ドイツ★ビザ取得体験記②
申請地問題
「どこでビザを発行してもらうか」これが私のビザ申請における最初の問題でした。今回の滞在は2019年8月から20年7月までの1年間。8月いっぱいをハイデルベルクで過ごし、9月から帰国までをニュルンベルクに住まう予定でした。この場合、ビザ申請はハイデルベルクでしたほうがいいのか、ニュルンベルクのがいいのか。出国前に在日ドイツ総領事館に問い合わせたところ「ハイデルベルクでしてください」とのご回答。しかし、周りのドイツ留学経験者は異口同音に「ニュルンベルクに住むのであれば絶対ニュルンベルク!」。さぁ困った。とりあえず顔が見える先達たちの言に従うことに笑。
結果としてこれは大正解だったようです。後で知ったのですが、ドイツでは州をまたいでの引越しが大変らしく、州が変わればビザも変わる…ハイデルベルクはバーデン=ヴュルテンベルク州にあるため、同地で申請していた場合、バイエルン州へ移動後に再度ビザ申請が必要になっていたようです。なんと面倒な連邦制。ということで複数の場所に滞在する予定の方は、自分の本拠地となる場所でビザ申請をしてください。ちなみに「滞在許可申請書」が総領事館HPに上がっていますが(いましたが?)、各都市でフォーマットがバラバラなので、現地に行って入手したほうが確実です。私の場合は大学の事務がくださいました。
事前予約・事前提出
ともかく入国後1か月が経過した8月末、エアランゲンとニュルンベルクの外国人局にメールを送り、必要書類を問い合わせました(問合せ先は外国人局のHPで確認できます)。ニュルンベルクだけでなくエアランゲンにも問い合わせメールを送ったのは、引っ越し前日になっても入居先がまだ決まっていなかったから(これも後々記事にするつもり)。結局、語学学校がエアランゲンにあること、大学の事務が「ニュルンベルクだとビザが下りない」と警告してきたことが決め手になり、エアランゲンに住むことにしました。
さて、問合せメールを送って数週間後、エアランゲン外国人局の担当官から返信が来ました。なんでも必要資料のPDFデータをメールで送れとのこと。はてエアランゲンでは書類のデータ提出は認められていない筈だが…と思いつつデータを送付。すると「11月7日の10時15分に市庁舎のどこそこへ来い」との返信が。こっちの予定へのお構いもなければ、送付した書類へのフィード・バックもなし。おいおい書類に不備がなかったかどうか教えてくれよ。しかも11月7日に申請本番なんて私のビザ無し滞在可能期間とっくに終わってるよ。
正直、8月末に申し込めば遅くとも10月までには書類の申請手続きができると思っていました。そうは問屋が卸さないので、長期滞在の予定の方はなる早でメールだけでも送っておきましょう。それが今回の教訓です。
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