【ヨシタケシンスケ展かもしれない】 に行ってみたお話
こんにちは!メンズ雑貨ブランドTAVARATのサトウです。
今回は「りんごかもしれない」で有名な絵本作家・イラストレーターのヨシタケシンスケさんの展覧会に行ってみたのでそこに行った感想を書いていきたいと思います!
ちなみに前回の記事はこちら▼
ヨシタケシンスケさんに出会ったきっかけ
3-4年前にふらっと寄った本屋さんにりんごかもしれないが置いてあり、柔らかでかわいいイラストが気になり手に取ったのが最初でした。
ただ、子どもでもわかる内容にも関わらず自由で奇想天外な発想は大人でもどんどん引き込む魅力がありました。
※内容が気になったひとはぜひ読んでみてください!
そしてヨシタケさんの本を集めていく中で、大人でも考え始めるとうぅん…と頭を悩ませるいわゆる哲学的な内容を、子どもでもわかるような柔らかな表現で伝える姿や僕の想像をはるかに超える発想力にどんどん引き込まれていきました。
そんな中で、今回の展示会が兵庫で行われるということだったので
会場に向かったのでした。
展覧会場に行ってみて
今回向かったのは市立伊丹ミュージアム
全日予約制だったため、予約開始と同時に予約し当日会場に向かいました。
会場にはさまざまなキャラクターの案内があり会場に入る前でもワクワクさせてくれます。
会場は撮影OKだったので、写真とともに感想を書いていきたいと思います!
夏休みといったこともあり会場は家族連れが多く、かなりにぎわっていました。その中でも驚いたのが壁一面の圧倒的なスケッチ量。
ヨシタケさんが普段から持ち歩いている1万枚を超えるスケッチが飾られまさに圧巻でした。書籍の中で現れるつい見逃していた日常性を切り取る観察力や絵本の中での自由な表現力はここからきていたのか!と納得するものがありました。
そんな中で少し気になったのが、上の画像の真ん中に写っている絵本のタワー。一瞬、展示といえど本が傷んでしまうのではないか?と不穏な気持ちになりましたが展示の中でその意図を見て納得しました。
絵本は立体物
ヨシタケさんはもともと立体物を作っていたため、絵本も立体物と捉えているそうです。というのも立体物は壊れてしまうのが普通なので、絵本も子どもが触れる中でページが折れたり、曲がったり、破れたりするのは当然だと考えているとのことでした。
僕はこの考えにはっと気づかされました。
というのも、子どもが絵本を積み木のように重ねたり、時には本自体を破いたりしてるのを見るとどうしても「乱雑に扱っている」というネガティブな見方から「大切にあつかいなさい!」と怒られてしまうというケースは見たこともありますし、僕もそういったことで怒られた経験もあります。
ただ、改めて考えるとその子どもが絵本をいわゆる”読む”ということ以外で遊んでいるその姿はむしろ彼、彼女なりの楽しみ方を発見しているとも考えられます。(もちろん他人に迷惑をかけない前提が必要だと考えますが、、。)
例えば積み木のように絵本を重ねて遊んでいる時には、彼なりに本が見えるお気に入りの角度を探しているのかもしれませんし、本を破いている彼女は好きなページをスクラップブックのように集めているのかもしれません。
そして時間を重ねたあとに買った時の新品同様で残っている絵本もそうですがテープなどで補修され、つぎはぎだらけでぼろぼろになったモノを見た時にどちらの絵本も大切にされてきたように感じるのではないでしょうか?その面白さを展示上にあった絵本の立体物から考えさせられました。
大人も子ども楽しめる様々な展示
上記に述べた絵本の立体物や大量のスケッチのほかにも、ヨシタケさんのこれまでの数々のユーモアあふれる作品や出版されている絵本のアイデアメモ、絵本から飛びだしてきたキャラクターなど様々な展示がありかなり大満足な内容でした。
本自体のコンセプトもそうですが、展示会場も大人でも子どもでも楽しめる空間になっていたのはさすがヨシタケさん!と納得の内容でした。
今年の夏休みの思い出づくりにお時間ある方はぜひ立ちよってみてはいかがでしょうか?※2022/08/17現在、僕が行った市立伊丹ミュージアムはすでに予約で満席のようでした、、、。次回以降の広島展、愛知展などお近くの方はぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
https://yoshitake-ten.exhibit.jp/
またお近くの本屋さんなどでもヨシタケさんの本をご覧になれると思いますので気になった方は是非読んでみてください!
以上、ここまで読んでいただきありがとうございました!
TAVARAT サトウ