見出し画像

ニンジャスレイヤーTRPG2版プラグイン:『オムラが秘匿したサイバネ兵器』

始めに

 この記事は「ニンジャスレイヤーTRPG」第2版に「オムラが秘匿したサイバネ武器」を追加する非公式のルールセットである。NM(ニンジャマスター)はこのルールセットに含まれるルールを自由にセッションへ導入することが出来る。この記事を使用したPCをセッションに持ち込む際は、専用効果を使用してよいかNMに確認を取ること。

『オムラ・インダストリが秘匿したサイバネ武器』

概説:モーティマー・オムラの意にそぐわない開発商品や試作までこぎつけたものの様々な要因によって封印された兵器は今まで秘匿倉庫により隠されていた。
しかし最近ニンジャの小競り合いによって倉庫の存在が露呈。中の兵器はブラックマーケットに流されることとなる。ここでは現状ブラックマーケットの中に存在するサイバネ武器を紹介しよう。

効果:様々なサイバネ武器を開放することができる。また、内蔵サイバネとしても扱うことができる。内蔵サイバネとして扱う場合も値段は据え置きである。

秘匿兵器

武器のカテゴリーの一つ。種別の中に含まれている場合、◉知識系スキルのうちの『重工系メガコーポ』、『サイバネティクス』、『テックガジェット』の3つのうちどれか1つをスキルスロットにセットしなくてはならない

追加のサイバネ武器

サイバネ武器リスト
『デウス・デモン・フェイス』
『スリケン・チェスト』
『マント型変形兵器「ポイント・ゲッター」』
『O-MAX』
『トリニティ・グラップ』
『ガイガー・コネクター』
『アトリビュート・カタナ』
『ダンクウ・バスター』
『イデアガン』

デウス・デモン・フェイス【万札:15】

オムラ・インダストリ社開発。頭部に装着する射撃兵器。神にも悪魔にも見える特徴的な容貌は敵を威圧する。目、口、耳から三種類の射撃が可能ゆえに、生産難易度が上がり、販売中止となった。

内蔵可能場所:頭部 ▷▷
種別とスロット占有数:
秘匿兵器、テック銃器、1スロット
 カスタムスロット:なし
所持ペナルティ:なし
装備時ペナルティ:なし
ダメージや基本難易度:下記の射撃スタイルから選ぶ。

『●射撃スタイル:有害性カラテ光線』:1ダメージ、NORMAL、連射2、マルチ可、ニューロン8以上の場合、時間差可
『●射撃スタイル:強酸突風発生装置』:1ダメージ、NORMAL、連射1、装甲貫通1
『●射撃スタイル:凍結ビーム』:1ダメージ、NORMAL、連射1、回避ダイスダメージ1


スリケン・チェスト【万札:15】

オムラ・インダストリ社製の胸に装着するダイ・スリケン。装着者の血中カラテに反応することで熱線も放出可能。スリケンとして扱うには難易度が高すぎたため、採算が見込めず封印。

内蔵可能場所:胴体 ▷▷
種別とスロット占有数:
秘匿兵器、スリケン、1スロット
所持ペナルティ:なし
装備時ペナルティ:なし
ダメージと射撃難易度:2ダメージ、Hard、連射1
獲得ヒサツ・ワザ:『●ヒサツ・ワザ:ファイヤーチェスター』

●ヒサツ・ワザ:ファイヤーチェスター

スリケン・チェストに自らの血中カラテを込めることにより、スリケン・チェストが赤熱化。放たれる熱線によって敵を焼きはらう。

前提:スリケン・チェストを装備すること
コスト:精神力1
効果種別:ヒサツ・ワザ
 
このニンジャがスリケン・チェスト装備時、かつその『遠隔攻撃判定』の出目に【6,6,6】が含まれていた場合、その効果を直ちに『ファイヤーチェスター』に置き換えてもよい。

●ファイヤーチェスター:この『遠隔攻撃』のダメージを火炎ダメージ3とする(『回避:H』)。1ターン中1回までの使用。

マント型変形兵器『ポイント・ゲッター』【万札:15】

オムラ・エンタテイメント社製。ただのマントにしか見えないが、形状記憶合金『オムラスゴイ鋼』により、斧に変形可能である。『オムラスゴイ鋼』の集光性質を利用して、鋭さを高める。『オムラスゴイ鋼』の開発費用の高騰により、封印。

内蔵可能場所:胴体 ▷▷▷
種別とスロット占有数:
秘匿兵器、標準近接テック武器、1スロット
装備時ペナルティ:側転難易度+1
ダメージや基本攻撃難易度:2ダメージ(1+無属性1)、NORMAL、連続攻撃上限2

装備時の獲得スタイルとヒサツ・ワザ:
『●戦闘スタイル:精密攻撃』:【ワザマエ】で『攻撃判定』。『サツバツ!』は【6,6,6】、『ナムアミダブツ!』は【6,6,6,6】となる。『痛打』無効。
『●ヒサツ・ワザ:シャインドラグーン』

テック武器:テック武器は「エンハンス」系効果の対象とならない。

●ヒサツ・ワザ:シャインドラグーン

ポイントゲッターを変形させず、マント状態のまま光を集め、突撃。巨大な光を敵にぶつけ爆散させる。その姿は光を纏った龍めいている。

前提:ワザマエ10以上+ポイントゲッターを装備すること
コスト:精神力3
効果種別:ヒサツ・ワザ
 
このニンジャがポイントゲッターの『近接攻撃』で『ナムアミダブツ!』を発生させた場合、その効果を直ちに『シャインドラグーン』に置き換えてもよい。

●シャインドラグーン:『痛打+2D3』を与える(『回避:UH』『カウンター不可』)。回避されたかどうかにかかわらず、この攻撃の後、使用者は敵のいるマスを通過しながら、ターゲットの後方へと回り込むように、最大3マスまでの追加移動を即座に行ってもよい。

O-MAX【万札:15】

オムラ・メディテック開発。Omura・Moving・Armed・Xpoint(オムラの移動的兵器の未知数到達点)の略称。バリアを使用する移動兵器であるが、正確な制作者、バリア発生原理不明であり、解析も不可能のため封印された。

内蔵可能場所:胴体 ▷▷or脚部▷▷
種別とスロット占有数:
秘匿兵器、標準近接テック武器、1スロット
装備時ペナルティ:なし
ダメージや基本攻撃難易度:2ダメージ(1+無属性1)、NORMAL、連続攻撃上限2、移動スタイル:O-MAX突撃使用可能、『全力移動』時ダイスを2D3とする

装備時の獲得スタイル:
『●戦闘スタイル:精密攻撃』:【ワザマエ】で『攻撃判定』。『サツバツ!』は【6,6,6】、『ナムアミダブツ!』は【6,6,6,6】となる。『痛打』無効。

テック武器:テック武器は「エンハンス」系効果の対象とならない。

O-MAX突撃

全身をバリアに包み、高速移動を行う。原理不明の力により宙に浮く。戦闘に使うこと自体は可能であるが本来の使用方法は逃走にある。

『●移動スタイル:O-MAX突撃』:移動フェイズの際『飛行移動』として扱う。『轢殺攻撃3』を会得し、『轢殺攻撃』で3ダメージ以上敵に与えることができれば『回避ダイス2』獲得できる。

トリニティ・グラップ【万札:30】

オムラ・エンタテイメント社開発、二対の釵(さい)。二振りの釵(さい)がトリニティとついているのは槍にもカタナにも変形する三弾兵器だからだ。形状記憶合金『オムラスゴイ鋼』のたまものであるがゆえに封印されてしまった。

内蔵可能場所:腕部 ▷▷
種別と武器スロット占有数:
秘匿兵器、小型近接武器、標準近接武器、長柄近接武器、1スロット
所持ペナルティ:なし
装備時ペナルティ:側転難易度+2
ダメージや基本攻撃難易度:1ダメージ、NORMAL
宣言:出番時に小型近接武器、標準近接武器、長束近接武器のどれで扱うのかを宣言する。戦闘スタイルは宣言した武器種に遵守する。
装備時の獲得スタイルと獲得ヒサツ・ワザ:アサシンダガー、カタナ、槍の戦闘スタイルすべて使用可能
『●ヒサツ・ワザ:トリニティ・ムーン・アタック』

●ヒサツ・ワザ:トリニティ・ムーン・アタック

『オムラスゴイ鋼』の集光性質を利用して周囲から光を吸収。三日月形のエネルギー波を三つずつ、計六つ撃ちだし、敵にダメージを与える。

前提:【ワザマエ】10以上+トリニティ・グラップ装備時
コスト:精神力2
効果種別:ヒサツ・ワザ、近接攻撃

このニンジャがトリニティ・グラップの『近接攻撃』で『ナムアミダブツ!』を発生させた場合、その効果を直ちに『トリニティ・ムーン・アタック』に置き換えてもよい。

『痛打+3D2』を与える(『回避:UH』『カウンター不可』)。

ガイガー・コネクター【万札:30】

両腕に装備する獅子めいたメカニカルハンド。オムラ・エンタープライズ社が開発したカラテエンジンとアンタイカラテエンジンの共鳴は強大なパワーを生む。オムラ・エンタープライズ社の倒産とともに制作方法が消失、あえなく封印されてしまった。                      

内蔵可能場所:腕部 ▷▷
種別とスロット占有数:
素手、秘匿兵器、1スロット
所持ペナルティ:なし
装備時ペナルティ:なし
ダメージや基本攻撃難易度:1ダメージ、NORMAL
装備時の獲得スタイルと獲得ワザ、ヒサツ・ワザ:
『●戦闘スタイル:マグナムブレイカー』:連続攻撃1、リーチ+1
カラテエンジンとアンタイカラテエンジンの反発を推進力に変え、拳を飛ばす。
回避【6,6,6】『●ワザ:プロテクト・ホールド』:『カウンターカラテ』をしない代わりに選べるワザ。この回避判定の処理を終えた後、フェイズ終了までダメージ軽減1を獲得する。
カラテエンジンとアンタイカラテエンジンの反発を斥力に変え、攻撃をはじくバリアを一瞬作り出す。
『●ヒサツ・ワザ:シガント、ヒガン』

●ヒサツ・ワザ:シガント、ヒガン

ガイガー・コネクター内部にあるカラテエンジンとアンタイカラテエンジンの出力を最大にして両手をを合わせる。相反する二つのエネルギーを重ねることで、シンカンセンめいた速度と爆撃めいた破壊力を持った突撃を行う。

前提:【カラテ】10以上+【ワザマエ】10以上+ガイガー・コネクター
装備時
コスト:精神力3
効果種別:ヒサツ・ワザ、近接攻撃

このニンジャがガイガー・コネクターの『近接攻撃』で『ナムアミダブツ!』を発生させた場合、その効果を直ちに『シガント、ヒガン』に置き換えてもよい。

『装甲貫通2+2D3』『痛打2+2D3』を与える(『回避:UH』『カウンター不可』)。

アトリビュート・カタナ【万札:20】

オムラ・メディテック社製の胸や腰、脚から飛び出すカタナ。その刃は使用者の自由に変えられる。商品化までかなりいい線まで言っていたが、モーティマーの「破壊力が足りない」という一声により頓挫した。

内蔵可能場所:腕部 ▷▷or脚部 ▷▷
種別とスロット占有数:
秘匿兵器、標準近接武器、1スロット
所持ペナルティ:なし
装備時ペナルティ:側転難易度+1
ダメージや基本攻撃難易度:1ダメージ、NORMAL、属性変更
属性変更:瞬時行動にて、ニンジャスレイヤーTRPGに存在する属性全てのうちの一つに変えることができる。ダメージは変わらない。
装備時の獲得スタイルとヒサツ・ワザ:
『●戦闘スタイル:強攻撃』:全『攻撃判定』が難易度+1となり、全攻撃が『痛打+1』となる。連続攻撃上限が3となる。
『●戦闘スタイル:精密攻撃』:【ワザマエ】で『攻撃判定』を行う。『サツバツ!』は【6,6,6】、『ナムアミダブツ!』は【6,6,6,6】となる。『痛打』は発生しない。
『●ヒサツ・ワザ:イニシャル・ザッパー』

●ヒサツ・ワザ:イニシャル・ザッパー

アトリビュート・カタナの属性エネルギーを発射して敵を固定。自分のイニシャルめいて斬ることで敵の防御を打ち破る特殊なイアイドー奥義。

前提:【ワザマエ】10以上+アトリビュート・カタナ装備時
コスト:精神力3
効果種別:ヒサツ・ワザ、近接攻撃

このニンジャがアトリビュート・カタナの『近接攻撃』の出目に『6,6,6』が含まれていた場合、その攻撃を直ちに『イニシャル・ザッパー』に置き換えてもよい。

基礎ダメージに加えて重複可能な『火炎ダメージ1+毒ダメージ1+電磁ダメージ1+回避ダイスダメージ2』を与える(『回避:UH』『カウンター不可』)。

ダンクウ・バスター【万札:35】

オムラ・インダストリ社製。背中に装備する砲台で装備者の感情エネルギーを血中カラテと融合させ、実体弾として打ち出す。実験において多数の殉職者を出したため封印された。

内蔵可能場所:胴体部▷▷▷▷
種別とスロット占有数:
秘匿兵器、銃器、小銃、ランチャー、3スロット
 カスタムスロット:なし
所持ペナルティ:なし
装備時ペナルティ:側転難易度+2

ダメージと基本難易度:爆発(グレーター・カトン・ジツ相当)、HARD、連射1、リチャージ3
獲得ヒサツ・ワザ:『●ヒサツ・ワザ:ダンクウ・ブレード』
この銃器は、視線が通っているターゲット地点1箇所を中心に『爆発(グレーター・カトン・ジツ相当)』を引き起こす。敵味方全員にダメージを与える。

●ヒサツ・ワザ:ダンクウ・ブレード

ダンクウ・バスターのエネルギーをレーザー形成、実体のカタナに変え、敵を切り裂く。その威力は空間を両断ほどだ。

前提:【ニューロン】10以上+ダンクウ・バスター装備時
コスト:精神力3
効果種別:ヒサツ・ワザ、近接攻撃

このニンジャが素手の『近接攻撃』で『ナムアミダブツ!』を発生させた場合、その効果を直ちに『ダンクウ・ブレード』に置き換えてもよい。

『痛打+2D3』を与える(『回避:UH』『カウンター不可』)。追加効果としてサツバツD3+1を与える。

イデアガン【万札:40】

オムラ・インダストリ社製、オムラの精神がこれでもかと詰まったエネルギーガン。モーティマーオムラ絶賛の破壊力と最悪の燃費により封印された。

種別とスロット占有数:秘匿兵器、銃器、重火器(カラテ9以上必須)、4スロット
所持ペナルティ:脚力-2
装備時ペナルティ:連続側転不能
装備時の獲得スタイル:●射撃スタイル:イデアガン拡散型、●射撃スタイル:イデアガン収束型

●射撃スタイル:イデアガン拡散型』:連続使用不可。『射撃判定:HARD』に成功すると、視線が通っている範囲の敵味方全員に対して1ダメージを与える(『回避:HARD』)。射撃判定に【6,6,6】成功時、1ダメージを1回ではなく2回与える(『時間差可』)。

『●射撃スタイル:イデアガン収束型』:3ターン目以降発動可能。1シナリオにつき1度のみ。『射撃判定:UH2』に成功すると、視線が通っている範囲の敵1人に対して自動判定成功の連射7、1ダメージを与える(『時間差可』『回避:NOMAL』)。

このほかにも『ブラック・ローズ』、『条約違反光線兵器「チクワ」』、『マシンダー・シールド』、『コトダマ空間連結装置』などいわくつきの商品はまだまだ存在する。もしそれがブラックマーケットに流れたのなら追って知らせよう。

利用規約

 このルールセットのデータが含まれるリプレイなどを公開する場合、公式ルールとの混同を避けるため可能な限りこの記事を引用元として明記すること。「ダイハードテイルズ」公式以外による無断の商用利用は法的に認められた例外を除いて原則不可。

参考資料:「ソウルワイヤード」ダイハードテイルズ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?