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サッカー初心者がまずやる基礎練習④マーカードリブル

今回紹介するのは、サッカーの初心者及び低学年対象のコーン(マーカー)ドリブルの練習方法をご紹介したいと思います。

☆コーン(マーカー)ドリブルとは?☆

サッカーでのコーンドリブル(ジグザグドリブル)とは一般的に、複数のコーンやマーカーを一定間隔に置いてジグザグにドリブルする練習のことを言います。
指導方法にもよるのですが、ドリブルをする際、ボールタッチを指定することで様々なタッチを練習することができます。 

☆マーカードリブルが及ぼす効果☆

サッカー初心者がマーカードリブルによって得られる効果は、ドリブル技術の向上です。ボールを運ぶ上で必要な、ドリブルの個人練習メニューに是非取り入れてもらいたい練習といえます。サッカー初心者のキッズ年代は真っすぐにドリブルすることはできますが、曲がることはなかなかできません。

マーカードリブルは細かくボールに触りながら、方向転換という技術を取得するうえで最も効果がある練習メニューといえます。サッカー初心者でも、自宅でマーカーを使って1人で自主練できるドリブルが上手くなる練習メニューで、プロのサッカー選手でも試合前のウォーミングアップ練習として取り入てれいるほど重要な練習メニューです。

☆コーンドリブルの練習方法の種類☆

☆ダブルタッチ☆

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ダブルタッチとは、サッカーにおけるテクニックの1つです。左右の足のインサイドを使って右→左もしくは左→右と一瞬でボールを移動させることです。

☆ダブルタッチは初心者でも取り組みやすいテクニック☆

サッカーのダブルタッチは、サッカー経験の浅い人でも比較的行いやすいテクニックだといえます。

フェイントなどのテクニックは体の動かし方やボールの扱い方などが複雑なものも少なくないため、なかなかうまくできない人も少なくないでしょう。しかし、ダブルタッチは、インサイドを使ってボールを動かすというシンプルなものであるため、初心者であっても繰り返し練習を行うことで扱えるようになります。

ちなみに、初心者でも扱いやすいからといって実践で活用できないわけではありません。先述の通り、磨くことによって自分の武器にもなるでしょう。

☆ダブルタッチのやり方☆

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ここで改めてダブルタッチのやり方を解説します。ダブルタッチはインサイドを使ってボールを横方向に移動させ、反対のインサイドでボールを前に出します。右方向への移動→前へ、左方向への移動→前へと左右両方向に対応可能です。

☆ダブルタッチを行う際のコツ☆

ダブルタッチにはいくつかのコツがあります。

例えば、ダブルタッチは行うタイミングが非常に重要です。具体的には、相手がボールを奪おうと足を出してきたタイミングで、素早くボールを動かします。また、前へボールを出したあとは、相手に追いつかれないようにするために一気に加速することも大切です。なお、ボールを横に動かす際は、ボールが動く範囲が小さいと相手の足が届いてしまうため、相手の足が届かない範囲を意識して大きく動かすようにしましょう。

ダブルタッチは左右の足のインサイドが正確に使えなければ扱えないため、インサイドによるボールタッチの質を向上させることも重要です。特にボールに触れる際の力加減を間違えてしまうとうまくできないため、利き足だけでなく非利き足もうまく使えるように練習しましょう。

☆ダブルタッチの練習方法☆

ダブルタッチの練習は、1人でも行うことができます。

練習の際は、もし持っていればマーカーやコーンを設置し相手選手と想定してください。なければ石や水筒などを代わりに利用しても構いません。

あとは、相手選手の前で右→左、左→右とインサイドでボールを動かし、逆の足で前に押し出すという動きを繰り返し行います。慣れてきたら実際に人を相手にして取り組んでみてください。

☆アウトサイド1タッチ☆

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やり方はアウトサイドを使いながらおこないます。

1.アウトサイドで移動します。

2.体を大きくボールの外へ置き逆足のアウトサイドで運 びます。

3.繰り返し

体の動かし方が大事な練習となります。
しっかりと、横へ大きく踏み込まないと次の一歩が出ないので、いかにしてアウトサイドを行った後の1歩を踏み出すかがポイントです。

☆足裏タップ☆

やり方は

1.左右交互に足の裏でボールをタッチしながら進む

ポイントは、交互に行うという点です。
片方だけ行うとボールを触っていない方の足が疲れてしまうので交互に行います。

☆指導ポイント☆

☆速さを常に意識させる☆

最初は確認しながら、そして徐々に早くするように促します。
ある程度練習すれば各ドリブルの形はできると思います。
しかし、速さを意識しなければ単調になってしまい自身の限界は超えられません。

常に速さを意識させる声がけが重要です。 

☆タッチを細かく☆

速さを求めていくと必然的に細かいタッチに行き着きます。
そして細かくやることでタッチ数やステップが速くなり総合してボールコントロールと身体の動かし方が向上します。 

☆顔を上げてできるようにする☆

マーカーやコーンがあると必然的に視線がそちらに向いてしまいます。
それが癖にならないように、ステップを覚えたら視線を前に向けるように声がけをします。 

☆コーンドリブルのメリット☆

コーンドリブルでの練習によるメリット(成長する点)は大きく分けると2つあります。 

☆ボールコントロールが上手になる☆

一つ目は「ボールコントロールが上手になる」です。
初心者のかたや低学年の子供達は、まだボールを扱うことに慣れてはおりません。
その為、足のどこに当たるとボールがどう転がっていくかなかなかイメージできないものです。

しかし、コーンドリブルは、コーンという目印があることで、ボールがどういった軌道で転がっていくかが分かり、修正しやすくなり練習効果が上がります。

☆身体の使い方が上手になる☆

コーンドリブルが上手に早くなるためには、ボールタッチも大事ではありますがそれ以上に素早いステップが重要となります。
例えばインサイドで動かして次にアウトサイドで触らなければならない時、アウトサイドで触るには、身体を触る方の足よりやや外側に逆の足をつかなければ方向を変えることは出来ません。

こういったステップや身体の使い方を覚えることで、試合でのボールをもらう際のマークの外し方や相手を背負った形でのトラップに役立つのです。

☆コーンドリブルのデメリット☆

デメリットとしては、単調になりやすく子供達にとっては飽きやすいことでしょうか。
このあたりは、チーム戦や個人戦などの競争できる要素を取り入れたり、コーンを倒したり、コーンとの距離を変えたりなどで対応することが可能です。

リレー形式で競争する際に、コーンドリブルの帰りにマーカーを頭に乗せ落とさずに帰ってくるとか、最後のコーンを倒してコーンの上を通すなどの要素を入れると盛り上がれます。 

☆まとめ☆

今回ご紹介したメニュー以外にもマーカーやコーンを使ったドリブルは沢山あります。

また、自主練習としてもコーンドリブルは有効だと思います。空いた時間などを利用して効率よく練習していきましょう。




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