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親と絶縁せずに関わらずに生きていく方法。

絶縁すると簡単に言うけど、なにかあった時に子に連絡や責任は来る。そしてそれはたいてい悪い事しか起こらない。できたとしてもなにかやらかして連絡が来たらと思うと切れない。絶縁はほぼ不可能だ。

私の親も借金をいつしてもおかしくないような生活だったので、生かさず殺さずお金のコントロールを騙し騙し3.4年はしていた。

親が変なところでお金を借りて返済能力がなく、うちに取り立て来たらどうしようと思うと寝られない日もあった。
夫もそうなったら引っ越そうと言っていた。それくらい危なかった。

結局、親に対する責任を成年後見制度に丸投げできてほっとしている。


お金の管理以外に、入院、老人ホームの手配、要介護等の認定取得、マイナンバーカードの手続き、遺産相続の手続き、給付金や還付金、保険金の受け取り、あらゆる契約と契約の取消、持ち家、資産の売買などやってもらえる。



本来、子がするめんどうなことをほぼ全部任せられる。これらの項目は細かく別れていて、任意で選べる。

お金がない親と縁を切ることを考えたことがあるなら、成年後見制度を申請するのが一番確実で穏やかに暮らせる。

むずかしいかもしれないけど、社会福祉協議会などに協力してもらって周りから固めてどんどん詰めていけばできると思う。
時間と手間と、申請費は多少かかるけど、やる価値はある。

ただこの制度、要介護や痴呆など自身で管理ができない状態だという病院の診断書がないと申請できない。若くて元気だったら、親が自分で申請(本人申立)しないとできない(私がやったのは親族申立)。
それをするのは大変だと思うし、親との信頼関係による。

私の場合、親が私の事を信頼していて、申請に同意してくれて、痴呆と知的能力障害疑いの診断がおりたから申請できた。

いやいやながらも親とうまく付き合って最終的に言うことを聞かせる。そういう戦略がいる。

親をどれだけコントロールできるかで人生が大きく変わる。
親のお金と健康の問題は、みんな向き合いたくないし見て見ぬふりをするけれど、自分自身も歳を重ねて体力も処理能力も落ちていく。
そうなる前にやらないと、ガラガラと崩れていくものを場当たり的に対処しなければならなくなる。

私は親が高齢なこともあって、30代なかばで親に関する責任を手放せた。とてもラッキーなことだと思う。
どれだけ親がわめいても、私のところまで届かない。電話をブロックするだけでいい。親は後見人がいるから生きていける。

自分の人生を親に邪魔されずに(親が意図していなくても)生きていける。
自分と夫とこれから産まれる子だけに自分の時間や気持ちを使える。
純粋にそれができるのは本当に幸せだと思う。

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