たつこれ第8回 個人への施策について

6月3日に【zoom】で収録された、「福田達夫の『これってどうなの』」(略称:「たつこれ」)。

第8回のテーマは、「個人への施策」。

前回に引き続き、6月8日に政府から国会に提出された、第二次補正予算案についてお話ししていきます。

おなじみ佐藤由美子(フリーアナウンサー)と福田達夫(衆議院議員)、そしてゲストの立石裕明さん(一般社団法人 小規模企業経営支援協会代表理事)が、掘り下げていきます。

こちらから、全編がご覧いただけます。




今回のnoteでは、第8回の収録内容を受けて、「個人への施策」について要点をまとめました。

● 「直接的に生活を支えていく」仕組みづくりをしています

Q1.第二次補正予算の中で、個人に関する部分はどのようなものがありますか。

A1.生活困窮者、子育て世代、学生など、よりきめ細やかに使っていただけるような施策を準備しています。

例えば。
生活が困窮しているひとり親世帯には、第一子に5万円、第二子以降は3万円を給付する。

生活困窮者でなくても、コロナの影響で仕事を失ってしまった方には5万円を給付。アルバイト等の収入が無くなってしまった学生への支援もあります。

また、会社からの休業手当が出ない場合、直接ハローワークで支援する仕組みを作っています(記述最後のリンク参照)。


Q2.休業手当は、本来会社が出すものかと思いますが、それを政府の予算から出すことに、どんな意図があるのでしょうか。また、「雇用調整助成金」とは別の予算になりますか。

A2.休業手当が出せない会社もある、ということで、そこで働く、休業手当が受け取れない方の支援を目的としました。雇用調整助成金については、これまでのものは〝申請が煩雑〟などの意見があることから、新しい枠組みを作りました。

「雇用調整助成金」の制度における“休業手当”は、会社自体の休業に関する保証ではなく、従業員を休ませて手当を支払う場合に、国から助成されるものです。

そこで今回、コロナによる影響を考慮して、雇用維持に努めていただけるよう、「雇用調整助成金」の特例措置を拡充させています。

しかし、コロナ以前からあったこの「雇用調整助成金」制度は、〝使い勝手が良くない〟〝申請が難しく、支給までに時間がかかる〟といった批判が多くありました。

また中小企業の中には、急激な経済環境の変化によって、休業手当が出せない会社も出ています。

そこで、働く方たちが直接、休業手当を受け取れるよう、「休業支援金」という枠組みをつくりました。ハローワークに申請していただければ、早ければ2日ほどで入金が可能です。


Q3.フリーランス向けの支援はありますか。

A3.フリーランスの方にも支援はあります。今回は対象を幅広くしました。

持続化給付金について、

フリーランスの方で、確定申告をしていなかったり、「雑所得」として処理されていた方も対象としています。

また、今年の1月から3月までに開業した方について、これまで支援の対象となっていませんでした。そこで今回、「可能な限り手厚く支援しよう」という議論を経て、支援の対象となりました。

世界的に見ても、かなりの支援内容となっています。


Q4.医療にかかわる予算の準備はありますか。

A4.第一次補正予算から引き続き、ワクチン開発や医療物流の確保などに加え、PCR・抗体検査の実施や医療従事者への補償予算を準備しています。

医療の受け入れ体勢を増やしていくこと、医療従事者の補償を行うこと。
加えて、何よりも特効薬ができることが一番なので、引き続きワクチン・治療薬を開発していきます。

また、PCR・抗体検査についても、地域外来や検査センターを設置して、実施できる体制を整えていくため、第一次と第二次補正予算で、約4兆円の予算をつけています。


*第二次補正予算の個人向け支援の詳細についてはこちら*

・低所得のひとり親世帯臨時特別給付金(厚生労働省 母子家庭関係)


・学生支援緊急給付金(文部科学省 「学び継続のための『学生支援緊急給付金』~学びの継続給付金~」)


・雇用調整助成金(厚生労働省 雇用調整助成金)


・持続化給付金(中小企業庁 持続化給付金特設サイト)


・医療関連などの第二次補正予算内訳(厚生労働省 令和2年度厚生労働省第二次補正予算(案)概要)



・たつこれYouTubeチャンネル


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