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【CP+2024】初のCP+参加が「写真展示」「写真集展示」「トークショー登壇」だったお話し
2024年2月22日~25日にかけて、横浜パシフィコでCP+2024が開催されました。
実はこれまで「CP+って何?」という感じで一度も行ったことが無かったのですが、今回ご縁があって出展側で参加させていただきました。
無事に終了しましたが、結論から言うと最高の経験をさせていただきました!
■CP+とは
私もよくわかっていなかったのでChatGPTに聞いてみます。
世界最大級のカメラと写真イメージングの展示会で、毎年日本の横浜で開催されます。
カメラや写真関連の最新技術や製品、サービスを展示、紹介する場として、国内外から多くのカメラメーカー、写真愛好家、プロの写真家などが参加しています。
各種のカメラ、レンズ、プリンター、写真編集ソフトウェア、カメラアクセサリーなどの最新製品が展示され、また各メーカーからのプロダクト発表や、写真撮影のワークショップ、セミナーなども行われます。これらの活動は、参加者が最新のカメラ技術や写真撮影のトレンドを理解するのに役立ちます。
なるほどわかりやすい。
実際に参加してみて、その通りと感じます。
今回は、3つの部門で参加させてもらいました。参加した経緯や感想を紹介したいと思います。
■11 Perspective, 11 Universe
11名のメンバーによる写真展です。
昨年末、CP+実行委員長の渡辺さんより直々に連絡がありました。「実行委員長!!!」と、かなりビックリしたのを覚えています。
「写真展をやろうと思うんだけど興味ある?」みたいな軽いノリで、もう二つ返事で了承。
「どんなテーマにするか」「どういった展示方法が良いか」など、こちら側の意見を聞いてもらいながら渡辺さんに調整を進めてもらいました。
11名のメンバーによる特大のプリント、東京カメラ部代表の塚崎さんを巻き込んでの大規模な展示にまで成長し、注目度も高まったと感じます。
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今回の写真展示に関して単純に参加したという感じではなく、主催側の意識で取り組むことができたのは大きかったです。それだけに思い入れも深く、会場で写真が展示されている様子をみたときは思わず胸が熱くなりました。
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そして写真を見に来てくださった皆様、本当にありがとうございました。立ち止まって見てくださったり、写真に撮ってくださった方もいらっしゃいました。ひとりひとりにお話したかったですが、場所から離れていることも多かったため対応できなかった方には申し訳ござません。この場を借りて御礼申し上げます。
また、用事で最後まで残れなかったのが心残りですが、梱包作業など手伝っていただいた皆様、ありがとうございました。
■東京印書館 写真集展示
参加企業の東京印書館にて、印刷サンプルとして写真集を募集していることを知り、せっかくなので応募してみました。
後で聞いたところ相当数の応募があったそうで、数少ない5枠の中に選んでいただいたのは運がよかったと思います。
写真集のテーマはかなり悩んだのですが、一昨年ニューヨークに行った時の未発表の写真をセレクトしてみました。
普段の自然風景やポートレートとは違った、新たな一面を表現できたのではないでしょうか。
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東京印書館の担当の方はとても写真家ファーストな考え方です。より良い写真集に仕上げるため、こちらの要望を余すことなく聞いてくださり、安心して進めることができました。
結果、自分の作品が写真集となり、実物を手に取ったときの満足感は例えようのないものです。
写真家にとってプリントの結果は命です。CP+会場のセミナーを聞いた方は、東京印書館の印刷に対するこだわりが伝わったと思います。一切の妥協なく、満足できる写真集を出版したい方には東京印書館をおすすめします。
写真集の内容をポートフォリサイトで公開しました↓
■SONY トークショー
いつもお付き合いのあるソニーマーケティングより、「CP+でトークショーに登壇できないか」とお声かけいただきました。
もとより写真展示もあり行く予定にしていたので、二つ返事で了承してしまったのですが・・・後からこれほど大規模なイベントだと知りちょっと不安になるのでした。
ご一緒した登壇メンバーは東京カメラ部10選の安彦さん、動画10選のShinya Satoさん。
安彦さんは昨年ヒカリエでトークショーをご一緒したことがあるので、非常に心強い。また、Shinya Satoさんは初めましてでしたが、いつも仲良くしてもらっている10選の田渕さんから「すっごく良い人だよ!」と教えてもらい一安心。
トークショーの内容は、これまで撮ってきた既存カメラの写真を数点と、新しいレンズの写真と動画の作例。問題なのはまだ未発表の新しいレンズ「FE 24-50mm F2.8 G」です。
事前情報が無く、新しいレンズが手元に届いたのは1月末。写真だけならまだしも、今回は動画も必要。
今年は雪が少なく、新潟でも近場の景色は茶色だらけ。
緑もない、花もない、絶望的な条件。
とりあえず樹氷を求めて山形蔵王へ。天気予報では快晴だったのに、ついてみるとマイナス13℃の猛吹雪。青空を背景に樹氷モンスターという狙いはもろくも崩れ去りました。
何とか吹雪の切れ目で何枚か写真は撮れて、それはそれで私っぽい作品が撮れたのでよかったです。ただ、風が強くて動画撮影は諦め。
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そんな中、ソニーさんからはできれば色のある作例を・・・という難題の連絡が。
期限が迫る中、次は福島県の桧原湖へ。
ここも雪が少なかったのですが、運よく天候に恵まれ朝日を撮影することができたのです。太陽も色ということで良いよね!という勝手な解釈により、どうにか納期に間に合わせました。
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当日の25日、開始は12:50からだったのですが落ち着かずそわそわしておりました。
緊張すると思ったのですが、ソニーブースの会場に行くと仲間がみんな来てくれて手を振ってくれて、すごく心強かったです。11 Perspectiveのメンバーをはじめ、来てくれて本当にありがとう。
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始まる前までは会場が埋まるか心配だったのですが、おかげさまで満席&立見の状態となりました。
■まとめ
人生初のCP+が参加側というとても貴重な経験をさせてもらいました。と同時に自分の力不足も実感しております。有名になることが目的ではないですが、より良い作品を生み出せるよう続けていきたいです。
また来年ここに来れるように、今年一年で成長したいと思います。
改めて、ご来場いただいた皆様、運営の皆様、関係者の皆様、ありがとうございました。