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まず笑って、そして考える|イグ・ノーベル賞の世界展
こんにちは、メンズ雑貨店TAVARATのサトウです。
今回は最近大阪で行ったイグノーベルの世界展について書かせていただきます。
▼ちなみに前の記事はこちら
イグノーベル賞ってなに??
ぼくもイグノーベル賞に対してはほとんど知識がなく、少し変わった研究がとる賞くらいのイメージしかありませんでした。ただ、たまたま見たこの展示の広告に出ていたバッタが映画「スターウォーズ」を見ている時に興奮する研究やなぜキツツキは頭痛がしないのかの研究など、ぱっと見何それ!?と思うけどちょっと気になる、、、。そんな研究の数々が展示されているのならぜひ見てみたいと思い会場に向かったのでした。
そもそも、イグノーベル賞とはどんな賞かと言いますと
「イグ・ノーベル賞」とは、1991年に創設された「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に与えられる賞で、"表のノーベル賞"に対して"裏ノーベル賞"とも呼ばれ、授賞式は毎年秋に開催され世界的な話題となっています。
この展覧会は、「イグ・ノーベル賞」を企画運営するアメリカの科学雑誌「IMPROBABLE RESEARCH(風変わりな科学雑誌)」の編集長マーク・エイブラハムズ氏の協力を得て制作される、世界で唯一の「イグ・ノーベル賞」公式展覧会です。
受賞研究の紹介や研究の中身をご自身で体験できるコーナーなど「イグ・ノーベル賞」の軌跡を追いながら、「まず笑って、そして考える」ことを楽しんでいただける内容です。
上記の説明の通り、会場には「まず笑って、そして考える」研究が多数展示されており、そのどれも魅力的でした。
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授賞式を盛り上げる数々のコンテンツ
手作りトロフィー
特徴的な研究に対して贈られるトロフィー自体も、かなり特徴的なものが多くこれどういうこと?やどんな意味が込めまれているんだろう??といったトロフィーが数多くありました。
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イグノーベル賞のコンセプトに「お金をかけずに済ませる」といったことがありトロフィー自体も毎年スタッフによる手作りで、材料も近くのホームセンターや廃材を使用して作られているとか。
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会場を飛び交う紙飛行機
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イグノーベル賞で欠かせないモノの一つとして、オーディエンスがステージに向かって投げる紙飛行機だとか、、。それを再現すべく会場を飛び交う紙飛行機が印象的でした。
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実は日本人とゆかりが深いイグノーベル賞
会場で驚きだったのが、日本人とかなりゆかりが深いイグノーベル賞。言われてみれば、天橋立で有名な股のぞきの研究がイグノーベル賞を取ったと以前どこかで気がしますが、なんと日本人研究者が16年連続で受賞し続けているのだとか。
受賞者の中には、あの発明家で有名なドクター中松氏や大手食品メーカーの研究員の方など様々でした。
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その中でも個人的に面白かったのが、こちらの研究。確かにバナナの皮を踏んで滑るイメージはありますが、どういったことが理由で滑るのかは知りませんでした、、、。
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本気のものさしを感じた1日
会場にあったいろんな研究をみていく中で、着眼点のおもしろさやその研究に対する大きな熱量を感じました。
日常の当たり前のシーンにそのヒントがあって、普通の人なら気にしない、むしろ無意識レベルで気にも留めないことが、その研究者にとっては気になって仕方がない。だから自分で研究してみよう!というということが、研究自体にオリジナリティと熱量を生み出し、独特の面白さと深さを生み出しているのだと体感しました。
僕らの普段の生活でも、当たり前なモノやシーンに対して本気で熱量を注いでる人がいる。そんなことを考えたら、また普段のモノの見方も変わってきそうだなとモノの見方の面白さ感じた展示でした。
今週末11月13日(日)までやっているみたいなのでお近くの方はぜひ見に行ってみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。
メンズ雑貨店TAVARAT サトウ