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傷みかけの林檎こそ愛おしい

※2023年11月30日Instagram投稿

4年越しの再始動である。
仕事を辞めると決めて、色々と創作が動き出した。
今3つ…脳内構想物を入れると4つが同時進行し始めた。

…我ながら現金だなと思う。



今日は、数ヶ月動かなかった作品に『布地』を使いたくて、2点購入。
かわいいサイトを見つけた。
「天使さん好きそう〜」って感じのサイト。

で。
4年ほど机に置いたままのイス。
空色に塗ったは良いけど、そこから動かず降ってこず。

「…羽根じゃね?」

そしてガサゴソ棚を漁り、軽量粘土をとりだしムニュムニュ。
…無…

ここからまたどうなるのか…たぶん空色は変わるだろう。
…いや、変わってまた空色になるかも…



私の作り方は、ゴールを決めずに手を付けるというスタイル。
つまり気分のまま。

その先が見えなかったら、寝かせる。
何年でも。

こんなんだから、ご依頼は基本的に無理なのよね。
気心知れたお相手のみ…つまり寛容してくれる友人のみとなっているのが現状。
今だってお待たせ中だ。

大変申し訳ないと思いつつも、浮かんだものは即座に掴まないと霧消するので進行状況と優先順位は一致しない。

それをダメだと言われると、一気に何も生まれなくなる。
本当にゲンキンだな私。

前はここで落ち込んだり、反省したりしていたけれど。
けいこさん(@keiko.8008)のセッションで「そのまま生活に落とし込んでいい」という発想を聞いてから、「もうコレを正すのは無理だな!」と。
許すことにした。

その分、さらに愛らしい作品を生みだそう。



話は変わるが。
私は『不器用』な物が好き。

例えば不格好な焼き菓子、少し傷のついた果物、色褪せた背表紙、直しても直しても数分遅れる時計etc

そういう個性的な物が好き。
少しばかり優しい目線を必要とするような、そういう存在が愛らしいと思う。

そんな訳で、私の創るものは『キレイ』ではない。
真っ直ぐな線もないし、真っ平らな面もない。
ちょっと歪んでいるし、毛羽立っていたりする。
色むらだってある。

ネットショップの名前は『ルルピカタ星のハル庭屋』。
どこにある星か分からないし、ハル庭って何なん?て名前だ。
そこが好きなの。

『晴れた日の散歩で偶々よった蚤の市』にこっそり居そうな店がいい。
よく分からない物ばかり置いてるけど、居るだけで楽しい。
そんな感じにできたら良いな。

しばらく放置してたので、また少しずつ手を加えようと思う。

私という愛しか置いていないお店にするんだ!

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