ドジな彼女との休日は仕事よりも疲れるし楽しい
僕の休日は皿が割れる音から始まる
パリーン
ア:きゃ〜
〇:おはよう……今日も割っちゃった?
ア:ごめーん!!
〇:いいけどそこ危ないからこっちおいで
ア:でも割れた皿片付けないと…
〇:僕がやっとくよ
ア:でも…
〇:いいからいいから笑
〇:アルノの手に傷出来ちゃうかもでしょ
ア:きゅん♡
〇:それに僕の朝ご飯作ってくれようとしてたんでしょ?
ア:だっていつも〇〇の方が早く仕事に行っちゃうから
ア:だから休日は私が作ってあげようと思って…
ア:毎回失敗しちゃうけど笑
〇:僕はその気持ちだけでもすごく嬉しいよ
ア:ほんとに?
〇:じゃないとこんな長く続いてないよ笑
ア:そろそろ1年か〜
アルノとは大学で出会い卒業式の少し前に付き合い始めた
〇:それよりなんか少し焦げ臭くない?
ア:……あ〜!トースターでパン焼いてるの忘れてた!
〇:あちゃ〜パンが真っ黒笑
ア:ごめーん!!
〇:僕が新しいの焼いとくからゆっくりしてて笑
ア:わかった…トボトボ
〇:……朝ご飯一緒に作る?
ア:!!
ア:うん、作る!
〇:じゃあ俺の隣でスクランブルエッグ作ってくれる?
ア:任せて!
そして無事朝ご飯を作り上げた
〇:それじゃあ
〇・ア:いただきま〜す
〇:ん!……スクランブルエッグ美味しいよ!
ア:でしょ〜私の得意料理なの!
〇:今初めて聞いた笑
朝食も無事食べ終わりアルノの趣味である映画鑑賞を一緒にする事になった
ア:あ、そういえばポップコーン買ってたの忘れてた!
〇:お!食べよう食べよう!
ア:今取ってくる〜
〇:ありがとう
ア:取ってきたよ〜
〇:キャラメルだ!俺が開けるよ
ア:いいや私が開けるから大丈夫!
〇:??
ア:たまには出来る女って所見せとかないと!
〇:ほんとに大丈夫?笑
ア:で、出来るし///
〇:そこまで言うなら任せるよ
ア:…いきます
〇:ごくっ…
ア:ふっ……かたい
〇:変わろうか?
ア:大丈夫
〇:無理そうなら言ってね変わるから
ア:うん…えいっ………
すると勢いよく袋が開きポップコーンが四方に弾け飛んだ
〇:あちゃ〜笑
ア:またやっちゃった……
〇:拾えばまだ…
ア:汚いからだめだよ!
〇:冗談です
ア:せっかくのポップコーンが…
〇:今度は一緒に買いにいこ!
ア:ほんとに?!
〇:もちろん笑
ア:約束ね
〇:逃げたポップコーン達を処分したら映画見よ
ア:うん
〇:じゃあどっちの方が多く集めれるか勝負だ!
ア:負けないからねぇ
〇:よーいドン(機嫌直ってよかった)
そして映画を見終えると日が沈んでいた
〇:もうこんな時間か…ご飯作るか
ア:スピー…スピー
〇:アルノは映画観ると毎回寝ちゃうんだよな笑
〇:まぁそういう所が可愛いんだけど
数十分後
ア:ん…ん〜よく寝た
〇:おはよアルノご飯出来てるよ
ア:あぁ〜夕飯は私が作ろう思ってたのに〜
〇:アルノ寝てたじゃん笑
ア:ぐっ…スパダリなんてずるいぞ!
〇:スパダリが何か分からないけどアルノの寝顔が1番の給料です
ア:なっ…寝顔を見られた///
〇:ごちそうさまでした
ア:私に向かって合掌するな〜///
〇:あっははは
ア:ドジだし寝顔ばっか見られるし〇〇に惚れられる要素0じゃん…
〇:そんな事ないよ!
〇:アルノがドジっちゃう度に守らないとなってなるしアルノの寝顔みたら明日も頑張ろってなるんだ
〇:それにアルノと出会ってから毎日がすごく楽しくなったよ
ア:〇〇…
〇:だからこれからもずっと一緒に居てくれる?
ア:あんなに語った後にそれはずるいじゃん…
〇:ごめん笑
ア:〇〇よりいい人なんてこの世にいないよ
〇:大袈裟だよ
ア:だから…不束者ですがよろしくお願いします
〇:プロポーズみたいになってる…
ア:え、違うの?
〇:ち、違う訳じゃないけど…
ア:けど?
〇:プロポーズはまた今度ちゃんとするから
ア:言質頂きました
〇:いつかは言うつもりだったけどね
ア:ほんとのほんと?
〇:うん、だからこれからも一緒に居ようね
ア:うん!