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DxO PureRAWのノイズ除去は素晴らしかった

先日、日没後の電車を撮影したのですが、シャッター速度を稼ぐ必要があったので露出が足りません。こういうケースではISOを上げるか現像で対応することになるのですが、いずれにせよノイズとの闘いとなります。

ちょうどDxOのノイズ除去がすごいという情報が流れてきたので、DxO PureRAWの体験版をダウンロードし試してみることにしました。

どれだけ素晴らしかったか 先に結果を紹介しましょう。Lightroomとの比較となります

まずはまったくノイズ除去していない状態。ISO1250までしか上げていないのでカラーノイズは無いですがザラザラの粒状感がかなり目立っています。

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次はLightroomでノイズ軽減35%かけたもの。
まだ粒状感があり、草などもつぶれ気味です。これ以上%をあげるとノッペリした感じになってしまいます。

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最後がPureRAWでノイズ除去し、Lightroomでレタッチしたもの。
粒状感もなく、草のディティールもしっかり残っています。

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完成写真はこちらです。

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これまではノイズ除去をするには、何枚も撮影してスタックするとか、別撮りしたノイズ無し写真と組み合わせたりしていましたが、PureRAWがあればその作業を省けますね。素晴らしい。

ちなみに、普段Lightroomをメインで使っている場合は、このソフトはノイズ除去専用と割り切ると良いです。

大まかな流れとしては
①DxO PureRAWでノイズ除去し、ファイルをDNG形式でエクスポート
②LightroomでDNGファイルをインポートし、いつもどおりレタッチ
となります。

Lightroomを使用せずに編集機能まで欲しい方は、DxO PhotoLab 4を使うと良いでしょう。
PhotoLab 4でも同じノイズ除去機能は使えるようです。ただし少し値段は高くなります。

■DxO PureRAWの使い方

DxO PureRAWを起動するとこんなダイアログが表示されます。
まだ購入していないので体験版の状態です。「デモ版を試用する」をクリック。

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起動後の状態です。ここにRAWファイルをドラッグ&ドロップします。

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以下のダイアログが表示されます。
DxO 光学モジュールとはカメラとレンズに合わせた補正のようです。
ただ、私の環境「SONY α7RIV + Sony FE 16-35mm F2.8 GM」では、周辺減光の処理が明るすぎて違和感が出ました。好みもあると思いますが、環境によっては「該当なし(補正は適用されません)」を選んだ方が良いかもしれません。

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光学モジュールによる違いのサンプルです。

「SONY α7RIV + Sony FE 16-35mm F2.8 GM」を選んだ場合。周辺が明るすぎる・・・

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「該当なし(補正は適用されません)」を選んだ場合。こっちの方が好み。

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この辺はバージョンアップで改善されるといいですね。
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さて、PureRAWへ画像の読み込みが完了したら、写真を選択した状態で「画像を処理」ボタンをクリックします。

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続いて処理方法を選択します。
「方法」では「DeepPRIME」を選びます。時間はかかりますがもっともよい結果になるそうです。
Lightroomでレタッチする場合、「出力形式」は「DNG」を選びましょう。
出力先は任意で選び、「処理する」をクリックします。

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待つこと1~3分程度で完成です。「処理結果を表示」してみましょう。

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どれくらいノイズ除去されたか確認できます。

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以上でPureRAWでの処理は完了です。

Lightroomには自動で取り込まれないので、自分で「ライブラリ」→「読み込み」から、PureRAWで書き出したDNGファイルを読み込んであげる必要があります。この辺の連携が強化されると嬉しいかな。

というわけで、DxOのPureRAWはノイズ処理については強力な武器になることがわかりました。ISO6400とか躊躇なく使えるようになりそう。

ちなみに、DxOの回し者でもなんでもないので、購入する場合は普通に買うしかないです。まだ購入していないですが、これは購入せざるを得ないかな・・・

以上、DxO PureRAWのレポートでした。

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