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大人になってからの友達づくり
今朝の『あさイチ』のテーマ「大人になってからの友達づくり」について、私が経験したことを思い出したので語ってみる。
仙台でカタログ制作をしていた20代の頃。
職場の人以外で、飲み友達がほしいと思っていた。
その私に、飲むのが好きで友達も多い同僚が教えてくれたこと。
「飲み友達ほしかったら、まず酒場に通え」
素直に納得した私は、毎週末せっせと行きつけのバーへと通った。
常連さんが集まる小さなバー。
カウンターで飲んでいると、時々マスターが他の常連さんたちとつないでくれた。
メールアドレスを交換することもあったが、その後やりとりするでもなく、その場限り。
思うにお互い結構酔っぱらっているので、酔いが覚めた途端に冷静になってしまうのだと思う。
ディズニーランドにいるときはミッキーの耳をつけていられるけど、ランドの外へ出たら、なんか気恥ずかしくなってそっと耳を外すみたいな感じ。
週末バー通いは1年ほど続けたが、友達というほどの関係性は築けなかった。
しかし私が欲していた飲み友達は、意外なところから出現した。
「高橋さん聞きましたよ。1人で飲みに行ってるんですね」
私に笑顔で話しかけてきたのは、取り引き先である印刷会社の担当さん。
「いや実はね、うちにも1人で飲みに行く者がいるんですよ。こっちも高橋っていう女性なんですけどね。ダブル高橋で、今度一緒に飲んでみたらどうですか?」
「ぜひ!!!」
そこからどう話が進んだか、どうやって連絡先を交換したか、そのへんの記憶はすっかり抜け落ちて、まったく覚えていない。
とにかく私はノリノリだったし、担当さんも言うだけでなく、しっかり取り持ってくれたわけで。
気が付いたらダブル高橋は本当に飲み友達となり、2人でお互いの行きつけの酒場へ行って、(朝まで)楽しく飲み明かした。
いや楽しかったな、あれは。
同僚の助言に従って酒場に通ったけれども、残念ながらそこでは飲み友達は得られなかった。
だけど酒場に通っていたおかげで、思わぬ形でご縁がつながり、飲み友達を得ることができた。
ルートはどうあれ、やはり同じ趣味の友だちがほしい場合は、とにかくその趣味の場へ行かなければ始まらないなと実感した出来事だった。