【許せない!】車を盗難されたけど見つかって犯人も逮捕された話【プリウス】
これが自宅の駐車場から盗難されて数か月後に、偶然見つかり警察に保管されていた時の僕の車です。
僕が数年前に本当に車を盗まれた時の話をしたいと思います。(かなり長いですが、すべて実際に起きたことです。どうか最後まで読んでほしいっ!)m(__)mざっくり言うと↓
自宅の駐車場に止めていた自分の車が鍵をかけてたのに朝起きたらなくなってた
警察呼んだらドラマみたいな鑑識も来て現場検証が行われた
保険金で中古車を買ったら数か月後に盗まれた車が見つかった
運転していたのはバングラデシュ人だったが盗難犯とは別だった
その数か月後に盗難犯が別件逮捕で見つかった
【車を盗難された】ない!!車がない!!
数年前の朝、いつも通り出勤時間に合わせて起きた僕は、身支度をして出勤のためアパートの駐車場に向かいました。
「・・・ん?」
当時、俺はあるアパートに住んでいました。アパートの駐車場には、もちろん僕の車プリウスも停まっています。
でもその日の風景には、いつもあるはずのものがありませんでした。
そうです。僕の車が駐車場から消えてなくなっていたんです。
人間って不思議なもので、そんな状況にあっても「盗まれた!」とは思わないんです。じゃあ何を思ったか?
「あれ?車、誰かに貸したっけ?」
「昨日、車で居酒屋でも行ってタクシーで帰ってきたんだっけ?」
あらゆる可能性が頭に浮かんでは消え、最後に残った可能性が
「・・・・・盗まれた?」
でした。
起きたことがないことが起きると、一目瞭然な現状を見ても受け入れないものです。人間は練習したことしかできないと誰かに教わったことがあります。
それからはだんだんと冷や汗が出てきて、こういう状況になったときに何をすべきなのかがわからず、そのために動き始めるまで結構時間を必要としました。
警察を呼ぼう
車が盗まれたと分かってすることは何か?そうです。警察への通報です。自分のモノを盗まれたんですから当然なんですが
「え?本当に警察に電話すんの?」
と悪いことをしたわけでもないのに、ためらってしまいました。俺は被害者なのに。ここでも「練習したことしかできない現象」が出たわけですね。
警察もびっくり
これを読んでる皆さんは警察に電話を掛けたことありますか?電話に出た警察の人がまず一番に言うのは「もしもし」でもなく「警察です」でもないんです。
「事件ですか?事故ですか?」
これです。迅速にかつ、確実に通報を受けるための知恵なんだろうと思います。さすがですね。
しかし通報を受ける側の立場になって考えてみて下さい。一日の内に警察にくる通報の半分以上が、事件ではなく事故です。
そうなると必然的に通報を受ける電話の人も、「事故です」と言われることの方がはるかに多いのでしょう。
車を盗まれたのは「盗難事件」ですから僕が
「事件です」
と電話で告げると
「じ、事件ですか!?」
とちょっと慌てたのです。
落ち着け。あわてたいのは俺だ。
鑑識が来た!鑑識って本当にいるんだね!
最寄りの警察署から大勢の鑑識の人が来ました。
事情聴取をされ、車が止まっていたはずの駐車スペースとその周辺に残っていた犯人のものであろう足跡を、薄いクリアファイルみたいなもので写しとり、やたらでかいカメラでパシャパシャと撮影していました。
まるっきりドラマで見るような風景で、本当に自分の身に起こったことだとまだ実感できませんでした。
会社に連絡しよう
約1時間ほどで鑑識による現場検証と警察官による事情聴取を終え、駐車場にぽつーんと残された僕。車は消えてなくなりましたが、日々やるべきことからは逃げられません。ちきしょう。なによりも先に会社への出勤をどうするか?です。
当時勤めていた会社は、俺のアパートから車でなんと50分もの距離。
僕のアパートから駅までは近いですが、降りた駅から会社までが車で20分という何ともたわけた距離です。車を盗まれたことに気づいた時点で遅刻することは確定です。
時間はさかのぼりますが、通報して警察がアパートに到着するまでの間に会社には電話をしておきました。車を盗まれたので遅刻する旨を伝えた時、受話器の向こうで上司が笑いをこらえていたことに俺は気づいていました。きちしょう
車なくなったけど、これからどうする??
その日の出勤は何とか会社の最寄り駅まで社用車でパートさんに迎えに来てもらいました。
問題はこれからどうするか?です。
盗まれたのが自転車や財布なら、すぐに戻ってくる可能性もあるでしょう。でも盗まれたのは車です。
盗んだ犯人も、盗むだけで満足するような寂しがり非行少年ではないでしょう。
おそらく車を盗んだあとに、何らかの方法でお金に換えてるはずです。
車に詳しい友人の話だと
「車を盗んだ奴は即バラバラに解体して盗んだその日には国外に向けて船で運ばれているだろう」とのこと。
ということはまず戻ってこないという事です。
もしも何かの間違いで車が無事な姿で手元に戻ってきたとしても数年後、または数か月後でしょう。
僕が住んでいる所は車なしでは生活がままならない土地です。中古でもいいので次の車を買うしかありません。
では盗まれた車が入っていた自動車保険は、盗難での保険金が下りるのか?そこを確認しなくてはいけません。
自動車保険で保険金は下りるのか?
入っていた自動車保険が盗難でもお金が下りるのかどうかを、はっきりと把握してる人はどれくらいいるんでしょうか?
盗まれたその日に保険会社に電話して確認をしました。
「保険金の請求は1を。保険内容の確認は2を。登録情報の変更は3を。オペレーターにおつなぎする場合は4を。その他の方は・・・・」
僕の大嫌いな例のお問い合わせ行脚をやっとの思いで経て、オペレーターの人から盗難でも保険金が下りることが確認できました。
良かった・・・・・・・
盗難でもお金が下りるオプションに加入した過去の俺、グッジョブ。
そして中古車を買うことにした僕は、数年ぶりになる車選びに不謹慎にもワクワクしてしまいました。
もしも盗まれた車に「車の神様」がいたら、ムッとしてたと思います。
もしかしたら長老っぽい老人が運転する車にひかれる罰が俺に当たっていたかもしれない。
監視カメラに犯人がうつってた!
現場検証の時にアパートの駐車場に監視カメラがあることに気づきました。警察にそれを告げると
「不動産会社さんに問い合わせてみます。ただ、監視カメラはダミーの場合もあるので・・・」
と頼りないことを言われました。
その後、不動産会社に別件で行った時に監視カメラのことを尋ねると、カメラはダミーではなく本物で、映像には犯人の姿が映っていたそうです。
よっしゃあ!!
鍵穴のないドアを開けて盗んでた!?
盗まれた車はトヨタのプリウスというハイブリッドカーです。電気で動く機能が多い車なので、そう簡単に盗まれるとは思ってませんでした。
ではどうやって盗んだのか?
監視カメラには一人の男がフードを深くかぶって顔をみえないようにして車の影に入り、15分ほどでカギ穴もない後部座席のドアを開けてあっさりと運転していく姿が映っていたそうです。なにその技術。
僕が知ってる車の盗み方なんて、ターミネーター2でシュワルツェネッガーが腕力のみで破壊するやり方しかしりませんでしたから、あんなことができる人間がいるわけないと思ってたので、盗まれるなんて信じられませんでした。
もし盗まれるとしても、もっと単純なつくりの昔っぽい車だろうと侮っていたんです。