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初めての海外ひとり旅4

3日目

朝早く起きて、部屋を出た。

その辺にニワトリが歩き回る中、カウンターへ向かう。そして、とりあえずチェックアウトした。私はスリーパゴダパスに行きたいんだ。今日の宿はとりあえず決めないで行ってしまおう。

バス乗り場に向かった。リュックをからいながら、てけてけと歩いた。コンビニなんてないし、てか何も無いし人もいない。

やっと、朝ごはんの売ってる屋台を見つける。ソーセージみたいなやつ?腸詰めしたやつがあって美味しそう。私は覚えたてのタイ語を使ってみた。

「ニータオライカー?」(これいくら?)

お店の人「○○バーツ」

やばい。答えが分からない。ここで、数字も覚えないといけないことに気づく(当たり前)

買ったものを持ちながら、バス乗り場へ。チケットカウンターがまずよくわからない。バスは色々あって、よく分からん。

とりあえずその辺の人に片っ端から声掛ける。英語だから、わかんないよって皆逃げていく。それでも声掛けまくってやっと教えてもらった。

バスではなく、ソンテウと言う乗り合いジープに乗るみたい。出発時間を聞いて、朝ごはんを食べながら待つ。

中にもち米的なものが入ってて中々美味しかった。これをまた食べたいなぁってたまに思うけど一度も見かけたことはない。

30分くらいソンテウに乗っていく。次々と色んな人が乗ったり、降りたりしている。興味持って話しかけてくれる人もいて楽しい。話しかけてこない人も皆笑顔だから心地いいし、何より風に吹かれて気持ちいい。

そうこうしているうちに到着した。イミグレを探す。証明写真はイミグレの近くで撮れるみたいだが、ぼったくられる時があると聞いていたので事前に日本で準備しておいた。

イミグレはえっ?ココ?って感じのとこだった。お世辞にも綺麗とは言えなくて、不安になった。ボロいお土産屋さんにしか見えなかった。

受付してくれた人は男性で、受付しながらめっちゃ話しかけてきた。

「この後どうするんだ?今晩の宿はここで取ればいい。ここで今夜祭りがあるんだ。ディナーでもどうだ?とっても楽しいよ。ご馳走するよ」

ここはイミグレだよね??大丈夫?ものすごく不安になった。騙されてるんじゃないかと思いながら丁重にお断りした。そして、今晩はサンクラブリーで宿を取るしかないなと心に決めた。

国境はちょっと離れたとこにあって、見た目は普通だった。ここでいいのか?と思いつつ通り過ぎる。ミャンマー側のイミグレの人に書類渡して、パスポートを預けるだけ。私は騙されているんじゃないか?この人はパスポート返してくれるのだろうか…めっちゃ不安になった。

ミャンマー側の国境のあたりにはバイタクが何人かいてめっちゃ話しかけてくる。ぼったくられては行けないととりあえず断ってみる。

がしかし、歩ける範囲に何も無い。てかミャンマー側の地図とか情報とか一切ない。結局バイタクに頼むしかなかった。

たしか3時間でいくらみたいなやつにした。値段は忘れたけどタイバーツがそのまま使えた。

バイク2ケツで色々廻った。途中ヘルメットがないことに気づいた。そーいえば、サンクラブリーでもしてなかったな。いいのか?それで。

でも風が気持ちいいからいいか。道は塗装されてないから、砂ぼこりは凄いし髪はぐちゃぐちゃになるけど。広い大地をずっとバイクで走るのは気持ちが良かった。

道中、どデカい托鉢のお坊さんの像が沢山並んでた。走っても走ってもずっとお坊さんの像が立っている。何にもないとこにあって凄く異質だった。

山の上のパゴダに着いた。わざわざ下の階段のとこで降ろされて1人で登ってこいと言われた。自分はバイクで先回りすると。

えっ?マジか…何百段もある階段を1人でひたすら登った。マジでヘトヘトになった…。

到着すると、お参りの仕方を教えてくれた。普通に外なのに、靴を脱ぐように言われた。確か自分の誕生曜日があってそれによってお参りする場所が違ってて。彼の言うままよく分からずお参りしてた。

山の上からの景色は絶景だった。何も無い、ただ緑が広がってるだけだった。ぼーっと眺めていると、彼が世間話をしてきた。

「給料はいくらなの?結婚してるの?僕と結婚しない?日本に連れて行ってよ」

初対面でお金の話をされるとは思わず、ビックリした。お金持ちじゃないよと言っても信じてもらえず、日本は金持ちだ。羨ましいとお金の話ばかりしてきた。

彼「履いてる靴はいくら?」

私「○○バーツ(日本円で1000円)」

彼「ここだったら、もっと安くで買えるよ。君はやっぱりお金持ちだ」

正月のセールで買った靴なんだけどな。物価が違うからしょうがないんだけど、彼からしたらやっぱり日本はお金持ちで羨ましくてしょうがないらしい。

軽くカルチャーショックを受けつつ、移動した。お寺みたいな場所に入ると、自然光のみでちょっと薄暗いけど、仏像の周りが電光でチカチカしてるいた。えっ?寺って厳かな雰囲気じゃないの?

見た目は素朴な感じなのに、仏像がクリスマスツリーみたいに飾られていた。呆気に取られていたら、僧侶の所に連れて行かれた。

見るからに仙人みたいな僧侶にドネーションを要求された。えっ?ドネーションってなに?私はドネーションを知らず、軽くパニクった。ガイドとやりとりしてて、やっと寄付だと理解した。

いくらが相場なんだろう?よく分からないや。てか持ち金が細かいのがない。いくら渡したか忘れたけどちょっと多めだったみたいで、僧侶が喜んでくれた。

何かお祈りをしてくれて、顔に聖水をぶっかけられて数珠的なものをもらった。

学校だったか孤児院だったかにも連れて行ってもらって子どもと触れ合ったりした。壁に書かれている絵が仏教でちょっと怖かった。

最後に市場で降ろされて、何分後に迎えにくるからと言っていなくなった。お世辞にも綺麗とは言えないほんとに地元の人用の市場だった。

女の子はタナカと言われる日焼け止め?を顔に塗っていて、顔にペインティングしてるような感じだった。

ぼーっと眺めながらプラプラ歩いてたら、山羊の生首が売られていた。豚のやつはテレビで見たことはあったけど、山羊とかその他諸々グロテスクな肉がたくさんあってビックリした。

バイタクに国境で降ろしてもらい、お会計。言った値段以上をふっかけられてちょっと揉めた。

無事にタイへ入国。パスポートも返してもらえた。残念なのが、スタンプが押されてないところ。一時入国的な扱いだからだろうね。

もしこのnoteを見て行きたいと思った人がいたら、ちゃんと調べた方がいいよ。結構ココ、国境閉鎖してたりするからね。

お腹が空いたので、その辺のお店でチャーハン的なものを食べた。横の商店で食料品などを見ているとシャンプーとリンスがあった。

シャンプーがちっちゃい子用の10個くらい連なっているお菓子みたいになってる。ちぎって1個ずつ買うみたい。雰囲気でシャンプーとリンスを買ってみた。

さて、サンクラブリーに戻るか。てか乗り場どこ?
















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