のアルコールを理由に包丁で刺したことがある
・父はアルコールのせいで年齢よりも脳の老化、痴呆が進んでいる(今回の入院で判明した)
・私が妊娠中である
特に母が父を刺したところが効いたと思う。
今回の電話で何人かの人と話したが、
「あの、伺ったのですが、さ、刺したんですか?」みんなこういう反応。
とりあえず、父と母を日常生活自立支援事業に契約するように、支援の人が家に2人も来てくれる。
日常生活自立支援事業は簡単に説明すると、銀行のカードと印鑑を預かって必要なお金だけ渡すように管理してくれる制度だ。契約料はなしで、お金を渡す実働1Hあたり1000円と交通費のみでできる。
電話を切ったあと情けなくなって、もう嫌だと夫に泣きついてわんわん泣いた。
「第三者のいる前で、これぐらい泣いて情けない。もう関わりたくないって泣いたら親に効くと思うよ。」と夫にアドバイスされた。
確かに私はここ数年、親のことでいろいろ巻き込まれているけど、親の前では泣いていない気がする。
正論でキレまくるよりも、泣き落としの方が効くのはわかっているけどできない。怒りがおさまらない。抑えられない。
けど今回は、私も大人になって泣いて親を落とそうと思う。
使えるものはなんでも使う。
そして私の平和な日常を取り戻すのだ。もう私は疲れた。
もし契約できたら出産まで親の携帯はブロックする。
このあといろいろあり、成年後見制度を申立することに。
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