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【Trip .1】〜鼓動と声が紡ぐ新たな旅〜
こんにちは。
Creative Atelier 『ORTENSIA ・TRÄNE』
主宰 Shawty.(Creator/Therapist)です。
-----宵闇の招待状----
夜の帳が下りるころ、不安と焦燥が私の胸を満たしていた。未来が霞み、進むべき道が見えない気がして、足元がふらつくような感覚。
心は一歩を踏み出したがっているのに、身体は逆方向に引っ張られる。そんな矛盾を抱えながら過ごしていたある日、不意に一通の招待状が届いた。
「宵闇の舞踏会へようこそ。」
その文言と共に、
アルテオネスタ・ラーニングの香川直美様から
の声掛けで、
ヒーリング・サウンドスケープ「空宙庭園2023〜宵闇の舞踏会〜」に参加することとなった。
役割は〈太鼓と朗読〉。
私の胸の内に、喜びと緊張が渦を巻いた。
初めて足を踏み入れる地、初対面の表現者たち。
リハーサルを重ねるごとに、その場の空気や脚本と
自分自身が繋がっていくような感覚があった。
まるで宵闇の世界が私を飲み込み、そこで新しい
自分が生まれるかのように。
出演者それぞれの個性が息づく演出によって、
舞台は魔法のように完成された。
そして私は気づいた。
この舞踏会はただの公演ではない。
私にとって、自分自身を見つめ直し、
「表現してもいいんだ」と自分を受け入れる旅だった。心の奥底に眠る、忘れかけていた冒険心が目を覚ます音が聞こえた。
宵闇の中で、私は恐れずに
「私自身」を鼓動と声に乗せて放つことができた。
未知の舞台で得たこの経験は、私にとってかけがえのない宝物だ。そしてその宝物は、未来への新たな航海の羅針盤となるだろう。