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筋力トレーニングの基礎と応用(足関節捻挫に着目して)

こんにちは、CLINICIANSののタツ(@tatsu_bridgeです。

今回は『筋力トレーニングの基礎と応用(足関節捻挫に着目して)』について、解説させて頂きます!

それではいってみましょう。

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▶︎ movement continuum

理学療法において、活動の主となる運動・動作、およびそれを達成する運動機能に対する治療介入は理学療法の臨床実践の中心となっています。

理学療法における検査・測定と治療の概念・方法は、「movement continuum」のどこに位置するかを明確にする必要があります。

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▶︎ 運動機能・運動能力・筋の機能

運動・動作を達成する運動機能とは構成概念であって、運動機能の良し悪しは個人の動作を遂行し得る資源、つまり運動能力によって判定されます。

運動能力は多次元的側面(筋パフォーマンス、心肺持久力、可動性と柔軟性、運動制御と協調性、安定性、バランスと姿勢均衡)有し、それは相互に関連する要素を包含します。

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運動能力の中の筋パフォーマンスとは、張力を生み出す身体的作業を行う器官としての筋の能力になります。

筋パフォーマンスは筋力、筋持久力、筋パワーを包含します。

国際生活機能分類(International Classification of Functioning,Disability and Health:ICF)における身体的機能としての筋機能の属性は器官であり、以下の3つがあります。

① 筋力の機能
② 筋緊張の機能
③ 筋の持久性機能


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筋パワーはICFの中に含まれませんが、筋力×速度で定義され、力と速度両方の要素を含んでいます。


▶︎ 筋力低下の源と原因

- 筋力低下の源

筋力低下はCottらの提唱する「movement continuum」として捉えた場合、2つのレベルで説明できます。

臨床場面では、よく両者を混合して使用しています。

1つ目は器官レベルで捉えた筋が発揮する張力の低下、2つ目は運動・動作を遂行する運動能力の一側面である筋力産出の遂行能力の低下になります。

後者で筋力低下を捉えた場合、運動と動作の遂行において因果関係をもち、その源として、

① 張力を生み出す筋と張力の伝達に関わる組織・器官の問題
② 神経系の問題
③ 心理学的因子

の3つに分けることができます。


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- 筋力低下の原因

筋力低下の原因を大きく分類すると、

① 主動作筋の筋性要因
② 主動作筋の神経要因
③ 主動作筋以外の問題

にまとめることができます。

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▶︎ 筋力低下の臨床判断における要点

筋力低下は関節可動域と同様に概念がその測り方に短絡して用いられています。

徒手筋力検査(MMT)と1 repetition maximum(RM)のみの結果で筋力低下と判断することは、その後の介入方法を限定してしまう可能性があります。

狭義での筋力トレーニングは、筋萎縮のみが適応であり、運動・動作を遂行する運動能力の一側面である筋力産出の遂行能力の低下そのものに対する治療は、それを起こしている原因に対して行う必要があります。

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▶︎ 筋力トレーニング(記述レベルを器官としての筋においた場合)の基本的理論

筋力トレーニングは筋の構造および機能に様々な変化をもたらします。

筋に対する運動介入を早期に開始することにより、筋収縮筋緊張の改善萎縮の進行の予防につながります。

効果を最大限に引き出すためには、目的を明確にすること、理論的かつ計画性をもち頻度、強度、持続時間を適正にすることが重要になります。

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▶︎ 運動の階層性を用いた考え方

ここからは足関節内反捻挫を例に運動の階層性に着目して、解説させて頂きます。

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