たまたま助けたクラスメイトが彼女になりました
突然だが俺はクラスの5軍というやつだ
勉強も普通、運動も普通、友達もいなければ趣味もない
〇:あ〜何の為に学校来てるんだろうな〜笑
〇:暇だけどあのグループに入る度胸はねぇな笑
俺が言ったあのグループというのは1軍でありクラスカーストのてっぺんにいるやつらのグループだ
女1:え〜和今日来ないの〜?
和:うん、家でゆっくりしたくて
男1:井上さんがそう言うなら仕方ないな
〇:......井上和か〜俺とは一生関わることの無い人だろうな笑
井上和とはこのクラス1の人気者で芸能事務所からのスカウトがあるとかないとかいう噂が絶えない程の美少女だ
〇:......俺も帰るか
正門を出てしばらく歩いていると前で電柱の影に隠れてコソコソしているおっさんがいた
〇:何してんだあのおっさん......
〇:ん?あの女の子を見てるのか?
〇:話したい事でもあるのかな?
普通の奴はこんな怪しいヤツに話しかけようとは思わないだろうが俺は怖いもの見たさで話しかけてみることにした
〇:あの〜どうかされました?
男2:!!
〇:もしかしてあの女の子に用があったり?
男2:そ、そんなわけないだろ!ダッダッ
和:!!
〇:あれ?女の子の横を素通りしで行ったけどいいのかな?
〇:まぁ、俺もここで曲がるしいっか〜!
和:......
翌日
〇:結局あのおじさんなんだったんだろう?
和:ねぇ!
〇:は、はい!
和:君だよね昨日私の後つけてたおじさん追い払ってくれたの!
〇:えっと...多分僕ですね...
和:ありがとう!
〇:いえ、たまたまなので別にいいですよ...
和:そこでそんな頼りになる〇〇くんにお願いがあるの!
〇:なんですか?
和:今日からさ私の彼氏として登下校一緒にしてくれない?
〇:別にいいです...え?彼氏?
和:そう〇〇くんが私の彼氏!
〇:な、なぜそうなるんですか?!
和:だって昨日の〇〇くんかっこよかったんだもん!
〇:いやだからたまたまなんですって!
和:それに磨けば光りそうだし
〇:僕まだハゲてませんけど?
和:あははは〇〇くん面白いね笑
〇:は、はぁ
和:それにこれが1番大事なんだけど...
〇:なんですか?
和:私が〇〇くんのこと好きになっちゃったから///
〇:......カメラどこです?
和:......ふぇ?
〇:ドッキリですよねこれ?
和:お、乙女が勇気振り絞ってした告白をドッキリ扱いか...
〇:ご、ごめんなさい...井上さんが僕なんかに告白なんて嘘みたいで...
和:......和
〇:え?
和:和って呼んでくれたら許してあげる
〇:それはちょっとハードルが高いと言いますかなんと言いますか...
和:じゃあ〇〇くんに泣かされたって言いふらしてやる〜!
〇:呼びます呼びます呼ばせてください!
和:ならよしっ!
〇:......和///
和:な〜にあなた♡
〇:あなた?!
和:そりゃ将来は結婚......きゃ〜///
〇:それはちょっと気が早いんじゃないですか?
和:否定はしないんだ
〇:そりゃ......ね
和:彼氏になってくれる気になったんだね
〇:こんな可愛い子の彼氏になれるなんて願ってもないですからね
和:ねぇ!敬語やめて
〇:今更ですか?
和:うん!だからやめて!
〇:分かった......
和:じゃあ今日からよろしくね〇〇♡
〇:うん、よろしくね和
その日以降男子の視線が痛くなった
和:みんな私の彼氏いじめたら許さないから!
〜Fin〜
和:これ見つけた君の事もだ〜いすき♡