■(第1週目)女性のためのトレーニング基礎講座「筋力トレーニングが、なぜ必要なのか?」
こんばんは。金崎達朗です。
この“頑張る女性のための『からだの学校』“は
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9月1週目は女性のためのトレーニング基礎講座「筋力トレーニングが、なぜ必要なのか?」です。
①女性はホルモンバランスによって身体の状況が大きく変わる
筋力トレーニングが女性に必要な理由は様々ありますが、まずは人間に備わる性ホルモンについて、簡単に解説をします。
女性ホルモン)エストロゲン・プロゲステロン
男性ホルモン)テストステロン
男女共に男性ホルモン・女性ホルモンは体内で分泌されていて、年齢に応じてホルモンバランスが変わっていきます。
小学生の時など、女性にとっても「筋肉や骨などの骨格形成」が重要な時期は、男性ホルモンの分泌割合が多くなり、体毛がうっすら生えたりした経験が、皆さんにもあると思います。
そのように、年代ごとに女性ホルモンと男性ホルモンのバランスは変化していくんですね。
エストロゲン→女性らしい身体、自律神経の働きの安定、コラーゲン生産を促し、美肌を保つ、血管・骨・関節・脳などを健康に保つ、脂肪の燃焼を促す働きがあります。
特にエストロゲンは年齢と共に徐々に減少していきます。それに伴い、脂肪を燃焼する働きが弱くなり、脂肪が燃えづらい身体になっていきます。
特に女性は男性よりも皮下脂肪が多く、この皮下脂肪は内臓脂肪よりも落ちづらいです。
エストロゲンの減少に伴い、テストステロンの割合が増え、内臓脂肪も付きやすくなり、Wパンチで脂肪が燃えづらくなっていきます。
②「成長ホルモン」を活性化しよう!
しかし、嘆く事しか出来ぬ訳ではありません。
筋力トレーニングを行うことで分泌が活性化するホルモンがあります。それが「成長ホルモン」です。成長ホルモンはタンパク質を合成して筋肉をつけたり、脂質を代謝して脂肪の蓄積を抑えたり、肌や髪の代謝を促す「若返りホルモン」と言われています。
③もう少し詳しく〜「エストロゲン」の働きを補ってくれるDHEA〜
エストロゲンの分泌に関わりがあるのがDHEAです。
DHEAは「マザーホルモン」と呼ばれており、テストステロンやエストロゲンなどの性ホルモンの源と呼ばれています。
DHEAは腎臓の上にある「副腎」という小さな臓器で作られるホルモンの一種ですが、その分泌は20代でピークを迎え、その後は急激に分泌量が減少し、40代で約半分になってしまいます。
このDHEAを自分で増やすには「運動」が重要な要素となっています。
同志社大学の研究によると、平均年齢40歳の運動習慣のない女性たちに、2ヶ月間にわたって筋力トレーニングかウォーキングのいずれかをしてもらったところ、どちらにもDHEAの増加に効果がありましたが、特に血中のDHEA量の増加効果があったのが筋力トレーニングだったそうです。
④DHEAを高めてくれる筋トレ!「複合運動」を中心に行うのが重要
複合運動とはわかりやすくいうと「1つの動作で沢山の筋肉を動員する運動」です。
スクワット・腕立て伏せ・腿上げ運動などが代表ですが、特に一番よく言われているのが「スクワット」ですね。
脚のみならず、背中やお腹、ほとんどの筋肉を動員していきます。
スクワット意外にも、ヒップスラスト・ヒップリフト・ランジなど、下半身を中心としたトレーニングを多く行う事で、下肢に滞った血流を心臓へと流す働きを促し血行不良の改善やストレス解消にも貢献してくれます。
⑤筋トレをするとムキムキになる?
答えは「NO」です。
前述の通り、骨格や筋合成の役割はテストステロン(男性ホルモン)であり、女性の身体内テストステロン比率を考えても、これは相当な努力を積まない限りは、まず有り得ません。
筋トレの翌日や直後に、筋肉がついたように感じるのは、トレーニングによる筋損傷が筋肉細胞の間質液の増加させることによって生じるものです。
よって、積極的に筋力トレーニングを取り入れり価値はとても大きいとおもいます。
⑥まず身につけたいトレーニング動作TOP3&浮腫み予防や美肌のためには、〇〇を鍛えよう!
では、まずはどのようなトレーニング動作を中心に自分で行えば良いのでしょうか?そして、女性の浮腫み予防や美肌のためには、何を鍛えたらいいのか??
10月1週目はこちらのテーマをお届けしますので、楽しみにしていて下さいね。
今日も何かしら皆さんのお役に立てたり、運動をするモチベーションに繋がったら嬉しいです。
お読みいただきありがとうございました。
今日は夕方に虹が見えました(*^_^*)
金崎 達朗