はじめて漫画を完成させた話
2021年の12月に生まれて初めて8ページの漫画を完成させました。
これまでもちまちま描いてはいたんですけど、結局完成させれないまま徒に人生を送っていました。
ですが、マンガスクール中野(漫画の描き方を教えてくれる教室)に半年ほど通いながら一本完成させることができました。そこで習ったことを中心にどうやって漫画を描いたかを記事にしたいと思います。
「一枚絵や模写はできるけど、まんがを描くのって難しい......」と感じているそこの紳士淑女の諸君!!
教えてやる、まんがを描くのは簡単だ!!(阿部寛並感)
出典:三田紀房『ドラゴン桜』
ということで自分がどういった手順で漫画を描いているかを紹介してみようと思います!ぜひ参考にしてみてね!!
結論
描く前の準備が大切です。これに尽きます。特に初心者の方は準備を徹底するべきだと思います。では具体的にどのような準備が必要なのか紹介していきます。
①話の内容、設定を考えよう!
まずは話の内容を考えないと始まらない!世界観や話の設定も決めておきましょう。ぶっちゃけこの辺はあんまり話すこと無いです。自分の場合は
対象読者は女子小学生、中学生向けのギャグマンガ。学園ものといった風に設定を決めていきました。ここがはっきりしていないと後で設定がぶれだすので、どういった層にどういうタイプの漫画を描くのか、ハッキリ決めておきましょう。
②キャラクターの設定資料を作ろう!
それが終わったらキャラクターの三面図、身長対比図、表情集などを作ります。
三面も描くのは面倒くさいかもしれませんが、漫画はイラストと違って構図を変えないと画面も単調になるし、ストーリーも伝わらないので三面図を作っておくと後々楽です。
③ミニネームを切ろう!
上記の過程が終わったら、ミニネームを切りましょう。
A4のコピー用紙を二回重ね折りしており目を付けたものをページに見立ててコマなどを割ってざっくりと漫画を描いていきます。
この際絵にこだわったり、セリフをしっかり決めておく必要はありません!
お気楽、ご気楽にいきましょう~☆
実際に自分が描いたミニネームです。タイトルは少し異なってます。
④下書きを描こう!
ミニネームを基に下書きをおこしていきます。この際からしっかりデッサンを取っていきましょう。あとはなぞるだけの状態にしておくのが吉です。
この際めんどくさくなってラフから直接ペン入れしたくなりますが、この下書きで変更したい部分をペン入れで修正することができるので全体のクオリティが上がります。大事な工程ですのでサボらず頑張りましょう。
⑤ペン入れ~清書をしよう!
下書きをなぞってペン入れをし、ベタを塗ったりトーンを貼っていきましょう。
せっかくなので、トーンの貼り方を解説していきます。使用ソフトはクリップスタジオペイントを使用しています。
トーンを貼るとき、自分の場合は選択範囲→クイックマスク で範囲を選択します。クイックマスクに限らず、投げ縄、自動選択ツールなどを利用してもいいと思います。
上部ツールバーの選択範囲→クイックマスクを選択
クイックマスクのレイヤーでペンやバケツを使って赤色を塗っていきます。赤い部分がのちのトーンになります。そしてレイヤーサムネイルにある赤い四角をクリックするとクイックマスクが発動します。
続いて選択範囲の下に表示されたツールバーからトーン化を選択。(モザイクタイルみたいなやつです)線数を60、角度を45度に設定して濃度を決めます。
クイックマスクのレイヤーを非表示or削除すると完成です!
⑥完成!
こんな感じで進めていくと初心者でもなんとかクオリティの高い漫画を完成させることができるのではないでしょうか。
完成した原稿
記事にして改めて感じたのは事前準備の大切さです。漫画を描く前の準備は初心者ほど時間をかけた方がいいと思うので、しっかりと準備してから作品作りに取り掛かりましょう!!
では皆さんが素敵な作品を完成させられますように!それじゃあまた次の記事でお会いしましょう☆
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