デンマーク シェラン島北東部
仕事関係の研修でデンマークのシェラン島北東部に行ったことがあります。これはその時の句です。
草屋根に燕寄り合う厩跡
其々に百鳥帰る春の夕
二十二時紫雲たなびく夏至祭り
研修場所は、古い厩を改修して造られた建物で、茅葺き屋根でした。そこに燕がいくつも巣を作っていて、周りを飛び交っていました。
池が近くにあり、薄暗くなってくると、水鳥たちが帰って行きます。季節は夏至なのですが、日本人の感覚からすると、正に春といったうららかな気候で、それで鳥の句を春と詠んだのです。しかし夕方といっても、日が沈むのは大変遅い。研修はみっちりと組まれていましたが、夜が明るいという事もあって、研修の後でいろいろと観察できたわけです。
夕焼けの時に見た紫色の雲は本当にきれいでした。空が青く、下から赤くなってくるので、間が紫色に見えるのです。これは映像に撮りましたが、肉眼の方が紫の印象がより強いです。
夏至はめでたい事らしく、テレビではずっと夏至を祝っていました。まるで日本のゆく年くる年といった様相で、町で祝う人々の姿も映し出されていました。
3句とも説明しなければ、デンマークとは分からない句で、僕の下手くそなところでありましょう。
バスの車窓からの夕焼け
デンマークのマンホール
コペハーゲンと研修場所(コペハーゲンよりも北)にて
今までにあげた海外の旅
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