こんにちは、理学療法士・アスレティックトレーナーのタツ(@tatsu_bridge)です。
今回は「身体重心の考え方 」について、書いていきたいと思います。
それでは、
重心の考え方は人間の身体にも適用できます。
重心について知りたい方は前回のこちらの記事をご覧下さい!
人間の身体の重心(COG:center of gravity)位置は、身長の下から約56%の位置にあることや、第2仙骨の高さにあることはよく知られています。
これは、人間の身体各部に存在する重心を合成した重心の位置になります。
実際は頭部・体幹・上腕・前腕・大腿・下腿・足部などの体節がそれぞれ重心を持ち、これらの重心位置を質量の大きさと各体節の重心間距離の比の関係を当てはめて、全てを合成すると、身体の重心位置を求めることができます。
重心が身長の半分より上の高さに位置するのは、頭部・体幹と両上肢を合わせた質量が両下肢の質量よりも大きいためです。
各体節の重心位置によっても身体重心の位置は影響を受けます。
図のように両腕を挙げて、バンザイの姿勢をとると、両上肢の重心位置が上がるため、身体重心位置も上がります。
このように身体重心は常に身長の56%や第2仙骨にあるわけではなく、姿勢が変わると位置も変化します。
また、体幹を骨盤と上部体幹などに分けたり、前腕と手部を分けたりすることもできます。
体節を細かく分けていくと、より正確な重心位置を知ることができます。
今回は以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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