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世界一の自転車都市フローニンゲン in オランダ ~欧州自転車旅5日目(オルデンブルク→フローニンゲン)~
欧州自転車旅10日間の旅行記の5日目です。150キロ弱走って念願のオランダに入国。
出発 :10時4分
到着 :19時57分
走行距離:146km
全日程のダイジェストはこちら。
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タイムラプス動画です。通常モードで撮影した一部区間以外はだいたい全行程撮れてます。
翌朝も手厚いおもてなし
翌朝起きて、トイレに行こうと部屋を出ると、洗濯してもらった階段に掛けてありました。お父さんのHardyがやってくれたとのことです。Danke!
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約束した朝食の時間に1階に降りると、お母さんBirgitが朝食の準備をしてくれていました。これがTypical German Breakfastよ!という話の流れで撮影させてもらいました。パン、チーズ、ジャム、サラダ、ハム、コーヒーなど・・・。タダでここまで食べさせてもらっていいんでしょうか。感動をしっかり伝えることくらいが自分にできるお返しだろうと思ってがんばりました。
写真のお父さんの手元を見ると分かるのですが、パンをナイフで上下に切ってからジャムなどを塗って食べるのが正しいようです。けっこう固いので難しかったのですが、「回しながら切るのよ」と教えてくれました。
そんなこんなでゆっくり食べてると、お父さんのHardyは9時ごろ仕事のため、3人で記念撮影して先に出発しました。前日にWarmShowersのメッセージでもきいていたのですが、庭に日本国旗を立ててもらっていました!お母さんのBirgitは1年のサバティカル中で時間があるとのことで「ゆっくりしてって~」とのことで、前日の雨天ライドから一転、ホッコリした時間を過ごさせていただきました。
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朝食を頂いただだけではなく、パンとチョコレートとオランダのお菓子を持たせてくれました。おかげでこの日は途中で何も買わずに目的地のフローニンゲンまで走ることができました。
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出発前には前日の雨で泥だらけの自転車の洗車もさせてもらいました。
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いよいよ出発。サイクリストの娘さんのMaritと比べて極端に荷物が少なかったようで、珍しがってくれました。補給食を買うために近くのスーパーに車で連れてくよといっていただいたのですが、グローニンゲンへの到着時間を考慮し、名残惜しくも出発を優先しました。
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この木のもとで何度もスマホに充電できないかトライしました。
オルデンブルクからBad Zwischermahn
水で洗車をさせてもらったので、注油のためにオルデンブルクの隣町Bad Zwischermahnの自転車屋に立ち寄りました。この街に限らず、ドイツはこういった小さな街も賑わっているのが印象的でした。いわゆるコンパクトシティではないでしょうか。平日の10時ということもあってか年齢層は高めでしたが、日本の地方都市でよくみるシャッター商店街的な雰囲気は全くありません。イオンのようなGMSをほとんど見なかったので、こういう中心市街地に買い物客が集まるのではないかと思います。
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一件目に入った自転車屋で、快く注油を無料でさせてもらえました。
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音楽が似合う国境の街Leer(レーア)
オランダとの国境近くの街Leerはとても雰囲気が良かったです。オランダに近づいたからか、サイクリストも増えた気がします。動画の1分前後のところですが、町の広場で楽器を演奏している方が2名。そしてテラス席で食事しながら音楽を楽しむ人。車は入れなくなっているようなのでとても静かです。石畳は自転車的には走りづらいんですが、こういった街にはコンクリートよりもあってるのかもません。
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後で動画見直したら、自分以外の人は歩いて自転車押してました。乗っちゃだめだったのかも。すいません。標識の勉強してこないとダメですね。
オランダ入国!少しずつ感じられた変化
Leerの町を出て1時間ほど走ると、あと1kmオランダ、という標識が見えました。
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で、いよいよ国境だ~!と思って走りましたが、実際にはオランダの街の名前の看板が立ってるだけでした。はじめ気づかずに通り過ぎてしまい、あとからあれが国境だったのか?と思い、記念撮影のために引き返しました。
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入国して少し走ると、これがNetherlands(低い土地)か!という風景が広がりました。一面真っ平らです。ドイツでも草原の中を走りましたが、多少は起伏があったと思います。オランダは本当に真っ平らで遠くがよく見えました。
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道路インフラに変化が感じられるまでには少し時間がかかりましたが、途中から期待以上にに走りやすい自転車道が現れました。それと同時にサイクリストの数も増えました。デンマークやドイツもですが、並走が許されているので並んで話しながらサイクリングしている人も多かったです。
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運河は水面と陸地の高さの差が小さいです。日本にはほとんど運河ないのでなんとなく違和感あります。
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フィリピンから瓦礫を運んできた?よく分かりません。
Scheemdaという街の駅を通りました。人口2500人程度の小さい村の駅のようなのですが、それでも駐輪場が満杯でした。こういった光景から、自転車の国にきてるな~と少しずつ実感が湧いてきました。
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Google Mapを自転車に設定してナビにしていたのですが、一度だけ未舗装区間を案内されてしまいました。すると反対側からちょうどサイクリストが現れたので「この未舗装路はどれくらい続くんだ?」ときいてみたところ、親切に話をしてくれました。タイで自転車を借りて旅したこともあるとのことです。さすがオランダ人。応援してくれました。
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フローニンゲン市に到着
フローニンゲン市に到着。過去に一人あたりの自転車保有台数世界一の都市としてNHKでも紹介されています。
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実際にきてみて、自転車都市世界一に納得です。特に交差点は自転車スクランブルになっているところがあり、日本人の平均身長+10cmの人たちがすごいスピードで四方から押し寄せてくるのに圧倒されました。写真や動画から自転車が押し寄せてくる感じが伝わるでしょうか。
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駐輪の量もすごいです。街がどこも自転車であふれてます。歩行の邪魔にならなければ基本は許容されているようです。
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オランダ人アーティストの家に宿泊
WarmShowersで事前に連絡していたホストのTanjaの家に泊めてもらいました。アーティストとして働いており、アート先生もしているとのことです。家には彼女のアートがたくさん飾ってありました。日本については茶道を知ってるとのことで、あれはいいMeditationだね、と言ってました。
家に上げてもらってから気づいたのですが、フローニンゲン大学に短期留学にきているKemiが下宿していました。オランダらしいインターナショナルな空間です。Kemiは翌日の試験に備えてこの日の夜も勉強していたようで、優秀そうです。専攻はIsland Forecast?とのこと。意味が分からなかったので「Climate Change的な?」ときいたところ、「たまにそれもやるね」とのことでした。結局よく分かりません。聞き間違いかな。
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夕食には、宅配アプリを教えてもらい、Friet(オランダのフライドポテト)とハンバーガーを注文しました。
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翌日に続く